多肉初心者のころ、斑入りの多肉植物のキレイさにおどろいた一品がこの『ティテュバンス錦』です。
ぷっくりとした葉に、キレイに整った斑入りがなんともキレイな感じ。値段も結構高かったですが、思わずネットと東京の直売イベントで苗を数個買ってしまいました。
そんなティテュバンス錦の栽培と葉挿しについて以下にまとめます。
ティテュバンス錦とは?
ティテュバンス錦はエケベリアではなくグラプトベリアの一種です。グラプトベリアとはエケベリアとグラプトベダルム(グラプトベリアも含む)の交配種です。
ティテュバンス錦はグラプトペタルムのパラグアエンセ(paraguayense)とエケベリアのデレンベルギー(derenbergii-日本では静夜とも呼ばれる)の交雑種です。
結構パラグアエンセが強く残っているのか、徒長して伸びていく感じの品種です。コンパクトに収まってくれたらもっといい感じなんですけどね。
同じものと考えられている白牡丹錦とはトゲ(ツノ)の有無で差があるので、異なった交配系統かなと思っています。
⇒白牡丹錦
ティテュバンス錦の栽培記録
ティテュバンス錦を購入して、少し大きめの鉢で室内栽培を始めました。どれもキレイな感じで最初は順調に育っていました。
枯れ始めたティテュバンス錦
最初は元気に育っていましたが、だんだんと以下のように枯れ始めてきてしましました。
今となっては温度が高すぎたり、空気の循環が少なかったりなどの原因も思いあたります。だけど、そのころは仕事も忙しくてそこまで頭が回らなかったんですよね。
なんとか生き残った株も成長点が枯れてしまいました。
ティテュバンス錦には日光が必要だった
室内で大事に育てていたティテュバンス錦を外に出しました。このままだとどのみち枯れてしまうだろうと思って。そうすると新しい芽が出てきました。
大事に育てようと思って室内に置いていたのが逆効果になっていたようです。地植えでも元気に育つぐらい日光が必要なグラプトベリアでした。
ティテュバンス錦の挿し木
芽が出ておおきくなってきたけど、徒長している感じなのでやり直したい。というわけで芽を切り取って挿し木してみることにしました。そして培養土の上に置いて少し時間が経過したある日のこと、根が出ていることがわかりました。
下から見るとこんな感じでした。こうなるとよほどのことがない限り順調に育ってくれそうです。
そして現時点ではこんな感じになりました。ちょっと徒長ぎみになってしまっていますが、しっかり日光に与えてもこうなるので、これはティテュバンス錦の特性なのでしょう。
秋になり葉の色もキレイな色になってきました。挿し木したものも葉数が増えてしっかりとした植物体になり、順調に生育しているようです。
ティテュバンス錦の地植え
斑入りなので最初は外に出すとよくないと思ってたけれど、逆に外に出した方が元気になったティテュバンス錦。だから、もう地植えでいいんじゃないかと思って地植えにしました。
枯れるかなとちょっと心配しましたが、以下の写真のように冬場でも元気に育っています。逆に室内の方がよくないのかもしれませんね。意外と光量が必要なグラプトベリアでした。
ティテュバンス錦の育て方まとめ
エケベリアとは違うけどエケベリアと交雑してできたティテュバンス錦。似た感じだけど、ぷっくりしている感じがかわいくて好きです。
葉挿しでは過去に失敗していますが、挿し木にすれば増やすことも可能です。ただ、以下の写真のように元々の葉が落ちてしまうので、新しい芽を一つは残しておきましょう。
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