斑入りエケベリアの『ティッピー錦』。細葉でツメがあるのがかわいい感じです。
チワワエンシス錦を枯らせてしまった経験があるのでちょっと購入を悩みましたが、気になったので買ってみました。
そんなティッピー錦の栽培記録をまとめています。冬場の白みが強くなったときの姿はキレイですよ〜。
エケベリアの『ティッピー』とは?
ティッピーはアガボイデスとデレンベルギーの交配種です(違う交配との情報も有)。
アガボイデスのツメが残っている感じがいいですね。サイズは小さめのエケベリアです。
購入後のティッピー錦はこんな感じでした
購入したティッピー錦を植え替えて写真をとってみました。まずはティッピー錦を上から見た写真です。中心部はしっかりとしまっています。
次はティッピー錦を斜めから見た写真です。これぐらいの角度だと葉のふっくら感と、ツメの感じがよくわかりますね。
さらに拡大するとこのような感じになります。キレイな感じです。
少し成長したティッピー錦
ティッピー錦を植え替えてから少し成長した写真です。かなり外側の葉が開いてきました。
ティッピー錦を上から見た写真がこちらです。外側は広がっていても中はしっかりとしまっています。
拡大するとこんな感じになります。
ティッピー錦の胴切り
テグスを用いてティッピー錦の胴切りに挑戦してみました。しかし、軸が硬くてテグスではカットすることができませんでした。
というわけで、しかたなく刃物を使ってカットすることにしました。
刃物でうまくカットできましたが、テグスでも傷をつけていたのでかなり葉を落とすことになってしまいました。
テグスが通らないパターンは初めてでした。小さな株に見えても胴切りのときには刃物も準備しておいた方がいいですね。
今までは以下の記事の中にある写真のように、テグスでキレイにカットできていたのでちょっと驚きました。
刃物で胴切りはできたものの発根と発芽がなかなかうまくいきません。胴切り後に高温の日が続いた影響があるのかもしれませんが、少し増やすのが難しい品種なのかもしれませんね。
あまりに発根しないため、ピーコッキーブルート錦と一緒にバーミキュライトに試し植えしてみました。
日陰に放置して久しぶりに確認してみると、かなり葉が元気になってきています。
掘り起こしてみるとしっかりと発根していました。梅雨に入り温度が下がったことや、発根促進剤を使用した影響もあるかもしれませんが、バーミキュライトに挿すことで発根することができました。
ここまで発根したら問題ないため、普通の培養土に植え替えを行いました。あとは大きく育ってくれるのを待つだけですね。
ちなみに緑色が濃くなっていますが、これはティッピー錦は夏は緑色が強くなる傾向があるためです。『シルバークィーン錦』とは逆ですね。一般的にはこういう傾向のエケベリアが多いです。
また、胴切りした元株からも新芽が出てきました。しかしこちらは斑入りではない株ができてしまったようです。キレイな斑入りの株を増やすのは難しいですね。
この子株の成長をみていましたが、大きくなっても以下の写真のように斑入りにはなりませんでした。
斑入りになる場合は、以下の写真のようにしっかりと斑入りの状態で芽が出てくるようです。
ですが、斑入りでない状態のものと比較することにより、しっかりこれが斑入りのティッピー錦であることがわかりました。冬場に確認すると違いがよくわかりますね。
冬場のティッピー錦を動画にしてみました。やはり冬のティッピー錦はキレイですね。
ティッピー錦の栽培まとめ
キレイだけどちょっと増やすのが難しそうなエケベリア『ティッピー錦』。
発根か発芽がされないとこれで栽培が終了になってしまいますが、なんとか復活してほしいものです。
ツメがある斑入りエケベリアが好きなのであれば、チワワエンシス錦もオススメですよ。