バナナの増やし方。いろんな苗の作り方があります。

バナナは種があるものとないものがあります。そして種があっても発芽率が非常に悪いです。だからタネを経由しない株分けなどでふやします。

また以下のように薬剤をぬったりなど、バナナを増やすときの注意点についてもまとめています。

バナナの増やし方まとめ

いろいろあるバナナの増やし方をまとめています。いろんな種類がありますが、バナナの木が成長するまでは新芽が出たらカットして株分けするやり方しかなさそうです。

バナナを新芽で増やす

バナナを新芽で増やす場合、地下のところでカットする場合と地上部でカットする場合があります。まず根茎から芽がでた段階でカットして増やすやり方です（斑入りバショウの画像を例にしてます）。

カットして防腐剤をぬり少し乾燥させます。わたしは根が傷まないように長くても日陰で数十分までしか乾かしません。

鉢植えで育てていたのですが光があるところに出したダメージがあるため先端が少し枯れています。

室内に移動してすこしづづ成長しながら越冬しています。

あまり変わっていませんが確実に大きくなっています。

これぐらいになったら土壌に植え付けても大丈夫。

無事にキレイな斑入りの葉をだしました。

次に地上部のイモから子株を増やす場合です。こちらは掘り起こす必要性がないためカットするだけでOKです。

大きなイモはノコギリで一度カットし、その後ナイフなどでキレイにカットし直すことをおすすめします。

そして枯れないように殺菌剤をぬっておきましょう。

また地上部でカットした場合は根がないため、なるべく葉をカットして日陰でそだてましょう。

芋をカットして増やす

大きく育ったら芋をカットして増やすのもいいですね。以下のようにザックリカットしてもOKです。

ただし寒さがくる前に発根・発芽するようにしましょう。東南アジアとちがい日本は冬があります。

バナナの芋だけにして増やす（PIF法)

Plants issus de fragments de tige (PIF) と呼ばれる方法でバナナは大量に増やせます。

注意点としては成長した大きめのイモが必要であり、斑入りの子株が出るかは不明なところです。

果実や花茎で増やす

知らなかったんですがバナナは果実や花茎で増やせるようです。花茎を培地に挿すと芽がでるようですね。

また果実も根元に成長点となる部分があるのか芽が出るようです。

両方とも時間がかかりそうなので７〜８月ぐらいに収穫できるような場合でないと難しそうです。加温できる温室などがあれば話は別ですが。

バナナの増やし方注意点

バナナを芋からカットして増やすときには注意点があります。まずは葉っぱを残さないこと。

しっかり以下の写真のように葉は最初にカットしておきましょう（根がある程度あればカットは抑えられます）。

今回は以下のように無事に回復することができました。

そして暑い時期は遮光ネット下でまずは育てましょう。強い光と熱がある環境下では枯れてしまう可能性があります。

また下手に子株を残しても枯れてしまうことがあります。私も一番いい株をイモにつけて残したのですが枯れてしまいました。

斑入りの芽が出なかった場合の対応

新芽を出して増やしていると、斑入りバナナが斑なしになったり全斑になったりすることがあります。

こう入った場合は成長点をつぶして新しい芽を出させるのも一つの手です。

今回は刃物で成長点を傷つけましたがそれでは成長が止まらなかったので、このあとに芋の部分まで切り戻して成長点をくり抜きました。