
多肉植物などの観葉植物を室内で育てていると、欲しくなるのが空気を循環させる『サーキュレーター』です。おすすめは私も購入した置き方に困らない上下左右首振りのこちら。
下手に観葉植物に風を当てすぎてもいけないし、室内全体にも風を循環したい。そんな時にしっかり立体的に首を降ってくれるこの商品が助かります。

それでも置き方には注意が必要。置き方についてはこちらにまとめています。
室内でサーキュレーター付きのガラス温室などで育てていたらいいですが、そうでない場合は湿気がたまりカビの発生が怖いですよね。私も高価な苗木をカビで枯らしてしまいそうになったことがあります。
室内に植物を入れるときには、温度・光・風の三つを確保することが重要。
ここでは風の流れを作り、カビを防ぐサーキュレーターにはどんな種類があるのかを調べてみました。また、私が購入したおすすめのサーキュレーターについても説明しています。

アイリスオーヤマの8畳タイプと14畳タイプの比較も行っています!
使い方で選ぶサーキュレーターの種類
サーキュレーターは家庭の小さめのスペースに置くものから工業用の大きなタイプまで幅広くあります。まずは室内型のサーキュレーターから見ていきましょう。
室内型サーキュレーター
室内でサーキュレーターを使う場合、室内用のサーキュレーターと、室内用温室に使うサーキュレーターに分かれます。
室内ガラス温室用サーキュレーター
室内のガラス温室に使用するサーキュレーターです。これで温室内の換気と空気の流れを生み出します。
ボルネードのサーキュレーター
ボルネード(VORNADO)はアメリカの有名サーキュレーター生産会社です。機能性もいいですが、おしゃれなデザインがあるので室内置きにいいですね。
アイリスのサーキュレーター
アイリスオーヤマのサーキュレーターは定番ですね。国産で機能もしっかりしているのが魅力です。
バルミューダのサーキュレーター
国産のデザイン性のいいバルミューダのサーキュレーター。ちょっと値段が高いけど部屋に置くならこれもいいですね。
置き方に困らないサーキュレーター
上下左右に首を振り、室内の空気をしっかり撹拌してくれるアイリスの『PCF-C15T』(〜8畳)や『PCF-C18T』(〜14畳)ならしっかり空気を攪拌してくれるので左右の首振りのものと違い置き方に困らないですね。
少し他のアイリスオーヤマのサーキュレーターより値段は高めですが、他の有名ブランドのものよりかは安いです。
デザインよりしっかり空気を撹拌する機能を重視したい。そんな人にはこちらのほうがいいですね。高価な植物を枯らすことを考えれば少しくらいの価格差は問題ありません。
除湿もできるサーキュレーター
サーキュレーターだけでは梅雨の時期のカビ発生が怖い! そんな感じの方には除湿もできるサーキュレーターがおすすめ。
除湿できるエアコンがあればサーキュレーターとの組み合わせで問題ありませんが、ないときはこういう製品が便利ですね。

多肉植物のカビ発生が防げるし、アパートなどで衣類も室内干ししている部屋ならちょうどいい。
温風が出るサーキュレーター
電気代が1時間あたり20〜30円程度かかりますが、温風が出てヒーターとしても使えるサーキュレーターがあります。

エアコンがない部屋に植物を置きたい人にはおすすめ!
安さを求めるなら日本のベンチャー家電メーカーであるTHREEUPの『HC-T1907』がおすすめです。価格は約1万円で購入可能。
日本の昔からあるメーカーだと山善が羽なしタイプの『YAR-ZD17』が2万円代から購入可能。

以前はYAR-ZD171という製品が1万円代で販売されていたけど、今は販売されていないみたい。
冬場に暖房をつけて植物を置きたい部屋があるが、そこにはエアコンを設置するのは難しい。そんな時にこういうサーキュレーターがあると役に立ちますね!
USBで使えるサーキュレーター
電源タップがもういっぱいって方におすすめなのがUSBで使えるサーキュレーター。卓上の観葉植物に少し風を与えたい時にいいですね。

以下の写真のようにUSBのハブを購入して使えるのがいいところだよ。
室外温室用サーキュレーター
室外型サーキュレーターとはいっても、外部のビニールハウスやガラス温室用のサーキュレーターです。湿気や薬剤に耐性があります。
ここまで本格的なものを使用する場合、電気代などのランニングコストも結構かかります。ですので、電気会社などを検討しなおして節約するのも一つの手です。
ボルナドファン
ボルナドファンは耐湿・耐塵性を重視した全閉型モーターを使用しており、周囲に迷惑がかからないように静音タイプです。
すくすくファン 200V
室外のハウスで200v仕様のサーキュレーターを使うのであれば、『すくすくファン』がいいですね。
私が購入したおすすめ8畳用サーキュレーター
私は小さな部屋なので、〜8畳まで対応サーキュレーター『アイリスオーヤマ PCF-C15T』を購入しました。上下左右に首を振り室内の空気をしっかり撹拌してくれるのがいい。
上下左右に首を振ってくれるから無理に強い風量を使い、全体に風を行かせようとする必要性がありません。だから静音モードで十分使えるので、音が気になる人にはおすすめです!
もし同品を購入するならサーキューレーターの設定は上下左右首振りで、風量は静音にするのがおすすめです。また、部屋が広い方には14畳まで対応可能なPCF-C18Tもありますよ。
サーキュレーターの8畳用と14畳用を比較してみた!
サーキュレーターがもう一つ欲しい。そう思ったので以下のアイリスオーヤマの14畳用を追加購入し、8畳用と比較してみました。14畳用とそんなに価格差はないですからね。
二つ並べてみると意外と音と風速が違う。14畳用の方が音が小さく、風が弱いのが意外でした。こうなったらきちんとした測定器で一度測ってみよう。

