自然塗料と化学塗料の種類や耐用年数

塗料といってもいろんな種類があります。一般的には水性油性ぐらいの違いしかわからないと思いますが、種類によって耐用年数が大きく変わってきます。

そんな塗料の種類と耐用年数の違いの説明や、ペンキと塗料の違いなどの説明を以下にまとめました。

また、塗料を塗る前の下処理方法なども追記しました。

ですが、DIYでどうしても塗装が難しい場所や危険な場所については、一括比較システムなどを利用して安くて内容がいい業者さんに頼みましょう。

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ランニングコストから考えた塗料選び

ちょっとしたタッチアップとか、もう少ししたら終わりになる予定の部位などであればいいものを使う必要性はないです。

しかし、まだまだ長期使用する場所などであれば、耐用年数がいいものをしっかり使って施工していくことが長期的なランニングコスト低減のために重要となります。

例えば5年持つのを4回塗るのと、20年で1回塗るのでは塗料価格だけでなく自分の手間の増加、または委託する場合人件費が大きくなってきますので。

そしてDIYだとプロ用の塗料とかは買えないし使えないだろうなと思われるけど、意外と楽天とかで買えちゃいます。用途と耐用年数をしっかり見て、判断していけたらと思います。

塗料の種類と耐用年数

以下に塗料の種類と、どれぐらい次に塗るまでの期間大丈夫なのかを示す指標の耐用年数を書きました。ただ、耐用年数はあくまで目安にしかなりません。周辺の環境などで大きく変化します。

アクリル系塗料

耐用年数は約4〜6年。ホームセンターで売れられているいい塗料がこれぐらいのレベルだと思います。量も大小選びやすく、安く手に入りやすい代わりに塗料の中では耐用年数が短いです。

ウレタン系塗料

耐用年数は約6〜10年。アクリル系塗料より少し長持ち。ただ、ウレタン系を使うよりはシリコン系を使う方が一般的のようです。

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シリコン系塗料

耐用年数は約10〜13年。一般的な塗装を行うのであればある程度の期間保持され、価格も高すぎないこれぐらいがいいと思います。

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ラジカル(制御)系塗料

耐用年数は約12〜15年。2015年から販売開始された新しい塗料のようです。シリコン系よりかも少し長期寿命らしいです。

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フッ素系塗料

耐用年数は約15〜20年。高所などで足場が組みづらいところに使用する塗料。一般的には使いません。

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遮熱塗料

耐用年数は約15〜20年。熱をさえぎたい場合によい。コンテナハウスや日除けに使うとよさそうです。

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光触媒塗料

耐用年数は約15〜20年。光による浄化作用などがいいが、価格が非常に高いです。外壁塗装として使うのはかなり大変そう。内壁剤は安いのが見つかるんですけどね。

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無機系塗料

耐用年数は約20〜25年。化学塗装で最高耐用年数ではないでしょうか? 値段も最高クラスです。腐食の要因となる有機物を極力減らした塗装です。一般住宅で使う人はいないと思いますが、とりあえず記載しておきます。

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自然系塗料

塗料と聞くと、化学物質のイメージがあり体に悪く考えてしまいます。しかしながら、自然素材で人に優しい塗料も販売されています。以下に三点例を上げておきますね。

ただ、気になる点は耐用年数が低く、木質のものに使うしか使い道がないことですね。外だと1〜5年程度で塗り直しが必要になります。

自然塗料『カルデット』

ドイツ産のリボス自然塗料『カルデット』。亜麻仁油などを使用した自然系塗料です。二回塗り仕上げです。

オスモカラー

オスモカラーはドイツ産の自然系塗料です。植物油(ひまわり油、大豆油、あざみ油など)と植物性ワックスを素材として利用しています。

エキストラクリアーで下塗りした後にノーマルクリアーで塗るなど、家具の種類などによっていい組み合わせを考えるといいですね。

ユーオイル(U-OIL)

ユーオイル国産の自然系塗料です。素材に精選亜麻仁油、天然鉱物由来の顔料などを使用しており、4年程度耐用年数があります。

ユーオイルは現在四種類あります『ハード・スーパーハード・スタンダード・for DIY 』(スタンダードタイプは現在販売停止?)。自分が使用する用途にあった商品を選びましょう。

