トタンをDIYで凹ませてしまった画像

力入れすぎた〜!!って感じの画像です。

釘が外れてトタンが浮いており、木部のペンキが濡れなかったんです。急いでステンの傘釘ないか探したけど見つからなかったので、適当に丸釘で打ってしまいました。

そうしていたら、必要以上に叩きすぎて少し凸部分が凹んでしまいました。

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とりあえずペンキで上塗りしておけばとりあえず大丈夫だろうけど失敗したなぁ。

トタンなどを抑える釘は色々な種類があります。以下にその種類と、私のように失敗しないようちょっとした注意点をまとめておきますね。

また、無理に『DIY』にこだわらず、危険で難しい場所の屋根修理についてはプロの業者さんにまかせましょう。早くしないと雨でどんどん腐食が進むので、以下のような部分修理ですぐに対応しているところがおすすめ!

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斑入り植物』を愛する斑入り植物探究家。自分が好きな植物に囲まれたおしゃれな家作りを目指しています。Youtubeインスタも見てね。

トタンに使う釘の種類。傘釘がおすすめ!

意外と釘にもいろんな種類があります。トタンの波板だとやっぱり傘釘を使ってるのを見かけます。元々傘釘だったのを丸釘で対応したけどあまりよくないですね。

釘は以下のような傘釘を楽天で購入しようと思っていましたが、楽天のスーパーセールまで時間があったため、ついつい傘釘ではなく家にあるステンの丸釘使っちゃいました。横面の下部だから大丈夫だと思うけどちょっと気になります。

また最近はビスタイプの傘釘も販売されています。最初にドリルなどで穴を開けないと打ち込みずらいと思いますが、カナヅチになれてない方はこちらの方がいいかも。

また、しっかり外れないようにするならスクリュータイプの釘か、錆びて外れにくくなる鉄の釘もいいですね。鉄はステンレスより早めに交換が必要になりますが。

金属の電食

ガルバニウムの波板の写真

鉄やガルバニウムなどとステンレスは成分が反応してしまい電食という腐食反応を起こしてしまいます。そうすると早くから劣化してしまうんですよね。強い素材同士でも掛け合わせると逆に弱くなることがあるんです!

ガルバニウム板にステンレス釘は電食してよくないので、ドブメッキを使ったガルバ専用釘が販売されています。

しっかりと素材の情報を調べてから作業にとりかかりましょう。やってしまってからではやり直すことは困難ですから。


屋根のトタン修理道具

釘打ちは作業が大変です。現在は電動工具が発達してきていているので、カナヅチになれてない方は手で釘を打つよりもインパクトドライバーやドリルドライバーでビスタイプのものを利用した方が作業が楽です。

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私もDIY用にインパクトドライバーを購入しました。

アイリスオーヤマの10.8vインパクトドライバーが評判どうりか使ってみた

助手のハム助手のハム

傘釘専用の釘打ち機としては『キャップネイラー』というものがありますが、DIYで購入できる価格のものではありません。

そしてポリカなどのプラ系の波板をつかうのであれば、バリが出にくい波板キリのようなものがあるといいですね。

またこちらにまとめていますがトタンなど波板にも色々種類があるます。その素材によって押さえる部品を選びましょう。

トタンへの釘の打ち方

トタンに釘を打つ場合、どこに打てばいいのか迷うと思います。その場合、屋根であれば出っ張っている山側に釘を打ち込みます。そうすることで、水が浸透してくるリスクが減ります。

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へこんでいる谷側に釘を打ち込むと、溜まった水が釘とトタンの隙間からどんどん浸透してくる可能性があります。

しかしながら、家の側面にトタンを貼り付ける場合は谷側に釘を打つこともあるようです。これはトタンの重みなどがかかってくるため、しっかりとトタンを押さえる方に力を入れるためですね。

助手のハム助手のハム

だけど雨が多いエリアでは全て山側に釘を打つのが安心ですね。

あとはしっかりと抑えれるように、ゆっくりでいいからまっすぐ釘を打ち込みましょう。焦って失敗すると大変です。そんな場合は補修テープやコーキングで対応しましょう。

【巻くだけ簡単】水漏れをすぐに直せる修理用防水テープの種類をまとめました。

傘釘の打ち方注意点!

ポリカの波板を傘釘で打った写真2

傘釘はトタンなどの波板にフィットするように傘の部分が曲がっています。ですからある程度傘釘を打ち付けた後、以下の動画のように傘を山の部分に合わせてしっかりと打ち付けましょう。

助手のハム助手のハム

何も考えずに打ち付けると、傘の部分で波板の山の部分を傷つけちゃうよ。

また、打つ場合は以下のようなところにも注意しておきましょう。

波板打ち付け前の確認
  • 横に重ねる部位は上側は山が下に、下側は山が上になるようにして水の侵入を防ぐ。
  • 縦に重ねる場所は高い方が上になるようにして水の侵入を防ぐ。
  • 山の重ね合わせは2山以上重ねておくこと。
  • 釘打ち前にトタンの穴あけは必要?

