トマトを植えたいけど支柱したり毎年植えるのって大変。そう思っていたらいいものがありました。その名もトマトの木と呼ばれる『タマリロ』さん。
温度はマイナス3〜5℃まで耐えれると言う情報がありますね。いわゆるみかんが植えれる場所ならOKな果樹ってやつかな。
植物研究家
ただし、強い西日はダメっぽい。ブルーベリーみたいな感じかな? どれぐらいかは実際に試してみるしかないですね。というわけで苗木を購入してみました!
育てた結果としては寒さに意外と弱く、なかなか芽を出さない意外と栽培が難しい植物でした。その詳細を以下にまとめておきます。
助手のハム
トマトの木ってなに?→タマリロです。
トマトの木って何?って思う人もいると思います。トマトの木は海外ではタマリロ(Tamarillo)と呼ばれる果樹。ナス科でトマトとの近縁種です。トマトに近い果実がなるのが特徴。
植物研究家
直受粉性もあり、大きくなれば一本で60kg程度収穫できるとのこと。一本大きく育てばそれだけで食費もかなり浮きますね。
ただし収穫期が8〜10月なので、台風で果実が飛んでしまう可能性があります。
助手のハム
タマリロの種類
タマリロは一種類ではありません。黄色の果実の物や小さい果実のものなどがあります。
まだ日本では一種類しか市販されていませんが、これからいろんな種類が出てくるかもしれませんね。
タマリロの栽培管理-育て方の注意点も記載
タマリロの剪定
タマリロは6mぐらいまで大きくなるとのこと。さすがにその大きさまでなってしますと収穫ができません。
なるべく樹高が低なるように杯状に剪定していくといいですね。ただし根が浅く台風に弱いとのことなので、一文字かX字にして支柱で固定もありかなと思っています。
植物研究家
側芽の発生もあるためカットして主枝を成長させていきます。
主枝は風で折れないように切り返して太くしていくといいです。秋までにこれぐらいの太さになりました。
タマリロの葉処理
タマリロはかなり葉を出すようです。ですので果実に日光を当てるためと、風を受けないように葉を処理する必要性がありますね。
タマリロの施肥
タマリロは見た感じかなり成長が早そう。まずは肥料なしで様子をみて、厳しそうなら発酵鶏糞などをある程度根元に入れてみようと思います。
タマリロの消毒
こういう新しい植物って登録ないだろうなぁ。できるだけ無農薬で栽培し、なんかあったらべニカ使って様子見って感じですね。
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タマリロの植え付け
今回はタマリロの苗を2本買ってみました。大量に栽培するなら種で育てた方がいいんですが、家庭菜園なら1本残ってくれれば十分です。
購入したタマリロの苗を見てみると、トマトと違い葉っぱが丸っこいですね。
この苗を植え付けるために穴を掘ります。久々にいい運動になりましたw
今回は無農薬にこだわるより枯らさない方が大事なので、オルトラン顆粒を少し土壌に入れました。しっかりした結実は二年目からのようですしね。
苗を設置していきます。根が回っていたらほぐそうかと思いましたが、あまり根は出ていなかったのでほぼそのままで植え付けます。
植え付け完了後が以下のような感じ。あとでたっぷりと水をあげました。これからどう育っていくかな。
タマリロの越冬とその後
栽培していたタマリロは冬の寒さで地上部が枯れてしまいました。6月になってもうダメかと思い掘り起こしました。そうすると根は生きている感じです。
主枝を切り戻して鹿沼土挿して作ったタマリロの苗を植え付けましたが、全然芽が動いてくれません。
もしかしたらかなり温度がないとダメな植物なのかもしれません。これだと露地栽培は難しいなぁという結論になりました。
種からのオレンジタマリロ栽培
オレンジタマリロの苗は現在販売されていませんが、種は手に入れることができます。100粒ほど購入してみました。
プランターに種まき用の培養土を入れ、オレンジタマリロの種を植え付けていきます。今回はトマト専用の土とブレンドしました。
軽く土をかぶせて終了。種が小さいので土の上に置くぐらいでもいいかと思いましたが鳥に種を食べられても困りますので。
水をかけ、これで様子をみていこうと思います。
植物研究家
タマリロの食べ方
タマリロは皮も食べれるようですが、結構食べづらいようです。
だからスプーンですくって食べるか、湯がいて皮を取り除いて食べるのがいいようです。
植物研究家
タマリロのまとめ
タマリロは挿木で簡単に増えるけど寒さには意外と弱く、なかなか成長しない感じでした。ちょっと露地栽培で育てるのは難しいかな。
植物研究家
とりあえずもうすこし露地栽培でも様子を見ていきますが、果実を食べたい方は鉢植え栽培がおすすめですよ。ぐんぐん上に向かって育つので、切り返し剪定を行い小さく育てることをおすすめします。