室内のビニール温室を正面からみた写真

植物を栽培していると欲しくなるのが『ビニール温室(ビニールハウス)』。ガラス温室はキレイでいいんだけどあまりにも値段が高いし設置が大変なんだよね。

ガラス温室とビニール温室の比較【安さ】ガラス温室<ビニール温室
【軽さ】ガラス温室<ビニール温室
【設置】ガラス温室<ビニール温室
【見た目】ビニール温室<ガラス温室
【耐久性】ビニール温室<ガラス温室

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植物に囲まれたおしゃれな家作りをするならガラス温室の方がみばえがいいんですけどね。

そんなビニール温室を、外用の大きなものから室内にも使える小さなものまでおすすめの種類をまとめました。個人的にはタカショーさんの『ビニール温室 3段』がおすすめです。

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替えカバーも簡単に購入できるのがいい!

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斑入り植物』を愛する斑入り植物探究家。自分が好きな植物に囲まれたおしゃれな家作りを目指しています。Youtubeインスタも見てね。

家庭用ビニール温室の種類

室内のビニール温室拡大写真

家庭用に使うビニール温室をまずは外用からまとめていきます。種類は少なめに、本当に使えそうだなっていうものだけをまとめました。

外用のおすすめビニール温室

外に置くならしっかりと風に飛ばされないようしっかりした構造の温室がおすすめ。これはいいって思ったのは『ガーデニングハウス 3S』。

アルミフレーム採用の一畳タイプなので軽くて頑丈。ちょっと大きめのビニールハウスだとやっぱり管理が楽なのがいいですよね。以下におすすめのポイントをまとめました。

おすすめポイント!
  1. アルミフレームで軽くて頑丈。だから取り扱いが簡単。
  2. ファスナーでしっかり上まで開けて熱がこもらない。
  3. 交換用のカバーの買い替えが可能。

特に長い間使用する場合、交換用のカバーが販売されているかどうかは重要。売れている商品でなくならないビニール温室をえらびたいですね。

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『ガーデニングハウス 3S』は楽天ランキングで1位を何回も取っている商品なので安心だね。

小型サイズの外用ビニール温室なら『グリーンキーパー ドーム型スーパーロング』がいいですね。高さが低くて風に飛ばされにくいのがいい点。

グリーンキーパー ドーム型スーパーロング

こちらもしっかりと上部が開く構造になっています。太陽光があたる外にビニールハウスを置く場合、上部から熱が逃げないと暑くなりすぎて植物が枯れてしまうんですよね。

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電気を通して換気扇まで設置するのは大変。

また外に置くビニールハウスはしっかりとUピン杭やラセン杭などで固定しておきましょう。予想以上に風で飛んでしまいやすいものです。

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多段式の小型ビニール温室なら一番下の段に肥料や培養土を入れておもしにしておくのがおすすめだよ。

おしゃれなビニール温室を探しているならガーデンドームがいいですね。だけど10万円以上します。なかなか手が出せない値段だけど、いつか購入したい一品です。

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ガラス温室なら3坪で100万円ぐらいするからそう考えると安価かも!?

室内用のおすすめビニール温室

室内にビニール温室を置くなら配置に気を使わなくても楽なのがいい。だけど室内ならビニール温室必要なくないって思う人のために室内に置くメリットを簡単に説明しますね。

室内に置くメリット
  1. 培養土などのホコリが部屋に飛ばない。
  2. 湿度が保たれる。
  3. パネルヒーターで簡単に加温可能。

植物の種類としては夏場は直射日光を避け、冬場は室内で保温したい植物に向いていますね。

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斑入り植物』の利用にはピッタリ!

また、例えば『斑入りクワズイモ』のように耐寒性があまりなく、室外の寒さで枯れてしまう植物なら室内にビニール温室を設置して、パネルヒーターで保温するといいですね。

寒さで枯れた斑入りクワズイモの写真

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できたらガラス温室の方が見栄えがいいけど、高いですからねぇ。

そんな室内で利用するビニール温室でおすすめなのは私も使っているタカショーさんの『ビニール温室 3段』。

やっぱり有名どころは安心感があります。そしてカバーも1000円ぐらいで販売されているので安心。結構な量が入るので一つあるだけで助かります。

また、室内で大きな植物を育てるためのビニール温室が必要であれば、以下のような大きめの植物用のビニールハウスもいいですね。 

こういう四角形タイプのビニール温室は外だと上に雨がたまってしまいますが、室内なら問題なく使えます。

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外でも利用する場合は、少し空間が狭くなりますが上部が斜めになっているタイプのものをおすすめします。

室内でビニール温室を使用する時には注意点があります。それは以下の写真のようにほこりをかぶってしまうこと。外なら雨で洗い流されますが、室内だと積み重なっていきます。

室内のビニール温室にかぶったホコリの写真

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日当たりも悪くなるので定期的に清掃しましょう!

また室内の日当たりが悪い場所に置く場合は補光が必要。今ならいろんな種類の植物育成ライトが安価で販売されているのでうまく利用しましょう。

植物育成用ライトで室内栽培している観葉植物たち

多肉植物におすすめの植物育成ライト。ハオルチアはパネル型を選びましょう!

あとビニール温室の前面を開けて使用すればサーキュレーターで換気できますが、閉めて使用すると湿気がたまり病気の原因となります。小型温室用の換気扇を使えたらいいですが、安く済ましたい場合はカーソーラーファンなどを利用するのも一つの手ですよ。

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ただし防水型でない製品は水分が少なくて済む多肉植物栽培への利用程度にしておいた方がいいですね。

ビニール温室の自作

ビニール温室は自作も可能。結構いろんな方々がビニール温室を自作しています。小型温室は以下のようにダイソーなど百均を利用して安く作っている方もいますね。

ただし、小型のビニール温室はあまり値段が高くありません。ビニールの形を整えるだけでも大変なので、既製品を買うことをお勧めします。

助手のハム助手のハム

時間と大変さを考えると逆に損するかも。

ツーバイ材でビニール温室が自作できるとかっこいいですね。大きなしっかりしたビニール温室は高価なので、ある程度DIYの技術があれば取り組む価値はあります。

注意点としてはポリカを使用しないこと。ポリカを使っている方もいますがそれはやめた方が無難です。ガラスネット入りの塩ビ波板などを使いましょう。

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紫外線をほぼ100%通さないので植物栽培には向きません。

ちなみにツーバイ材とは2✖️4工法に使用される木材のことを指します。詳しくは以下のページがわかりやすいですよ。

2×材(ツーバイ材)の基礎知識(コメリ)


まとめ

ガラス温室よりも価格が安くて手軽なビニール温室。室内置きなら無理にガラス温室を購入する必要性もありません。

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ガラス温室のほうがお洒落ですけどね。

植物をそのまま植えていて、室内のホコリなどに困っていたらこういうのをまず購入するといいですよ。また、植物の苗を育てるならビニールハウスもいいけど、専用の育苗器がおすすめです!

多肉植物に使いたい小型の発芽装置(育苗器)