プラスチック鉢に植えたシュロチクの写真2

日当たりの悪い部屋で観葉植物を選ぶのって大変ですよね。下手に選ぶと光量が足りず徒長してカッコ悪い姿になってしまいます。

植物探究家植物探究家

以下は徒長した斑入りクワズイモの写真。日照不足で葉柄が伸びだらしない姿に。

徒長した斑入りクワズイモの写真

選ぶポイントとしては耐陰性が高く成長速度の遅い植物を選ぶこと。ゆっくり成長していく観葉植物は徒長しずらいんです。

それでは私の栽培経験を踏まえた、日当たりが悪い部屋におすすめの観葉植物を日陰のレベルごとにまとめますね。

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斑入り植物』を愛する斑入り植物探究家。自分が好きな植物に囲まれたおしゃれな家作りを目指しています。Youtubeインスタも見てね。

日当たりが悪い部屋におすすめの耐陰性の強い観葉諸物

どうしても部屋の配置によってはほとんど日が当たらない部屋がでてきます。そういう部屋に合う観葉植物を自分の経験から選びました。

斑入りシュロチクの写真

日陰向き観葉植物ベスト3
  1. シュロチク
  2. ドラセナ
  3. ハマユウ

シュロチク

プラスチック鉢に植えたシュロチクの写真2

観音竹と似ていますが、細く長く葉が分かれるのがシュロチク(棕櫚竹)。大きくならないとあまり見た目がよくないけど、個人的にはこちらの方が好き。リビングに置くならこっちがおすすめです。

植物探究家植物探究家

観音竹は小さめの株を棚の上などにちょこんと置くのがいいですね。

生育速度は観音竹より遅いけど、そのかわり耐陰性は強いです。かなり日当たりが悪い場所に置いていても大丈夫でした。今のところ普通に置いてて耐陰性最強の観葉植物はコレ。

おすすめなんですがかなり品種は少ないです。そして特に斑入りのシュロチクは値段も高い。さらに専門店でないとなかなか買えないのがちょっと残念。以下にいくつか品種を載せておきますね。

【棕櫚竹縞←一番オススメ!】
棕櫚竹縞の写真

【松華錦】
松華錦(しょうかにしき)の写真

【黄斑シュロチク】
プラスチック鉢に植えたシュロチクの写真2

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欲しくなったらこちらのショップがおすすめです。というよりここしかいろんな種類のシュロチクは買えないかも。

いぬ蔵JAPAN

ドラセナ

ドラセナ フレグランス ビクトリア ホワイトパラダイスの画像

斑入りのドラセナは日当たりの悪い部屋でも元気に育っています。むしろ日焼けが怖くて白斑は日当たりがいいところに置けなくなった。それと白斑もいいけど黄斑もいいですよね〜。

マッサンゲアナの黄斑写真

アングスティフォリアの黄覆輪写真

楽に育てれるドラセナですが注意点があります。乾燥を好む植物なので水はけと湿気がたまらない状態で育てましょう。私は失敗して一本ダメにしかけています。

助手のハム助手のハム

あと品種によってはカイガラムシがつきやすいよ!

ハマユウ

日光が欲しい植物じゃなかったの? っていいたくなるぐらい少し日当たりが悪い部屋の方が生育がいいです。斑入り品種だからかな? おすすめは緑斑系のインドハマユウや

緑斑系のハマユウ(在来種)。

だけど一般的な斑入りハマユウもキレイですよ。ただし注意があって、小苗は地植えしていたら氷点下の温度で球根まで枯れてしまいました。

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耐寒性を考えても室内向きの植物でした。ただし暗すぎる部屋はダメですよ。

アグラオネマ

アグラオネマの画像

映画『レオン』でカーティシーと呼ばれる品種が出て人気になった観葉植物です。カーティシーは数万円ぐらいしますが、一般的な品種なら数千円で買えますよ。

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カーティシーの人気は根強い。

耐陰性が強く、光があまり当たらない室内向きの植物です。赤色が入った品種など、カラフルなものが多いですね。

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ただし温度が必要。ヒートマット暖房で最低5度はキープできるようにしましょう。