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下地の物理的処理

塗料を塗る前にチャンネルブラシやスクレーパーでサビや塗料がハゲてきている部分を取り除きましょう。これをやっておかないと浮いてきてダメになっちゃうんですよね。

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調整材で処理

塗料を行きなり塗るのではなく、まずは塗る場所に調整剤を塗り、それから塗料を塗るのがベストです。しかし、DIYでそこまでやるの大変ですよね。

下地剤もいろいろ種類がありますが、細かなことははぶいて主な種類を以下に示します。

プライマー

金属やプラスチックなどに塗料を塗るときの下地剤です。塗料との密着性を高めます。

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シーラー

木材やコンクリートなどの凸凹がある素材をシールして、ペンキがどんどん中に入っていくのを防ぐ下地剤です。

私はこれなしで劣化した木製製品を直接塗料で塗り、かなり塗料の無駄使いをしてしまった感じがします。

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サーフェーサー

プライマーの上にぬる中塗り材です。下地の色をつけ、傷などをさらに目立たさせずなめらかに仕上げるときに使う調整材です。

サーフェーサー

フィラー

穴やひび割れなどの空間を防ぐための調整剤です。また、微弾性フィラーという弾性があるフィラーを使うことにより、新しくひび割れができてもある程度対応できます。

しかし、大きなひび割れなどがある場合は、不定形シーリング材(コーキング剤)や定形シーリング材(防水テープなど)で対応しましょう。

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塗料だけでは不十分

どんないい塗料を使っていても下地処理が不十分だったり、雨がある中での作業、乾燥していない中での上塗り、そういうダメな仕事をしていたら意味がありません。

DIYやる上でも、業者に頼む上でもきちんとその辺はしっかりしていくとよいです。また、災害補修の場合、業者に頼む場合はきちんと保険が効くかどうかを確認しましょう。

台風などの自然災害の防災対策と被害対応方法

web上でも情報がありますが、相見積もりをとるだけでなく、選択するときにそこを避けて話をするところかどうかもきちんと確認するといいです。

また、改造・改築などを行う場合、補助金制度を前もって確認しておくのもおすすめです。

塗料とペンキの違い

塗料とペンキって同じものと思われていますが、実際には別のものです。色を塗るという面では同じですけどね。

ペンキ(OP)といわれるものは植物性の油で希釈された塗料を指します。また、植物性の油ではなく、合成樹脂で調合された合成樹脂調合ペイント(SOP)も同じ分類にはいります。

ペンキは安いですが耐候性が悪く、基本的にあまり使われないです。

それに対して塗料は顔料・樹脂・溶剤などの成分を調合し作られていて耐寒性も強く、長いものは10年以上持ちます。

単価は高くても、短期間で材料費や人件費、足場代などがかかることを考えればこちらを使う方が安くすみます。

DIYでのペンキ塗りと失敗例

今の時代ネットでペンキ塗りのやり方もある程度わかる時代。というわけでネットで調べてペンキ塗りに挑戦してみました! 道具や材料もネットで買って揃えれる時代ですね!!

注)実際にはペンキではなく『塗料』を使っています。ペンキは名前が一般的に知られているためよく使われますが、実際にはペンキというものは現在ほとんど使用されていません。

自然塗料と化学塗料の種類や耐用年数

今回の記事では『ペンキ』という文字を使っていますが、実際は『塗料』です。ですがペンキ塗りって言った方が伝わりやすいんですよね。。。

家の外装塗装をやってみた!

今回は家の周りでペンキが取れて腐食している木材部位の塗装を行うことにしました。

実家の現状確認!

ペンキを塗ってからかなり時間経過している木材部位のペンキがかなりハゲてたり、劣化して菌が入り黒くなってきたりしてました。これはもうペンキを塗るしかない!

ペンキがハゲている部分写真

ペンキ塗り作業開始!

