多肉植物で植物育成ライトを使う栽培がよくおこなわれてるのはハオルチアとアガベですね。特にハオルチアの斑入り品種は適した光量に調整するのが難しく植物育成ライトを利用した栽培がさかんです。
ハオルチアは光量が強いと窓がにごり、強光から守るために色素がでて赤く染まります。逆に光が弱ければ徒長して葉が伸びて形がくずれてしまいます。
アガベの場合は強い光が必要なので、光があたる窓際に置けない場合は補光が必要になります。ゴツくワイルドなアガベの見た目に合わすために電球型の植物育成ライトがよく組み合わせられます。
子株や草丈が小さい氷山やピンキーなどはパネル型でもいいかも。
それ以外に窓際においても以下のように鉢を回さないと外の方に植物が向いてしまうので鉢を回す必要性があります。そういう手間をなくすためにも植物育成ライトは便利ですね!
ここではハオルチアやアガベにおすすめの植物育成ライトについて説明します。特に斑入り品種は管理がむずかしいので植物育成ライトを利用した方がいいですよ。
植物育成ライトの全体的な説明についてはこちらの記事で説明しています。
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ハオルチアをキレイに育てるのにおすすめの植物育成ライト
ハオルチアの斑入り品種ほどキレイに育てるのに人工光栽培が向いた植物はないですね。きちんと調整した光によって『キレイな窓・斑・形』を作り、葉焼けを抑えた栽培をしたいものです。
外で無理に育てても以下に写真がある斑入りベヌスタ写真のように痛みがでるか、枯れてしまうことが多いですね。
環境耐性が弱い斑入りハオルチアはまさに室内で人工光栽培するのに最高の観葉植物だと思います。わたしは徒長したり枯れたりする斑入りハオルチアに嫌気がさし人工光で育て直し始めました。
斑入りの中でも希少で弱い糊斑のハオルチアは特に光に弱いので完全人工光で育ててます。8000ルクスぐらいで今は調整中。
初めての植物育成ライトであればまずこのような安いクリップ型植物育成ライトを使うのも一つの手です。
しかし、数が多く本格的にそだてるならパネル型の植物育成ライトがオススメ。私もパネル型に切り替えました。まずよく売れているブリム(BRIM)のPANEL Aを購入しました。
このタイプは吊り上げてもうまく水平にならないので棚などにとりつけたほうが安定します。
私は結束バンドで固定しました。これぐらいの距離で光量は10000ルクス以上出ます。
しかしPANEL Aには防水がついていません。それはホコリにも弱いということなので防水がついているパネル型植物育成ライトに切り替えていくことにしました。
次はアマゾンで販売されているIP65防水の海外性パネル型ライトを試してみることにしました。
60W型の植物育成パネル型ライトなのですが、PANEL Aと同じぐらいの明るさがでます。
棚栽培だと距離が近くて光量が強すぎる場合があるのでしっかり距離を取れるか確認する必要性があります。1万数千ルクスになるとハオルチアはかなり葉焼けしてしまいます。
個人的には鉢を棚の上に置き、その上からパネル型ライトを照射することによって作業効率を高めつつ周りの植物への補光を行うのが一番ベストの形です。
以下はちょっと高くてもいい方向けの製品です。
最近売り切れ状態が続いているのが『GL-BOARD 5000』。国産メーカーのパネル型植物育成型ライトで『おしゃれ・防水・調光機能付き』と1万円ちょっとするけどすばらしい商品。
調光機能もツマミを回して調整するタイプなので、内部式と違って停電のあと復活しないというリスクが抑えれるのが助かります。もし販売が再開されたなら購入することをオススメします。
アガベなどゴツいワイルドな多肉植物には電球型の植物育成ライトがおすすめ!
アガベは光量がかなり必要で、さらに種類にもよりますが小型〜大型になる多肉植物です。このような多肉植物の場合は高出力型の植物育成ライトがおすすめです。
おしゃれに補光したい場合はアマテラスのような強力な電球型植物育成ライトを専用のE26口金の専用器具を用いて近距離で使用するのがおすすめ。
広角反射板があり、値段も抑えられる『HASU38』は幅広く当てたい時におすすめですよ。私はこちらを増やしていこうと考えていいます(アマテラスと同レベルの能力があります)。
設置器具としてアームスタンドは以下のようにおしゃれだけど距離が空くのと真下に光を出せないため、背が低い多肉植物にはおすすめできません。
高出力型の電球型植物育成ライトをプラントクリップなどで吊るして使うとおしゃれな感じにもなっておすすめです。
または棚に置きたい場合などであればパネル型の強力な『GL-BOARD 5000』などを使うといいですね。
大型のアガベで背丈が高い場合、一般的なパネルライトだと高さのあるアガベに光をあてようとしても距離が出て光量不足になる可能性があります。
以下のような照度計で光の強さを測定するのも重要ですが、購入前にどれぐらいの能力か確認しましょう。
まとめ
多肉植物を室内に育てるといっても植物種によって植物育成ライトを変える必要性があることが理解してもらえたでしょうか? 植物育成ライトの全体的な説明やライティングダクトレールなどの設置については以下の記事でまとめておきますね。
⇒室内の植物を照らす植物育成ライトの設置方法とおすすめの種類
その他に室内栽培で最低限必要な設備であるサーキュレーターについては以下の記事で説明しています。