
家の外や部屋の中に小さなガラス温室があるのって植物育てている人なら憧れますよね。耐寒性の低い多肉植物や斑入りクワズイモなどの観葉植物栽培などに使いたいものです。

安価なビニール温室を探しているならこちらを見てね。
どうしても温度が必要な植物は温室がないと冬越しが難しいし、ビニールハウスだと破けたり潰れたりして植物がダメになる可能性があります。

これは寒さで枯れた斑入りクワズイモの写真

こちらは寒さで痛んだエケベリア『サブセシリス錦』
高価な植物を育てていればいるほど寒さで植物が枯れるダメージは大きいです。長い目でみたら温室買っておいた方が絶対得だったよなって場合も。。。
だけどどれぐらいのサイズや種類があり、値段っていくらになるのかがいまいちわからない。ですので室外型の小型ガラス温室と室内型のガラス温室についていくつか例をあげ、価格などを比較しました。
室内型ガラス温室とその種類
室内にガラス温室を置くメリットとしては温度調整以外に以下のようなメリットがありますね。室内なら温度さえ足りていたらそのまま観葉植物を置いてもいい気がしますが、ガラス温室があったほうがいい点も多いです。
また、室内に植物を入れるときには、温度・光・風の三つを確保することが重要。特にガラス温室の中に風の流れができるようにすることを忘れずに!
室内型ガラス温室を選ぼう!
できれば観葉植物なら大きさとしては大人の背丈程度の大きさで、しっかりと植物を置ける大きさのガラス温室であるといいですね。

多肉植物ならもっと小型でも十分ですが。
当然寒さに弱い植物たちを寒さから守れるようにしっかりと設備を設置できる物でないといけない。そういった条件で調べみたところ、以下のような種類のガラス温室がありました。
FAL-1811BL
前面強化ガラスで安心。そしてアルミフレーム。そして天井パネルに傾斜がついており、開閉可能となっています。
外でも使用可能です。FAL-1811BLは換気・加温・加湿の自動化は当然装備されています。洋蘭を栽培している人向けのようですが幅広い植物に使えそう。

装備はすばらしいんだけど、価格は数十万円します。余裕がある方向けですね。
スワン商事小型温室FGOシリーズ
冬場だけで夏場は使わないって方などにおすすめなのがスワン商事の小型温室FGOシリーズ。これは折り畳めるタイプの小型ガラス温室なんですよね。

8万円ぐらいから購入できるのがいいですね!
大きめの観葉植物が入る室内型ガラス温室はこの二種類で充分。あとは日除けカーテンなどを場所に応じて付けていく感じになりますね。昔はもっと安いガラス温室があったけど、最近は強化ガラスのいい温室しか見当たらなくなりましたね。
コベントガーデン ショーケース
コベントガーデン(COVENT GARDEN)はアンティーク調の製品を販売しているメーカーです。小型の木を使ったガラスケースはほんと美しいのでおすすめですよ。
ケースバイケース60M
爬虫類や小動物用だけど、下手に植物用のガラス温室買うならこれの方がいいです。パネルヒーターを入れる場所もあり、側面をメッシュにも交換できます。

ただし上部もメッシュなので、湿度を保つならカバーをつける必要性があります。
こういうものを利用すると意外と安く済ませれる可能性がありますよ。幅広く見ていきましょう!
室外型ガラス温室の種類
室外型のガラス温室をサイズ別にまとめました。ですが、当然ガラスだけだと冬場の温度が保てないので、加温設備も必要になります。また、高温を防ぎ空気の対流を行うための換気扇などの設備も重要です。
室内に植物を入れるときには、温度・光・風の三つを確保することが重要。
外用の小型ガラス温室
できたら植物をしっかり置けるように2坪以上のガラス温室がいいですよね。あまり小さなガラス温室だと面積あたりの価格は高くなるし、空気循環などの面でも植物によくなかったりします。