まずはハゲかけたペンキが邪魔になるのでブラシで取り除きます。チャンネルブラシというものを他の作業で購入していたので、それでまずは荒く表面をキレイにしました。

本当はスクレーパーで処理した後、ヤスリぐらいかけようと思ってたのですが買ってくるのを忘れていたのでこれでいきますw

ブラシでハゲたペンキを取り除いている写真

余分な物を取り除いた後は養生テープでペンキがはみ出てついてしまわないようにシールを行います。先っぽを丸めておくと取り外す時に便利です♪

養生テープを貼っている写真

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(マスカーで止めないとテープのあとが残ったりします。できればマスカーを使いましょう。)

また、マスカーのビニール部位は石などの重しや、養生テープでしっかり止めました。

マスカーに重石を乗せている写真

また、すぐに外すとペンキが固まってなかったりしますが、長期放置するとテープが外れにくくなります。注意してください。

ペンキの小分けですが、こぼれた時のリスクを押させるためペンキをダンボールの上に置き、その上でペンキ入れに取り分けます。

今回はこぼれても被害が最小限にするために土壌の上で行いましたが、防水シートのような物の上で行うのが無難ですね。

ペンキを置いている写真

ペンキを塗り終えると以下のような状態になります。ペンキがはみ出ててちょっと汚い感じ。。。

ペンキを塗り終えた後の写真

けど、テープを剥がすとこの通りキレイになります。

テープを剥がした後の写真

そして、時間があるなら2度塗りした方がいいです。以下の写真がわかりやすいけど、左から塗る前→1度塗り→2度塗りとなっています。

完全に乾燥するのを待つ必要性はないので(半硬化状態−ずっと待てるなら待った方が当然いいですが)、どんどん風雨にさらされる所は2度塗りしていったほうがいいですね。

2度塗りとの比較写真

気を抜いてペンキを落としてしまった失敗例

こんな感じで無事ペンキ塗りは進んでいきました。しかし、最後に罠がありました。。。

ペンキがこぼれた写真

ペンキが完全に乾燥してなかったみたい。ペンキの乾燥時間は説明文にありますが、どうしても角などペンキが厚くなる部分は乾きが遅くなります。

乾いている物だと思って一気に剥がして片付けてたら下部にたっぷりとこぼれてしまいましたよ。時間に余裕が有る限りマスカーなどは長めにおいておくことがおすすめです。

古い木材は重ね塗りがおすすめ

トタンなどなら同型の物を重ねて雨仕舞いしたり、ペンキ塗りしたりである程度古くなっても対応がある程度簡単ですが、木材が劣化するとかなり面倒です。

パテで補修とかすればいいですが、素人だとなかなか難しいし、木材取り替えたり鉄骨入れてパテ補修とかはなかなか難しいものがあります。

時間経過と表面積の増加

木材が時間を経過すると劣化するのは当然ですが、劣化に伴いぼろぼろになり表面積が増加します。

表面に傷がなければペンキの量が1で済むとしても、穴がぽこぽこ空いていると何倍ものペンキが必要になってきます。

『シーラー』と呼ばれるもので穴を塞ぐといいのですが、さすがに初心者がそこまで準備するのは大変ですよね。

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以下に私の保有する住宅の柱写真を載せます。雨が当たる部位(左側)はかなり表面が荒くなり、ペンキを塗るのはかなり大変でした。逆に雨などにさらされない部位(右側)は軽くペンキを塗ることができました。

