
家の外や部屋の中に小さなガラス温室があるのって植物育てている人なら憧れますよね。多肉植物の栽培などに使いたいです。
どうしても温度が必要な植物は温室がないと冬越しが難しいし、ビニールハウスだと破けたり潰れたりして植物がダメになる可能性があります。
だけど、どれぐらいのサイズや種類があり、値段っていくらになるのかがいまいちわからない。ですので、室外型の小型ガラス温室と室内型のガラス温室についていくつか例をあげ、価格などを比較しました。
室外型のガラス温室
室外型のガラス温室をサイズ別にまとめました。ですが、当然ガラスだけだと冬場の温度が保てないので、加温設備も必要になります。また、高温を防ぎ空気の対流を行うための換気扇などの設備も重要です。
小型ガラス温室
できたら植物をしっかり置けるように2坪以上のガラス温室がいいですよね。あまり小さなガラス温室だと面積あたりの価格は高くなるし、空気循環などの面でも植物によくなかったりします。
というわけで2坪程度のガラス温室を探してみると、3種類のガラス温室が見つかりました。
ガラス温室チャッピー
プチカ 2坪タイプ
アルミ温室 2段サッシタイプ
3つ目が特に価格が高くなっていますが、これは施工作業費用込みの値段のようです。
こういうのはなかなかDIYで組み立てるのは大変なので、業者さんに発注すると思います。そうすると上記2つも3つめの価格に近くなってしまうと思います。
大きめのガラス温室例
2坪よりちょっと大きめだと面積あたりの価格が下がりますので、少し大き目を購入した方がお得です。
家庭用で使うのは大きくても基本的に3坪ぐらいまでだと思います。それぐらいの大きさだと、下記のものが一番よさそうでした。
値段や設置場所とDIY
お金に余裕があって場所もあれば上記のガラス温室とか置けたらほんといいなぁと思います。
けど、ないものはない。だったらできるように考えるのがDIYですよね! というわけでちょっといろんな建築材などをちょっと調べてみようと思います。
今はできないけど、何事も知識を増やしておいて損することはないですから(優先順位付けは必要だけどね)。
また、外にガラス温室がある家とかは憧れだけど、実際にはそこまで必要になるほど大量の植物は持ってない。そうであれば室内に置ける大きめのガラス温室があれば十分ではないだろうか。
多肉植物は遮光が必要でもあるし。というわけで室内型ガラス温室の価格と機能を少し調べてみた。
室内型のガラス温室
室内にガラス温室を置くメリットとしては温度調整以外に以下のようなメリットがありますね。室内ならそのままでもいい気もしますが、ガラス温室があったほうがいいですね。
・土ほこりが部屋の中に飛ばない
・ガラスケースでキレイに鑑賞することができる。
・害虫などの被害がほぼなくなる。
室内型ガラス温室の条件
大きさとしては大人の背丈程度の大きさで、しっかりと植物を置ける大きさのガラス温室であるといいですね。当然寒さに弱い植物たちを寒さから守れるようにしっかりと設備を設置できる物でないといけない。
そういった条件で調べみたところ、以下のような種類のガラス温室がありました。
FAL-1811
前面強化ガラスで安心。そしてアルミフレーム。そして天井パネルに傾斜がついており、開閉可能となっています。
外でも使用可能です。ライトプロンズタイプは換気・加温・加湿の自動化は当然として、内部で偏りが出ないように微風還流機能が付いています。洋蘭を栽培している人向けのようです。
機材がすでにあったりなど、ある程度機器類が整っているようでしたらガラス温室のみだけの購入がいいですね。外でも可能な仕様のため、ガラス温室だけでも結構な値段となります。
FHB-1508BL
機材がすでにあったりなど、ある程度機器類が整っているようでしたらガラス温室のみで十分です。ガラス温室だけだと以下のような価格となります。
小型温室TOP-1511S
昔は小型温室TOP-1511Sに温度可変加温加湿器など8点が付いたセットがありましたが今は単品販売のみのようです。フレームはアルミ製アルマイト仕上げです。
コンサバトリーで植物栽培
植物栽培するガラス温室を別に作ってしまうぐらいなら、改築して家の中にガラス温室の部屋を作ってしまうのも一つの手です。

気になったらピンタレストの画像を参考にしてね。
海外では『コンサバトリー』と呼ばれ、植物を育てたりなどするために昔から利用されています。
台風が多い日本だから使うなら頑丈な強化ガラスや複層ガラスなどにするのがいいですね!

安くポリカで作ろうとするとUVを通さないので注意してね! せめて塩ビの丸波を使いましょう。
その他の室内温室化方法
ガラス温室があればベストですが、それ以外に温度を調整して植物を室内で栽培する方法があります。以下に他の二つの方法についてまとめます。
どちらとも電気の消費量は増えるため。電気会社を検討しなおして、電気代を抑えることもやっておいたほうがいいですね。
エアコンで部屋を温室化
エアコンは条件によっては1年中付けっ放しの方が電気代が安くなる場合もあるみたいです。しっかり空気の流れを抑えれて、保温性のある壁がある部屋でないと難しいと思いますが。
ですので、いい条件を作り出せるならエアコンと加湿器などを設置して栽培するのも一つの手かもしれません。強い植物ならそれで十分かもしれません。部屋が余っていたら植物の部屋が作れそうです。
今ある部屋で保温性を高めて植物をしっかり越冬したいと言うのであれば、以下のようなビニールカーテンなどを利用して保温性を高めるのがいいですね。
あとは、殺菌能力のあるエアコンを利用して加温・除菌をして、その空気をしっかりとサーキュレーターで循環できたらいい感じです。
ですけど、ランや多肉植物などの高級品は枯らしたくないので環境調整機能付きのガラス温室をしっかり設置したいですよね。
人工気象器の設置
本気で植物を安定条件で育てたい人には栽培環境を人工的に作り出す人工気象器という物があります。
お金に余裕がある人はいいかもしれません。研究所以外ではめったに見かけませんが。高級品ですが、閉鎖される植物栽培施設などを見つけてうまく話ができたら安く手に入れれるかもしれませんね。
好みのガラス温室を探そう!
少し大きめサイズのガラス温室を載せてきましたが、部屋の中でちょっと置いておくだけの小型のガラス温室や、上記以外のガラス温室も色々販売されています。以下にガラス温室全般を検索するリンクを載せておきますね。
ガラス温室とコンサバトリーのまとめ
植物栽培に用いるガラス温室自体はそれ自体も高価ですが、内部機器の価格も結構します。
長期使っていくポイントとしてはガラスが半強化ガラスかどうかと、腐敗しずらいフレームを使用しているか、隙間などが大きくなく空気がしっかり対流するものかなどが重要になってくると思われます。
条件設定が難しく、栽培が難しい高価な斑入りの多肉植物などはこのようなガラス温室を使用して大事に育てていきたいものですね。
また、タネの発芽や幼苗生育のために多肉植物を一時的に室内で栽培したいというのであれば、小型の発芽装置(育苗器)を設置するのも一つの手ですよ。