高めの湿度を好み、光量が少なくてもいいため、人工照明を付けて水槽内で育てる方もいますよ。人工光で育てるのにおすすめの観葉植物はあとで説明しますね。

観音竹

曙斑の銀世界の写真

耐陰性が高い観葉植物といえば観音竹があります。観音竹の特徴としては丸っこい葉っぱをしているところですね。竹とついていますが実はヤシ科の植物です。

かなり様々なタイプの斑入りがあり、昔から観葉植物として育てられてきたのがわかります。例えば以下の小判白縞(こばんしろしま)はわかりやすい斑の入り方をしています。

小判白縞(こばんしろしま)の写真

しかし、あとから斑入りになる後ハゼの『聖光錦』のようなものや、

後ハゼの聖光錦の写真

最初だけ斑入りになる曙斑の『銀世界』のようなものがあります。

曙斑の銀世界の写真

いろんな斑の品種があって楽しいですよ。好みの品種を見つけてね。

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バブルの頃にいい斑入りの株は百万円以上の価格がついたようです。驚き!

少し日陰の部屋におすすめの観葉植物

クワズイモを植えた陶器鉢の写真

少し日陰になるぐらいの部屋なら大きめの葉っぱの観葉植物がおすすめです。おすすめの耐陰性が少しある大型の観葉植物は以下の5点。

軽い日陰におすすめの観葉植物
  1. クワズイモ
  2. モンステラ
  3. ガジュマル
  4. ヤツデ
  5. シェフレラ

それぞれを少し写真付きで簡単に説明しますね。また、ほとんど斑入りの写真を載せてます。斑入り植物は日光に弱いので日陰向きなんですよね。

クワズイモ

クワズイモを植えた陶器鉢の写真2

ハート型の葉っぱがかわいいクワズイモ。見た目もいいけど花言葉もよく『復縁』、『仲直り』となっておりいい感じです。またクワズイモは別名「出世芋」とも呼ばれており、仕事場所にもいい感じですね。

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特に斑入りのクワズイモがキレイでおすすめ。なかなか売ってませんけどね。

管理も簡単で、子株がどんどん出てくるため増やすことも可能。注意点は0度以上はないと以下の写真のように地上部が枯れることと、水のやりすぎによる根腐れですね。

寒さで枯れた斑入りクワズイモの写真

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ですが葉の広い観葉植物の中では耐寒性が強い方なので室内栽培にはおすすめです!

モンステラ

斑入りモンステラの写真

熱帯感を出したいならモンステラがおすすめ! 裂けた大きな葉っぱがいい感じですね。葉の中にも穴が開く大型のデリシオーサと、小型のボルシギアナがあります。小型とは言っても数十センチぐらいの葉になりますよ。

キレイに越冬するには5度以上の温度が必要なので、ちょっと寒い部屋には不向きです。だけど温度があればかなり強い植物ですよ。

寒さで葉が枯れたモンステラの写真

黄色や白色の斑が入った斑入りモンステラも販売されています。斑入りのデリシオーサは値段が安めですが、斑入りのボルシギアナはかなり高額。いい斑入り株は数万円ぐらいします。

斑入りモンステラの葉っぱ写真

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また、斑入りが強く入ったものはホワイトタイガーと呼ばれたりなど、その斑入り品種だけの名前がついていたりもします。

ガジュマル

斑入りガジュマルの写真

太くなった根っこが人気のガジュマル。インパクトがあって観賞用にいいですよね。花言葉も『健康』というのがいい。また、斑入りのガジュマルもあり、葉っぱを楽しむガジュマルもおすすめです。

ネットで人気があるは丸っこい葉っぱの『パンダガジュマル』ですね。普通のガジュマルよりは少し値段が高くなりますが葉っぱがかわいい。

太い根っこが人気ですが、挿木したガジュマルはなかなか根っこが太くなりません。太いものが欲しい場合は種から育てたものを購入しましょう。

植物探究家植物探究家

だけど、斑入りガジュマルやパンダガジュマルは挿木苗が一般的なんだよね。

また、キレイに越冬するなら温度は5度ぐらい欲しいです。日当たりがいい外の方がよさそうに思いますが、冬の寒い時期は室内の方がいいですよ。耐陰性もある程度あります。

ヤツデ

ヤツデ『叢雲錦』の写真

意外と知られていないけどヤツデは日陰向きの植物。日に当たりすぎると日焼けしてしまうので日当たりのいい部屋の方がいい場合があります。特に以下のような斑入りヤツデは室内向きですね。