ペンキ代、時間効率、見た目などトータルで考えても余裕があればきちんと定期的に状態に応じた修繕を行なっていくべきだったと勉強されられます。

劣化した木材のペンキ塗り写真

雨に当たる側から見ると以下のような感じになります。かなり表面が荒くなっているのがわかります。

劣化した木材の拡大写真

ある程度経年劣化するとペンキの一度塗りでは綺麗に見えません。きちんとペンキを二度塗りします。

二度塗りすることにより表層のスキマがペンキでしっかり埋められ、雨で劣化が進むことが防げるような状態に出来ました。

古い木材を2度ペンキ塗りした写真

さすがに経年劣化が出来てきたものを最初の頃と同じレベルまで戻すのは大変ですが、ペンキ一つでかなり若返ったようにキレイにすることはできます。

DIYはやって見ると意外と楽しいし、節約になる。そして現場経験がない人とかであれば一度やってみるのをオススメします。

トタンのペンキ塗り

ペンキ塗りしたトタンの比較写真

木造住宅が古くなってくるとだんだんと見た目が悪くなってくる。けど、問題なのは見た目だけでなく劣化して壊れてくることです。

時間経過と劣化

トタンなどを何もせず放置しているとサビて穴が空いてきます。業者さんにまかすのが一番安全だけど、古い家にそこまでお金をかけるのは大変。

そこで4〜5年ぐらい前に自分でペンキ塗りをやってみることになりました。

ハケ一本でペンキ塗りに挑戦

まず色々あって、急ぎで安いペンキとハケを買ってきて塗った写真。一度塗りで何も処理なしでやっているけど、それなりに耐久性が上がっている感じ。

塗っててよかったな。ただ、急いでササッと塗ったので薄くほとんど濡れてないところがあり、そこが弱くなってる状態。

トタンを一度ペンキ塗りした写真

場所によってはペンキが浮いてきている感じ。薄い部分に少しサビが生じてきている。

ある程度汚れを取り除いたり2度塗りした方がよかったかな。ただ、色を気にしないのであればこの部分だけの塗り直しでOK。

ペンキが浮いてきた写真

塗ってないところとの比較がわかりやすいのが以下の写真。下の方が雨に濡れるけど下の方は問題なし、上の方が少しづつサビが進んでいる感じ。

サビが出てきた写真

まとめ

短期間で急ぎで適当に塗ったけど塗らないよりかは全然よかったです。また、見た目が明るくなるため家自体が若返った感じで良くなります。

古い家でもう使う予定がない場合はそのまま朽ち果てさすのもいいですが、少しでも住む可能性があるのであればDIYで最低限の処理をしておくといいと思います。

ただ、時間と余裕がある場合は、本やネットでしっかり調べてペンキ塗りを行った方がいいです^^;

このDIYで準備したい防具・道具類

マスカー − 周りにペンキがつかないようにテープとビニールがつながった物。長めの物を買っておいた方がいいです。おすすめは550mmの物だけど、窓周りをペンキ塗る時には1100mmタイプを利用した方が良い。

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養生テープ−普通の粘着テープだと跡がついたり作業後に面倒なことになります。10巻き程度はいろいろ作業する人なら置いておいた方がいいです。

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活性炭マスク−薬剤などを使用するときには簡易でも薬品被害を抑えるためにマスクを装着した方がいいです。

ゴム手袋−ペンキなどに直接触れないように必要。

作業用手袋−スマホでやり方確認しながらの作業ならこの作業手袋がいいかもしれない。

油性ペンキ − 木材と鉄部位両方塗れるタイプが便利です。けど、上質な柱や扉などがある所は特殊な塗料を使った方がいいです。

自然塗料と化学塗料の種類や耐用年数

ハケ − 大小サイズを揃えた方が楽です。

ペンキ入れ − 内部取り替え型のもあるけど、今回は1種類だけ使用のためある程度強度のある使い捨てタイプを使用。ですが、取り替え型の方が長期使うなら経済的です。

スクレーパー – 作業場所に応じた幅の物を購入するといい。大小揃ってると便利。

チャンネルブラシ – 塗料が取れかけた部分を取りのぞくときに便利です。

紙やすり – 表面をキレイにします。粗さを確認して使用するといいです。

家のDIYについて

ちなみに私が住んでいるところは古い家で、諸事情で車も入れないなどいろんなことが重なり手を打てず劣化だけが進んでいました。

もうあとは少し住んで終わりにしようといった感じでした。けど、少し前都会にふらっと行ってみたときに再生型のメガ大家さんの話を聞き、なんかDIYにも少し興味がでました。

まぁ、不動産関係は都会近辺じゃない限り、あと20年もしたら大変なことになるとは思っています。けど、大家さんとかじゃなくてもDIYの技術は重要です。

個人で住む場所を安くなんとかできる技術は生きている限り身につけておいて損はないと思います。

今回最後のあがきで色々やってみて、ちょっと辛い面もあったけど、楽しみもありいい経験ができたな〜って思います。DIYやってみるのも面白いですよ。