ユッカでドライガーデンを作成している写真

花壇を作りたいな〜と思ったけどブロックをコンクリートで接着したりするのは大変。だから凹凸のあるはめ込み形の花壇用ブロックを使ってドライガーデン作りに挑戦してみました。

助手のハム助手のハム

寒いエリアでも耐寒性ユッカならドライガーデンに挑戦できます!

植物探究家植物探究家

ほんとうは『らくらくレンガ』を使いたかったけど値段が高くてあきらめました。

ブロックを置くだけで花壇を作る場合の注意点は以下の通り。

ブロック花壇の注意点・強風でブロックが飛ぶ可能性も0ではないので風よけされている場所に作る。
・あるていど地面をほり、その中に倒れない深さでブロックをならべる。
・なかには形が悪くキレイにハマらないものがあるのでヤスリなどで削る必要性がでる。

周りや後ろがコンクリートの壁などであれば無理に花壇ブロックで花壇を作らず、大型の長方形プランターで鉢植えドライガーデンを作るのもありですよ。

助手のハム助手のハム

こちらも強風が当たらない場所選定が必要です。風よけがあり、壁につけて配置できるといいですね。

花壇ブロックでドライガーデン作りをしていて思ったのは、金額は高くなるけど重量のあるコンクリートの枕木を使って花壇作りをする方が見た目も安定性もいいなと思いました。

植物探究家植物探究家

またドライガーデンなら御影石の縁石もキレイですよ。

花壇ブロックは風よけがあり、カラフルな素材で値段を抑えた花壇作りをしたい方向けの素材です。それでは私が作成しているドライガーデンを説明していきますね。

\この記事を書いた人/
植物探究家の画像

斑入り植物』を愛する斑入り植物探究家。自分が好きな植物に囲まれたおしゃれな家作りを目指しています。Youtubeインスタも見てね。

庭に花壇ブロックを設置するやり方

まず風よけ樹木があるなど、暴風対策がされている場所を考えて花壇ブロックの設置予定を考えます。

植物探究家植物探究家

それからそこに合わせた花壇ブロックを購入しましょう。

私が購入したはめ込み式の花壇ブロック写真がこちらです。少し花壇を作るだけでもかなりの数必要になります。

購入した差込式花壇ブロックの写真

手で持つとかなり粉がついたので、組み立て作業の前に軽く水で洗い流します。

花壇ブロックのホコリを洗い流している写真

まず花壇を作る庭の土地を軽く整地。いったん掘り起こして柔らかくし、木や草の根などを取り除きます。

花壇ブロックを置く場所を整地している写真

そのまま花壇ブロックを置くと倒れてしまうので、軽く穴を掘りながら仮設置していきます。

穴を掘りながら花壇ブロックを仮設置している写真

穴を掘りながら花壇ブロックを仮設置している写真2

花壇ブロックの仮設置が終わった状態がこちら。まだ高さの調整と、しっかりとブロック同士のはめ込みが必要。

穴を掘りながら花壇ブロックを仮設置している写真3

ここで問題が発生。花壇ブロックがキレイな形じゃないのできっちりとブロックがハマりません。整形するのも大変なのでこのまま使用していくことにしました。

きっちり組み合わない花壇ブロックの写真

高さを調整し、内部の土を使ってブロックの周辺を固めていきます。これで花壇の外枠は完成です!

