小型で斑入りのフリル系エケベリアを探していたところ、『ムーンガドニス錦』に出会いました。
フリル系だとシムランス アセッションがキレイでお気に入りです。しかし少し大きめで斑入りでないため、小型の斑入りエケベリアを探していました。
植物研究家
そんな『ムーンガドニス錦』の説明と、育て方などをまとめています。写真はピンタレストでまとめているのでこちらを見てね
ムーンガドニスとは?
ムーンガドニスはプリドニス(和名:花うらら)とデレンベルギー(和名:静夜)との交配で作られた品種です。
デレンベルギーのぷっくり感と、プリドニスのエッジにある赤いラインが合わさってキレイな品種となっています。
ムーンガドニス錦とムーンガドニスは別で販売されていますが、調べていると元々ムーンガドニスは斑入りという記載があります。
植物研究家
プリドニス錦とデレンベルギーが交配するとムーンガドニス錦になるような感じがするので、元々はそんな感じでできた品種ではないんだろうかと思っています。
また、ムーンガドニスの和名は『織姫(おりひめ)』と言われたり、ムーンガドニスと織姫は交配が同じだが系統が違うという情報があります。この辺ややこしいですね。
ムーンガドニス錦の発根作業
今回手に入れたムーンガドニス錦は根っこがほとんどない苗でした。おそらく輸入時に根を取り除いたあとの苗ですね。
ですので、以下の写真のように宙に浮かして発根させることにしました。そのまま植えてもいいかもしれませんが、高い苗だったので枯らしたくなかったんですよね。
少し時間を置くと、ある程度根が見えてきたので植え付けることにしました。もう少し待ちたいけど、出た根が乾燥しすぎてもよくないですからね、
多肉植物用の培養土と硬質赤玉を混ぜ合わせたものに植えつけて水を噴霧しました。最初は少しづつ水分補給をするだけにしておきます。まだまだ根が弱いですからね。
そして花芽が付いていましたが、さすがにこの状態で開花するのは難しいと考え取り除いて様子をみることにしました。
ムーンガドニス錦の形状写真
ムーンガドニス錦はキレイな斑入りエケベリアです。まずはムーンガドニス錦を上から見てみましょう。フリルもいい感じについてます。
次にムーンガドニス錦を横から見てみましょう。葉がけっこう肉厚な感じです。これぐらい厚みがあると乾燥にも強くてよさそうでね。
ムーンガドニス錦の紅葉変化
冬に購入したムーンガドニス錦ですが、かなりフチの部分が赤く紅葉していました。
以下の写真が3月下旬のものですが、かなり赤色が少なくなってきました。暖かくなると赤いラインがどうなるのかちょっと様子を見たいと思います。
夏になってもムーンガドニス錦のフチは赤色を維持してくれました。キレイですねぇ。
ムーンガドニス錦の斑について
ムーンガドニス錦の班はキレイにフチを回っているのではなく、線状に内側に入り込んでいるのが特徴ですね。すこしギザギザの斑入りになります。
今回購入したムーンガドニスの斑は以下の写真のように少しかたよっていたりもしました。選抜していけば斑入りの状態を揃えれるのか、それともこのようにかたよるのは特徴なのか気になるところです。
ムーンガドニス錦は狭くなると根腐れして移動する!?
ムーンガドニス錦を鉢の壁に当たった状態で栽培を続けていたら根腐れしていました。これは移動するためにわざと根腐れするんだろうか?
植物研究家
気になりましたが、とりあえずそのまま培養土に載せ替えました。問題がなければ普通にこのまま発根して元に戻るはずです。
室内に移動し、適時霧吹きをして水分補給していたら無事に発根していました。
やっぱり狭い空間が問題だったのかな? とりあえず鉢いっぱいに培養度を入れ、壁に当たらないようにして栽培再開です!
無事に成長再開し、子株らしきものも見えてきました。やはり壁にあたるのがよくなかったのかもしれません。
植物研究家
ムーンガドニス錦から子株?が出てきた!
2年目の12月中旬についにムーンガドニス錦から子株のようなものが出てきました! 花芽かもしれませんが。。。
そして2月にはここまで成長してきました。花芽じゃなくて子株だったらうれしいなぁ。
ムーンガドニス錦のまとめ
非常にキレイなフリル系エケベリアである『ムーンガドニス錦』。
小型で斑入りであるところもいい感じです。ですが、まだまだエケベリアの中ではかなり価格が高い状態ですね。
なかなか手に入れることは大変ですが、やっとひとつ手に入れれた苗。少しづつ増やしながら大事に育てていきたいと思います。