陶器の食器に植物を植えてキレイにしているのをインスタなどで見かけます。ちょっと調べたところ簡単に鉢にできそうだったので、試しに作ってみました。
以下に実際に鉢作りをして多肉植物を植えた手順と、注意してほしい点について記載してます。
今回は家庭にあるか、百均で買えそうな釘などでやりましたが、道具がある人は水で濡らして電動工具で穴あけする方が楽ですよ。
陶器鉢作りの材料
まずは鉢作りの材料です。今回は使用しなくなった陶器のカップを使用します。出来上がったら小型タイプのエケベリアであるプロリフィカ錦を寄せ植えしようと思います。
次は穴を開けるための釘と、テープです。テープは養生テープとガムテープを準備しました。どちらでもいいと思いますが、滑りにくさを考えて養生テープにしました。布テープがあれば一番安くていいかも!
あとは、キリで穴が開けれるのか試したかったため、キリも用意しました。そして穴を開けた後キレイにするためのダイヤモンドヤスリです(ダイヤモンドなのに百均製です)。
陶器への穴あけ作業と注意点!
まずは陶器に養生テープを貼っていきます。今回は片面しか貼りませんでしたが、反対側からも貼っておいたほうが割れと破片が飛ぶのを抑えれるので貼った方がいいです。
まずはキリで穴を開けようとしましたが、固すぎて無理でした。次に小さな釘をカナヅチで打ち付けましたが、硬くて釘が少し曲がってきてしまいました。(下に雑誌などを敷いて作業を行った方がいいです。)
大きめの釘を使うと持ちやすくて安定性もよく、以下の写真のように簡単に穴が開けれました。ちょっと穴は大きくなるけど、大きめの釘を使った方がいいです。
陶器に貼り付けたテープをはがすと、以下の写真のようにヒビが入っていました。さすがにクギで穴をあけるならこれぐらいはしかたなさそうです。見えない部分なので問題ありません。
こちらは陶器の反対側の写真。こちらは結構大きめに割れます。この破片がするどくトガっていて危ないので手袋はしておいてください。
陶器の穴をヤスリがけして穴を大きくするとともに、ケガをしないように割れた後をなめらかにしました。これで陶器のカップ鉢の完成です。
陶器カップ鉢の寄せ植え
陶器のカップ鉢ができたので、寄せ植えの準備をしていきます。今回使うのは『ゴールデン培養土』と『硬質赤玉土』です。培養土などについては以下にまとめています。
⇒多肉植物におすすめの肥料をマグアンプを中心に紹介! 種類や効き方の説明
今回は約半分づつ混ぜ合わせて作りました。ゴールデン培養土は崩れやすい素材もあるため硬質赤玉土で通気性などをキープします。ゼオライトなどは今回入れませんでした。
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次はカップ鉢に入れるプロリフィカ錦を掘り起こしました。地植えにしていたので、通気性などがあまりよくなく根の張りはあまりよくありません。
そして、大きく育ってしまっているプロリフィカ錦もダメですね。バランスが崩れてしまいます。小さな株だけ植え付けることにしました。
培養土を継ぎ足しながら苗を植えつけていって完成しました。これぐらいのサイズのものがもっとあればよかったのですが、今回はこれだけしか数がなかったのが残念。
上から見るとこんな感じになります。大きくなるまではちょっと殺風景かもしれません。
カップ鉢に多肉植物を植えた後は、室内や軒下に置くのもいいけど外に置くのもキレイです。日や雨にあまり当たらないように場所を考えなければいけませんけどね。
天然石でアレンジもかわいいです。天然石はこういう小型のエケベリアとおしゃれな鉢のコラボこそ映えますね。
⇒多肉植物装飾に安く使えるさざれ天然石
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プロリフィカ錦もいいのですが、白色でこの形のカップであれば斑入りエケベリアの女雛錦のほうが合うなと思い女雛錦の小苗に植え替えました。
成長が難しいかなと思っていましたが、外置きでもどんどん成長して以下の写真のように大きくなりました。天然石の効果かな?
そしてどんどん成長し、子株が出るまでになりました。コケも生えて水分を保持してくれる感じになっていますね。
小型のエケベリアなら十分カップ鉢のままで成長できることがわかってよかったです。
陶器で鉢作りのまとめ
お金をかけずに不要になった食器を使って鉢作りをしてみましたが、意外と簡単にできました。
ブランド物の食器なら中古販売したほうがいいですが、いらない食器を捨てるぐらいならこういう風にアレンジしてリサイクルしたほうが環境にもいいですね。
植物研究家