押しフルーツで香るアロマワックスバー作り

押しフルーツって知っていますか? 押し花のようにフルーツを押して薄く乾燥させたものです。最近はスマホケースにも使われたりしています。

フルーツやハーブの香りが香るアロマワックスバーを作りたくなったので押しフルーツと押しハーブを作り、アロマワックスバー作りに挑戦してみました。

アロマワックスバーとはアロマオイルやドライフルーツ・フラワーを入れた火を使わないアロマキャンドルです。

アロマワックスバーは見た目にも美しくインテリアにもなり、ほのかな香りを楽しめるので自宅の『癒し空間』作りに一つ欲しい製品です。

素材の押しフルーツ作り

まずはアロマワックスバーにつける押しフルーツや押しハーブを作ってみることにしました。以下に作り方や失敗した注意点などをまとめています。

押しフルーツ&ハーブ作り材料

今回は以下の材料で押し押しフルーツと押しハーブを作ってみることにしました。

自家製ライム、ローズマリー

・押し花用紙

・百円均一のキッチンペーパー

食材カットのやり方

フルーツは水分が多く、厚みもあるので薄くスライスする必要性があります。形を維持できるギリギリの薄さぐらいまでカットするのがおすすめです。

カットしたライムの写真

ローズマリーのような長いタイプのものは無理に長さを保とうとせず、しっかりカットしましょう。太いものや、長いものは乾燥させるときに大変です。

カットしたローズマリーの写真

素材の乾燥手順

カットした素材をキッチンペーパー(10枚程度)、乾燥シートを重ねたものの上に置きます。(下に厚めの雑誌などを台にしておくと持ち運びも楽です。)

キッチンペーパーにのせたライムの写真

キッチンペーパーにのせたローズマリーの写真

その上にさらに、乾燥シートをかけ乾燥シートではまみます。そうすることで素材が周りとくっつくことが防げます。さらに水分吸収用のキッチンペーパー(10枚程度)をかけます。私の場合、重しは雑誌を10冊程度上にのせました。

本を重しにしている写真

フルーツに関しては水分が多いため、キッチンペーパーを何回か取り替えていく必要性があります。

太陽光との比較試験

余った素材で押しフルーツじゃなく、普通に太陽の光で乾燥させた場合との比較をしてみました。結果としては乾燥は早いけど、香りが飛ぶし形が崩れやすいって感じでした。手間がかかってもしっかり乾燥したほうがいいですね。

太陽光で乾燥したライムの写真

失敗した点

柑橘類は果実が小さいツブツブ(砂じょう)で構成されています。それがなかなか乾燥しづらいです。キッチンペーパーを取り替えて、乾燥を促進させていましたがその部分がなかなか乾燥できずカビが発生しました。

カビが生えてしまったライムの写真

1〜2日乾燥させた後、ツブツブをキッチンペーパーではさんで潰すなどの作業を行なったほうがよいかもしれません。

乾燥後の写真

10日ぐらいでほぼ乾燥しました。フルーツはカビの発生が怖いので、残りの水分は乾燥シートの上に置き自然乾燥で終わりです。

乾燥後のライムの写真

ハーブはこれで完成です。キレイに平らな形になりました。しっかり香りも残っています。

乾燥後のローズマリーの写真

押しフルーツ作りまとめ

フルーツに関してはなるべくこまめなキッチンペーパーの交換が必要ですね。早く水分をとってしまわないとカビが発生してしまいます。

手間がかかりますが、香りも形もいい状態で乾燥できるこのやり方はいいですね。アロマワックスバーだけじゃなく、ボタニカルキャンドルや、額装ボタニカルなど、さまざまなことに利用できそうです。