高さを調整し、土で固め終わった花壇ブロックの写真

高さを調整し、土で固め終わった花壇ブロックの写真2

ドライガーデン用の培養土作り

花壇の外側ができたら次は内側に入れる培養土を作ります。既製品でこれだけの量を購入するのは大変。

植物探究家植物探究家

安く済ますなら培養土の素材を購入してきて自分で作るしかありません。

まずは花壇の底に軽石(日向石)を入れ、元々あった土と混ぜ合わせ排水性を高めます。

花壇の中に軽石(日向石)を入れた写真

軽石(日向石)と元々あった土を混ぜた写真

次に植物を育てるための培養土をブレンドしていきます。まずは『くん灰』。

花壇にくん杯を入れた写真

鹿沼土は硬質ではないものを使用。これはあまり排水性を高めすぎるのも危ないかなと思ったためです。

花壇に鹿沼土を入れた写真

赤玉土は硬質と普通のものを半々ぐらいの量で加えました。

花壇に赤玉土を入れた写真

バーミキュライトは細かい根を出すのに必要。だけどあまり入れすぎると乾燥したとき大変なため入れすぎに注意ですね。

花壇にバーミキュライトを入れた写真

ちょっと失敗したかなと思ったのが腐葉土をいれたこと。入れるなら細かくカットされたものじゃないと見栄えがよくないですね。

花壇に腐葉土を入れた写真

肥料成分はマグアンプなどに任せた方が良かったかな。

花壇にマグアンプを入れた写真

底石だけでなく、培養土の中にも軽石(日向石)を混ぜて排水性を高めます。

軽石(日向石)を再度花壇に入れた写真

あとは根腐れが怖いのでゼオライトなどの土壌改良剤を入れておきます。外で乾燥地帯の植物を育てるなら水捌けの確保とこのような土壌改良剤は必須ですね。

ゼオライトを花壇に入れた写真

これらの素材を入れては混ぜてを繰り替えし、やっと花壇いっぱいの培養土が完成しました。

培養土の素材を混ぜ合わせた花壇の写真

何回か水をかけて、培養土をならしていきます。そして余計な粉などはこの時に流してしまいます。

花壇の培養土に水を染み込ませている写真


ドライガーデンへの多肉植物を植え付け

多肉植物は基本的に真夏の直射日光を避け、鉢植え栽培するのが基本。ですが、どうしても数が増えすぎたりなどの理由でそのような栽培が無理になる場合があります。

植物探究家植物探究家

外で地植えすると強光・湿気・高温・低温などの要因で多肉植物が枯れてしまいがち。

だったら一か八かで多肉植物のドライガーデン作りに挑戦してみました。ティテュバンス錦シムランスのように外の地植えでも十分生育できる多肉植物もありますからね。

助手のハム助手のハム

それでは多肉植物を植え付けていきますね。

水で培養土をならした次の日に穴を掘ってみました。しっかりと水分は保っていますが、排水性も良さそうな感じです。

花壇の培養土に穴を掘った写真

これなら大丈夫と思い、ハオルチアの『森の妖精』や『雪景色』などいろいろと植え付けていきました。

ハオルチア 森の妖精の写真

ハオルチア 雪景色の写真

そしてひと段落した写真がこちら。ハオルチアエケベリア、コチレドンなどを植え付けました。

花壇に多肉植物を植え付けた写真

しかしバークレー錦や子株のティッピー錦などを外に地植えして溶けるように枯らしてしまいました。

植物探究家植物探究家

できればこういう形でなく、きっちり遮光した条件下で植えして育てたかった。

助手のハム助手のハム

あと化粧石の配置を後回しにしたら夏場は乾燥しすぎてダメでした。防草対策もかねて化粧石は必要ですね。

可能であればガラス温室で遮光ネットを張って栽培できたらベストですが、いつかそうでなくても雨除けと遮光をかねた波板や温室用ビニールまたは斜光ネットなどで保護できたらいいな。

ドライガーデンに多肉植物は不向きだった

ユッカでドライガーデンを作成している写真

ドライガーデンに多肉植物は不向きとわかったので斑入りユッカを植え付けていくことにしました。その他に斑入りソテツや斑入りアガベも購入しましたがトゲが怖い。

植物探究家植物探究家

ユッカも葉先がとがっていますが、これらの植物よりかは安全。

ユッカメインでドライガーデンを作っていくことにします。

花壇には防根シートを使おう!

植え付けた後、一月もせずに雑草(スギナ)が生えてきました。これは土を入れる前に防根シートを貼っていなかったのが原因です。

花壇に雑草が出てきた写真

他の土としっかりと区切られていないため地下茎を伸ばし生えてきたようです。しっかり花壇を作るときには雑草対策もしっかりしておきましょう!

助手のハム助手のハム

ただし大型になる植物(ユッカやソテツなど)は掘る穴が大きくなるため状況に応じて対応してね。

花壇ブロックでの多肉花壇作りまとめ

はめ込み式の花壇ブロックで多肉花壇を作りましたが、どうしてもブロック間のスペースができてしまう。

植物探究家植物探究家

排水性が出るという面ではいいですけどね。乾燥エリアの植物には排水性が大事ですし。

〜5年ぐらいの期間で考えるなら防腐剤を処理した板と杭で花壇を作った方が安心かもしれません。

だけど長期間で考えるならコンクリート枕木や、簡単に設置できる『らくらくレンガ』のような製品を使うほうがいいです。長期で見ると木材は腐った時の対応が大変なんです。