最近気になってるのが、ガステリアとハオルチアの交雑で新品種ができるのかどうかだ。
ネット上では交雑による新品種との情報もあれば、交雑はできないという情報もある。一体どれが正しいんだろうか?
アロエとでも交雑して『ガステラロエ』という新品種もできているのにできないのだろうか?
ガステリアとアロエとハオルチア
まずAPG体型という遺伝レベルの分類を見ていこう。これをみるとガステリアとハオルチアはパッと見た感じ近い感じに見える。(以下に植物種の概要をまとめています。)
→【ハオルチアの育て方】原産地や生育型を加味したハオルチアの栽培方法や種類を説明。
そして、この硬いガステリアと柔らかいアロエが交雑して新品種ができているのであれば、感覚的に硬葉系のハオルチアとガステリアは十分交雑できそうに思える。
・ガステリア ー ススキノキ科 ツルボラン亜科 ガステリア属
・アロエ ー ススキノキ科 ツルボラン亜科 アロエ属
・ハオルチア ー ススキノキ科 ツルボラン亜科 ハオルチア属
ガステリアに関する論文チェック
ネットで学術的なデータがないかを探してみた。そうすると以下の雑誌にガステリアとハオルチアの交雑についての記事があった。
・ハオルシア研究 23号 p.6~13 DNA分析vs形態分析
こちらの論文だと、とある論文のガステリアと硬葉系ハオルチアは遺伝子レベルで近いという情報は間違っていると書いてあるが、交雑は可能とも書かれている。
やはり交雑は可能なのだろうか?
ネットで交雑種を探してみた
ガステリアとハオルシアの交雑種は『ガステルハオルシア』とかいうらしいという情報があった。
しかし『ガステルハオルシア』とか『ガステルハオルシア+苗』とかで検索してもまったくみあたらない。。。 間違っているのだろうか?
その後もいろいろ検索ワードを変えつつ探していくとあった!!
・ハオルチア・リミフォリア×ガステリア・ピランシー 珍しい交配種!(現在消えています。)
1件しか見当たらなかったので不安だけど、普通に交雑できる可能性はありそうだ。もう、細胞融合とかしないとできないレベルなのかと思ったよ。
ガステリアとハオルチア掛け合わせるなら
ガステリアとハオルチアの掛け合わせが可能であるなら、現在ある硬葉系ハオルチアであるピグマエアに斑入りガステリアの象牙子宝やクリーム子宝を掛け合わせるのもおもしろそうだ。
細かな斑入りのもこもこ品種ができるかも? けど、それなら普通の斑入り品種とあまり変わりがない。
例えば硬葉系ハオルチアの『一二の巻』と組み合わせて縦横のストライプ品種を作るとかも面白いかもしれない。
そういう妄想にふけながら多肉植物を楽しむのもいいですね^^