小型でカワイイ斑入りエケベリア『サブセシリス錦』を購入しました。小型の覆輪エケベリアはなかなかないですよね。以下にどんな感じかの写真と、葉挿しなどの様子をまとめます。
育て方の注意点は意外と徒長しやすいので光をしっかり当てることと、寒さにも弱いので防寒が必要ということです。
サブセシリス錦とは?
サブセシリス錦とはメキシコ原産のエケベリア『ピーコッキーサブセシリス(peacokii subsessilis)』の斑入り品種です。別名『モーニングライト』とも呼ばれています。小型でキレイな斑入り品種です。
ですが、モーニングライトは日本だけの名前です。正式にモーニングライト(Morning Light)と名前がついている品種はカンテとシャビアナの交配種になるので注意が必要です。
暑さに弱く、交配しても班が移らない。そしてインブリカータ錦のように葉挿しを行っても斑入りのものができないと、ちょっと扱いづらい品種のようです。
サブセシリス錦の形状
覆輪がキレイなサブセシリス錦。いろいろな角度で撮った写真を以下に載せておきます。まずは斜めから撮影した写真。
サブセシリス錦を上から見た写真。上から見ると覆輪というのがわかりやすいですね。
サブセシリス錦を横から見た写真がこちら。季節や日照条件にもよると思いますが、最初は丸っこい葉ができ、それから長細く成長していますね。
拡大写真
斑入りの状態などをしっかり見るには拡大するのがわかりやすいので、サブセシリス錦の拡大写真を撮ってみました。まずは中心部の写真。小さいうちからしっかり斑入りです。
次は葉先の写真。中心部は緑色が先端近くまで行っていますが、キレイな覆輪系ですね。
そして葉裏の写真。きちんと葉裏もキレイな斑入りとなっています。
サブセシリス錦の葉挿し
サブセシリス錦は葉挿しをしても斑が残らないとの情報がありましたが、試しに葉挿しをやって見ることにしました。まずは葉を取ります。
そして、マジックでマーキングした葉を植物ホルモンにつけていきます。植物ホルモンの影響で斑が残ったりしないかな?
あとは培養土の上に置いて様子を見ていきます。
夏場だったため生育が遅くなりましたが、2ヵ月ほどしてだいぶ芽が出てきました。上下逆転していますが、ホルモン剤に関係なく芽が出ています。
拡大すると以下のような感じになっています。斑入りかな?と思ったけど、大きくなるにつれて斑入りでないことがわかりました。残念。
徒長したサブセシリス錦
サブセシリス錦を育てていると、いつの間にか以下の写真のように結構徒長してしまっていることに気づきました。
台風の時期に少し室内に入れたけど、それ以外は他のエケベリアと同様に育ててました。ちょっと他の斑入りエケベリアより光が必要な品種なのかもしれませんね。
徒長を抑えないとダメだと思い、冬場も軒下に置いて栽培しましたがさらに徒長してしまいました。日当たりのよいところに置かないとダメな品種のようですね。
サブセシリス錦の胴切り
これはやり直すしかないと思い胴切りを行うことにしました。少し時間はかかるけど、これで背を低くして日当たり良いところでやり直したい。
胴切りした後は宙に浮かして発根まで待ちます。今度は日焼けを恐れず午後からも日当たりがある場所で栽培をしようと思います。
時間が経過し、やっと根が出てきました。もう少しまってもいいのですが、根が乾燥してダメになってしまうのも怖いので植えつけます。
植えつけた後は順調に大きくなり、キレイな感じになりました。胴切りしてよかったです。
また、胴切りした下の部分からも子株がたくさん出てきました。
ちょっと試しに子株を外して育ててみることにしました。
しかし、ある程度暑さには強いと思い2〜30%遮光のエリアに置いたら1日でダメになってしまいました。まずは日陰から始めるべきですね。
それと、子株はキレイな覆輪だけでなくランダムに斑が入ったものなども出てきます。必要なければ無駄な栄養を取られないように早めに除去しましょう。
越冬後のサブセシリス錦
越冬したサブセシリス錦の写真です。結構寒さにやられて葉がダメになってしまいました。氷点下になる場所では室内に入れた方がいいですね。
以下の写真のように紅葉するだけで止まってくれたらよかったんですけどね。
サブセシリス錦の栽培まとめ
高温に弱く、葉挿しでは斑が残らないという話ですが、小型で覆輪のエケベリアは少ないので栽培したくなってしまいますよね。その他のエケベリア斑入り品種は以下のところに書いています。
あと、その他の斑入り多肉植物や、その他のエケベリア記事は以下のところでまとめています。