購入した苗や乾燥などでハオルチアの葉がへこんでしまっているときってありませんか?
時間をかけてもなかなか治らない。そんなときはペットボトルを利用したカバーで保湿し、ふっくらと回復することができます。
植物研究家
以下に材料の調整と、ハオルチアの回復経過を記載します。
ペットボトルカバーの作成方法
湿度を保つためのペットボトルカバーは以下の写真のように大きめのペットボトル、カッター、ハサミがあれば十分作れます。湿気が溜まるようでしたら穴あけようにキリなども使用するといいですね。
まずは安全のために手袋をして、それからカッターで切れ目を入れます。そのままだとハサミが入らないんですよね。
カッターで切れ目を入れた部分からハサミを入れます。これで一周ぐるりとカットして切り離します。
ペットボトルをカットした後は以下の写真のようにフチが荒くなっていて危険。手が切ってしまう可能性があります。
ペットボトルの危険な部位をなくすためには加工が必要。フライパンにクッキングシートをしいて加熱して、そこにペットボトルの切り口を押し付けます。
熱によってグニャリと内側に切り口が曲がります。こうすることによって手を切る心配がなくなります。
ペットボトルカバーをかけたハオルチアの経過観察
以下の『姫美人錦』と呼ばれるハオルチアにペットボトルカバーをかけ、葉のへこみを直すことにしました。胴切り後になかなか発根しなくて乾燥してしまった株です。
カバーをかけるとこんな感じ。サイズ的にはギリギリでした。大きく育ったハオルチアだとペットボトルでは難しいかも。
しかしすぐに湿気で内部が曇ってしまいました。すこしぐらいならいいけど、あまりひどいとカビが発生してしまうかもしれません。
キリを使って通気口を開けることにしました。横に少し切れ目を入れる形でもいいと思いますが、なるべく手を切る危険性は抑えたかったので。
穴を開けてこれで完成。どうなっていくか様子を見ていきます。
以下に葉が回復していく様子を載せています。始めたのが冬場でしたので、大体2ヵ月ぐらい葉がふっくらするまでかかりました。
姫美人錦以外にも『ピクタ錦』で試しました。こちらは暖かくなってきてからだったので、1ヵ月ぐらいで葉が回復してきました。
レアなハオルチアは輸入品が結構多く根が痛んでいる状態が多いです。そうなると水不足で葉が凹んでしまうんですね。
植物研究家
ペットボトルを利用したりなど湿度をしっかり保つ形で栽培し、葉をぷっくりとした感じに回復させましょう。
まとめ
ハオルチアの葉がへこんでしまってなかなかふっくらと回復しない。そんな時はペットボトルカバーを使うのがおすすめ!
私も胴切りした姫美人錦の根がなかなか出なくて葉がへこんでしまったり、購入したピクタ錦の葉が回復しなくて困っていました。
植物研究家
ペットボトルカバーであれば簡単に安上がりで回復できていいですね。あきらめなくてよかった〜。