株式会社FUSOのマルチ環境測定器で測ってみることにしました。一台でいろいろ使えて便利なんですよね。
そうすると風速が『強』の状態で8畳用が風速2.4m/sだったのに対し、16畳用は1.7m/sという結果でした(10cmぐらい離したところで測定)。

14畳用は幅が広く風を送る量は多いけど、風速は8畳用に比べて約2/3になるんだね。
これならワンルームなどサーキュレーターを置いた部屋に長くいる場合は、せまくても14畳用を買った方が静かでいいかもしれませんね。意外な結果でした。

強い風を出す必要性がなければ、アイリスオーヤマのサーキュレーターは静音モードもありますよ!
サーキュレーターの置き方注意点!
空気を循環してくれてカビなどの発生を抑えてくれるありがたいサーキュレーターですが、置き方を間違えると大変。植物の横で固定して風を送っていると植物が乾燥しすぎてしまいます。

1mぐらいは離して風速弱めの首振りにするか、直接風が当たらない方向に風を送りましょう!
特に『斑入りクワズイモ』などの葉っぱが大きい観葉植物は風が当たる面積も広いので、乾いた強い風が当たり続けるのは危険です。置く場所には注意してね。
仕方なくサーキュレーターの近くに小さなアロイドの苗などを置く場合は、ペットボトルのカバーをつけて乾燥対策してもいいですね。

できたら専用に発芽ボックスなどを購入した方が安全ですよ。

こういうカバーをつけた植物を直射日光にあてると温度が上がりすぎるので注意! 室内か遮光した場所に置いてね。
また同一会社の製品を近くで2つ並べると、一つのリモコンで同時に作動して今います。その場合は手動で別途調整する必要性があります。その辺は注意が必要です。
夏と冬で使い分けたいサーキュレーターの配置
暖かいものは上に、冷たいものは下に向かうという性質があります。だからサーキュレーターの使い方も冷房を使う夏と、暖房を使う冬で配置を変える必要性があります。
エアコンから冷たい風がでる夏は以下のように冷たい風を下で循環させるだけでさらにすずしくなります。
冬の場合はそのままだと上部に暖かい空気が行ってしまい、人や観葉植物がいる空間が暖まりづらい状態になってしまます。そういう場合は空気を上から落とすような形でサーキュレーターを配置しましょう。

アイリスオーヤマの暮らし便利ナビにある『サーキュレーターの使い方徹底検証』をみるとわかりやすいよ。
サーキュレーターと扇風機の違い
『サーキュレーター』と『扇風機』の違いはあまり見た目じゃわかりませんよね。以下に扇風機とサーキュレーターの特徴をまとめました。
扇風機の特徴
扇風機は人の前におき、気化熱などを利用して体温を下げ、快適に過ごすために使われます。

人に直接風を送るために使われるのが扇風機ですね!
そのため強い気流を作るのではなく、リズムや風量調整・なめらかな風の作成など人に心地よい風作りをします。
サーキュレーターの特徴
扇風機とは違い、サーキュレーターは、空間に気流の流れを作り空気を循環させます。ですので風は強く、その作動音は扇風機よりも大きくなります。

エアコンと併用してよく使われるよ。部屋の温度が均一になりやすく電気代の節約になります!
ですので、植物などのために風を循環させるときにはサーキュレータを使用するのがいいですね!
空気清浄機もサーキュレータとセットで!
室内に多肉植物を入れてサーキュレーター回していると当然ホコリも飛びやすいです。
ですのでサーキュレーターと一緒に空気清浄機も設置するのがおすすめです! 私は以下のような日立製の空気清浄機を使っています。
タッチパネル式がなんかオシャレでいいんですよね。きちんと加湿機能もあるので植物にも優しいです。植物を枯らさないようにきちんと栽培環境を整えて行きたいですね。
もっとしっかり環境を整えたいのであれば、触媒付きの人工観葉植物や次亜塩素水を使い除菌やウイルス対策をしましょう!
部屋のインテリアに空気中のウイルスや細菌の繁殖を防ぐ光触媒人工観葉植物があるといいですね。脱臭の効果もあり、普通の植物と違い手入れ不要なのも便利。床や壁用に一緒に使いたい次亜塩素水も説明。加湿器に入れると楽です。
植物に使うサーキュレーターのまとめ
植物を育てるために空気を循環させる家電は扇風機よりサーキュレーターを使うべきです。
カビで高い苗がやられるリスクを考えると、1鉢分で十分安いものなら購入可能です。
冬場は植物を室内に取り込んでいる方はぜひサーキュレーターの購入をオススメします。