というわけで2坪程度のガラス温室を探してみると、3種類のガラス温室が見つかりました。
ガラス温室チャッピー
プチカ 2坪タイプ
アルミ温室 2段サッシタイプ
チャッピーは50万円程度ですが、他の二つは100万円近くの価格になりますね。
こういうのはなかなかDIYで組み立てるのは大変なので、業者さんに発注すると思います。そうすると価格はかなり異なってきますので、その辺りを加味した計算が必要になります。
大きめのガラス温室例
2坪よりちょっと大きめだと面積あたりの価格が下がりますので、少し大き目を購入した方がお得です。
家庭用で使うのは大きくても基本的に3坪ぐらいまでだと思います。それぐらいの大きさだと、下記のものが一番よさそうでした。
コンサバトリーで植物栽培
植物栽培するガラス温室を別に作ってしまうぐらいなら、改築して家の中にガラス温室の部屋を作ってしまうのも一つの手です。

気になったらピンタレストの画像を参考にしてね。
海外では『コンサバトリー』と呼ばれ、植物を育てたりなどするために昔から利用されています。
価格は数百万円と高価ですが、こういうのはおしゃれでいいですね! 台風が多い日本だから使うなら頑丈な強化ガラスや複層ガラスなどにするのがよさそう。

安くこういうのをポリカで作ろうとするとUVを通さないので注意してね! せめて塩ビの丸波を使いましょう。
部屋を温室化する方法
ガラス温室があればベストですが、それ以外に温度を調整して植物を室内で栽培する方法があります。以下に他の二つの方法についてまとめます。
どちらとも電気の消費量は増えるため。電気会社を検討しなおして、電気代を抑えることもやっておいたほうがいいですね。
エアコンで部屋を温室化
エアコンは条件によっては1年中付けっ放しの方が電気代が安くなる場合もあるみたいです。しっかり空気の流れを抑えれて、保温性のある壁がある部屋でないと難しいと思いますが。
ですので、いい条件を作り出せるならエアコンと加湿器などを設置して栽培するのも一つの手かもしれません。強い植物ならそれで十分かもしれません。部屋が余っていたら植物の部屋が作れそうです。
今ある部屋で保温性を高めて植物をしっかり越冬したいと言うのであれば、以下のようなビニールカーテンなどを利用して保温性を高めるのがいいですね。

ちょっと長めにして、下から冷たい空気が入り込みずらいようにするのがポイント!
あとは、殺菌能力のあるエアコンを利用して加温・除菌をして、その空気をしっかりとサーキュレーターで循環できたらいい感じです。
ですけど、ランや多肉植物などの高級品は枯らしたくないので環境調整機能付きのガラス温室をしっかり設置したいですよね。
人工気象器の設置
本気で植物を安定条件で育てたい人には栽培環境を人工的に作り出す人工気象器という物があります。
お金に余裕がある人はいいかもしれません。研究所以外ではめったに見かけませんが。高級品ですが、閉鎖される植物栽培施設などを見つけてうまく話ができたら安く手に入れれるかもしれませんね。
好みのガラス温室を探そう!
少し大きめサイズのガラス温室を載せてきましたが、部屋の中でちょっと置いておくだけの小型のガラス温室や、上記以外のガラス温室も色々販売されています。以下にガラス温室全般を検索するリンクを載せておきますね。
ガラス温室とコンサバトリーのまとめ
植物栽培に用いるガラス温室自体はそれ自体も高価ですが、内部機器の価格も結構します。長期使っていくポイントとしてはガラスが半強化ガラスかどうかと、腐敗しずらいフレームを使用しているか、隙間などが大きくなく空気がしっかり対流するものかなどが重要になってくると思われます。
条件設定が難しく、栽培が難しい高価な斑入りの多肉植物などの観葉植物はこのようなガラス温室を使用して大事に育てていきたいものですね。
また、タネの発芽や幼苗生育のために多肉植物を一時的に室内で栽培したいというのであれば、小型の発芽装置(育苗器)を設置するのも一つの手ですよ。