【叢雲錦】

ヤツデ『叢雲錦』の写真2

【覆輪ヤツデ】

覆輪ヤツデの写真

斑入りヤツデに関しては以下のページでまとめています。斑入りヤツデの情報ってなかなかないんですよね〜。

斑入りヤツデの種類と育て方

シェフレラ

シェフレラも耐陰性が強い植物です。ですが本来は日当たりが好きな植物なので、外に出して育てるのをお勧めします。レアな白斑入りシェフレラ は『MAKIMO PLANT』さんで時折みかけます。

インテリア雑誌で人気の観葉植物が
インテリア雑誌で人気の観葉植物が

日陰の小さいスペース向き観葉植物

クラッスラの写真

あまり大きな観葉植物を置くスペースがない場合は小さな多肉植物がおすすめです。多肉植物は日陰でOKみたいな雰囲気もありますが、ある程度光量が必要ですよ。

玄関の下駄箱の上や、棚の上、机の横などに置くのもいいですね。小型でおすすめの多肉植物は以下の3種。光が当たらなくても人工光を使って育てれるのもいい点です。

少し日陰向きの多肉植物
  • エケベリア
  • ハオルチア
  • クラッスラ
  • 植物探究家植物探究家

    以下に上記の3種を説明していきますね。

    【エケベリア】

    ルノーディーンのアイキャッチ画像

    小さなバラのような葉っぱが美しい『エケベリア』。数も豊富でいろんな種類のものを選べるのでおすすめ。ぷっくりしたかわいい品種もあり女性に人気があります。

    室内で育てるなら斑入りのエケベリアがおすすめ。ルノーディーンがやっぱ一番人気だけど、葉に厚みのあるプリドニス錦とかも人気があります。

    花芽がついたプリドニス錦の写真

    個人的には以下のムーンガドニス錦が一押しですけどね。

    ムーンガドニス錦の根腐れから発根までの写真2

    ぜひ好みのエケベリアを見つけて栽培してみてね。もっと深くエケベリアのことを知りたくなったら以下の本がおすすめですよ。これまで私がみた中で一番詳しくエケベリアのことが載っている本です。

    エケベリアの本写真

    【ハオルチア】

    萩原ピグマエア錦を上から見た写真

    ハオルチアの中での硬葉系の品種が耐陰性もある程度ありおすすめです。以下のオブツーサのような柔葉系のハオルチアはちょっと徒長しやすいので、植物育成用のライトがなければ避けた方が無難かも。

    ブラックオブツーサを斜めからみた写真

    私のおすすめはピグマエアのようなモコモコのハオルチア。

    雪の里を斜め上からみた写真

    斑入りの品種もあってキレイなんですよね。以下の写真は『萩原ピグマエア錦』というものです。

    萩原ピグマエア錦を斜めから見た写真

    以下にいろいろなハオルチアの種類をまとめておきました。よかったら見てください。

    【ハオルチアの育て方】原産地や生育型を加味したハオルチアの栽培方法や種類を説明。

    【クラッスラ】

    クラッスラの写真

    小さいかわいい多肉といえばクラッスラ。いろいろ種類があるですよね。私のおすすめは『ファンタジー』や『パステル』と呼ばれる品種。

    クラッスラの種類に関しては以下の記事でまとめています。いろんな形の種類があるので面白いですよ。

    クラッスラの種類と栽培


    暗所でも照明で育てれる観葉植物

    植物育成ライトで室内栽培している観葉植物たち

    大型の植物でなければ暗所で人工光を使って栽培することも可能。最近は自然な色をした植物育成葉のLED照明が出てきて部屋の雰囲気を壊さずに設置できます。

    植物探究家植物探究家

    植物育成ライトについてはこちらの記事でまとめています。

    最近は小型の多肉植物を植物育成ライトで育てている方が増えていますね。特に斑入りのハオルチアは室内で人工光を使った栽培が多くなってます。

    装置自体もお洒落になってきて、『グリンテリア』のように鉢を置くだけでお洒落な感じになるタイプも! こうなってくると強い日陰の室内でも観葉植物を置きやすいですね。

    アグラオネマやジュエルオーキッドなどの高い湿度を好み、温度が必要なものは水槽に入れて栽培することも可能。こういうのだとホコリや葉っぱが落ちたりしないのもいいですね。

    また、ちょっと植物とは異なりますが、スペースがほとんどないって方は藻類を育てるのもいいですよ。最近はおしゃれな感じの『モスライト』という専門商品が販売されて、気軽に始めれるようになりました。

    モスライトの写真

    植物探究家植物探究家

    自分の環境にあった植物栽培を始めましょう!