    トタンに傘釘を打つ前に、事前に穴を開ける必要性があるか気になっている方もいると思います。これは慣れていれば必要ないですが、失敗すると山がへこんでしまいます。

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    慣れていない方は軽くドリルなどで穴を開けておきましょう。

    強めの力で一気に穴を開ける感じで叩くといいです。少しづつ叩いていくと逆に凹みやすく失敗のリスクが高いですよ。またポリカなどの波板は滑りやすく以下の動画のように穴を開けておいた方がいいです。

    穴を開けるときは、波板キリという道具を使うとバリ(切断部位にできるギザギザ)が少なくできます。余裕があればこういうものを準備しておくといいですね。

    釘打ちの場合は穴あけがなくてもなんとかなりますが、波板をフックボルトなどで固定させる場合は穴あけは必須となります。その場合はドリルなどを購入しておきましょうね。

    屋根に使うトタンなどの波板種類を説明

    ポリカの波板を傘釘で打った写真

    単に屋根や壁に使う波板といっても素材の違いやピッチの違いなどでいろんな種類に分かれます。まずはいろいろある種類とピッチがどれぐらいなのかを調べていきたいと思います。

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    温度上昇を抑えたいなら『遮熱塗料』などを使ったりしてもいいですね。

    金物系波板(丸波)

    半透明の板のほうがよさそうですが、部分的に強めの遮光をしたい場合にはこちらもいいです。

    一般的なトタンと、最近増えてきているガルバニウム鋼板がホームセンターなどでも置かれています。ペンキ塗りや素材の扱いづらさからDIYにはトタンのほうが良いと思います。

    しかし、ガルバリウム鋼板は知識と技術がいるが太陽光の反射率が亜鉛鉄板と比較して大きく、室内への熱放射が少ないとの情報があります。

    用途に応じて選ぶといいと思います。

    丸波トタン

    トタンは軟鋼板に亜鉛でメッキ加工したものをいいます。ホームセンターなどで簡単に手に入りやすく、加工も他の金属製素材より簡単です。

    ガルバニウム鋼板

    ガルバニウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛の合金でメッキ加工された鋼板です。アルミニウムと亜鉛の濃淡があり、それにより両者の耐食性などのメリットが生かされます。それにより長期サビない素材となっています。

    プラ系・ポリカ波板

    全体を囲むのであれば半透明の塩ビ板やポリカ板がいいです。塩ビ板は安いが劣化による破損が気になります。

    耐用年数は塩ビ<ガラス塩ビ<ポリカの順です。

    少し高くなりますがガラスネット入りの塩ビ板や、ポリカ板を購入するほうをオススメです。

    ポリカーボネートは紫外線を通しません

    ポリカは紫外線を通しません。ですがその他の光を通すため透過率は85〜90%程度あります。詳しくは以下の記事を見てください。

    ポリカーボネートは紫外線を通さない? 植物の成長に悪影響を与えるのか調べてみた。

    植物種により着色や徒長など影響を受ける場合があるので注意が必要です。ですが屋根かけだけなら反射光などで十分補える可能性があります。

    ポリカーボネートと塩ビの透過率の違い

    透明なものに関してはポリカーボネートと塩ビ両方とも90%程度の透過率を持つようです。しかしながら色を加えるとかなり透過率は下がります。

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    製品や色の入り方にもよりますが、グレー系の波板だと40〜50%ぐらいまで落ちたりします。

    色の加え方で大きく変わるので、その製品の透過率をしっかり確認してから購入しましょう。

    塩ビ波板

    硬質の塩化ビニールで作られた波板です。劣化しやすいですが、安さが魅力です。

    ガラスネット入り塩ビ波板

    塩化ビニールの波板にガラス繊維を入れて強化した波板です。ポリカではUVを通さず植物栽培などで不具合が出る場合にはこちらを使用するのがいいです。

    ポリカーボネート樹脂波板

    硬く丈夫なのところがいい点ですが、UVをほとんど通過させません。ですので、植物をポリカで囲むと生育不良となってしまいます。ですが、UVでの劣化を抑えたい物を保存するのには適しています。

    ピッチ(間隔)の種類

    波板の山と山の間隔(ピッチ)もいくつかパターンがあります。合わないピッチの物を買ってきてつなぎに失敗しないように、前もって調べておく必要性があります。

    鉄板小波

    山と山の間の間が32mm。32波とも言われる。

    スレート小波

    山と山の間の間が63mm。63波(中波)とも言われる。

    鉄板大波

    山と山の間の間が76mm。72波とも言われる。

    スレート大波

    山と山の間の間が130mm。130波とも言われる。

    まとめ

    とりあえず天井部分とか雨漏りが気になる重要な部分のDIYは、素人の場合以下のようなしっかりした傘釘使った方が良さそうですね。

    また屋根が壊れた場合、これでは無理と思っていても「水災補償」、「風災補償」などがある火災保険に入ってたら保険がもらえる可能性があります。しっかり保険に入っておきましょう。

    植物探究家植物探究家

    火災保険だけなら安いし、使う可能性が高いのも火災保険の分野だもんね。

    ただ保険に入るのではなく、いろんな会社を比較してから入ることをお勧めします。こういうのって一回入るとずっと継続的に支払いが続くもの。だからしっかり必要な内容があり、安いところを選びましょう!