次はこの押しフルーツや押しハーブを用いて、アロマワックスバー作りに挑戦してみたいと思います。

アロマワックスバーの作成時と注意点

アロマワックスバー作りの写真

押しハーブや押しフルーツを作成したので、アロマワックスバー作りに挑戦です。作成手順と、作成中に失敗してしまった注意点とを一緒にまとめています。

アロマワックスバーの材料

まずは、作成した押しハーブや押しフルーツと容器を準備します。今回は試しなので、100均一のアルミ容器を使いました。

アロマワックスバー作りの材料写真

ワックスは何を使おうかと思いましたが、今回は粒タイプのミツロウのみで作成してみることにしました。ハーブが大きすぎるので容器に合わせてカットします。

材料を容器に合わせた写真

アロマオイルを加えていきます。今回はレモンのアロマオイルを使ってみました。

アロマオイルを添加している写真

加熱と香気成分

ミツロウを溶かすときに加熱してしまうので、溶けた後に加えたほうが熱で香気成分が飛んでしまうのが抑えれるかもしれませんね。とりあえず、加熱後にもアロマオイルを再度加えました。

ミツロウの湯煎

鍋に水を入れ、ミツロウが入った容器を入れます。そしてあっためていきます。面倒臭くてそのまま容器を入れてしまいましたが、別にワックスを溶かすようにガラス容器を準備しておいたほうがいいです。

ミツロウを湯煎している写真

別容器の準備

別に容器を使用しないと、以下のようなデメリットがあります。

1、お湯が沸騰してきたときに容器が動いてロウが余計なところについてしまう。

2、ロウが溶けるのに時間がかかるので、沸騰後の温かいお湯に放置するのも、途中で温度が下がってしまい溶けきらない可能性がある。

3、ロウが軽いので、お湯の上に置くと斜めになってしまい偏りができてしまう。熱が伝わりやすい金属容器なら大丈夫かもしれませんが。

時間がたつと、白いミツロウが透明な液体になりました。

ミツロウが溶けた写真

火を止めて、押しフルーツや押しハーブを溶けたミツロウの上にのせます。

押しフルーツなどをミツロウの上に配置した写真

素材入れタイミング

ミツロウが熱い状態で素材をのせると下に沈んでしまったり、位置がずれてしまいます。ちょっと固まってからのせるほうがよさそうです。

フルーツがずれてしまった写真

以下のように、少し白っぽくなってきた時あたりがいいかもしれませんね。けど、遅いと周囲が変形してしまいます。タイミングが難しいです。

ミツロウが白く固まり始めた写真

これぐらいのタイミングで動かすと形が崩れてしまったりします。押しフルーツと押しハーブの間に割れ目ができてしまっています。

ミツロウに少し割れ目ができた写真

アロマワックスバーをつり下げたかったので、エンピツを挿し穴を確保しておきます。これも少しタイミング遅れてしまいました。

鉛筆でロウに穴を開けている写真

容器からの取り出しと加工

熱が冷めたら、エンピツを引き抜きます。押しハーブは完全に埋まってしまいましたね。

固まったミツロウの写真

ギザギザは難しい

ギザギザのアルミ容器を試しに使ってみたけど、取り外しが面倒ですね。また、キレイにできないです。ギザギザなどを入れるなら、ゆるやかなカーブのものにしたほうがいいですね。

また、ゴム製などの容器で取り外しやすいようにしたほうがいいですね。または、使い捨ての紙容器もいいかもしれませんね。

アルミ容器を剥がしている写真

裏返すとこんな感じです。つやつやでキレイ! ミツロウが足りない状態になるのが怖くて厚めに作ったけど、薄めに作ったほうが素材が見えてキレイになりそうです。

アロマワックスバーを取り出しひっくり返した写真

ヒモを通す穴はつながってなくても、厚みがほとんどないため細い道具でつつけば簡単に穴が作れます。

ヒモを通す穴を開けた写真

あとはヒモを通してできあがりです。キレイにはできなかったけど、少しづつうまく作れるようになっていけたらなと思います。

ヒモを通して完成したアロマワックスバーの写真

まとめ

とりあえず試しにアロマワックスバー作りに挑戦してみましたが、いろいろ失敗をしてしまいました。

次は容器をしっかり整えて行おうと思います。また、薄めに作って素材を全部内部に入れてしまうの逆にキレイなんじゃないかなと思うので、そういうのにも挑戦してみたいな。

あまりにも難しかったら製品を購入しようと思います。オリジナルは作る楽しみがあるけど、プロの製品を購入するほうが安心かも。

フルーツ アロマワックスバー