日本でのエケベリア地植え試験。痛むけど−3度なら冬こしは可能。痛むけど−3度なら冬こしは可能

エケベリアの『シムランス アセッション(アッセンシオン)』などを使いエケベリアの地植えに挑戦してみました!

シムランス アセッション

植え替えを行ったのは秋の終わり。もうかなり温度が下がってきた時期に植え替えはリスクが高いし、さらに地植えが難しいのはわかってました。

植物研究家

ですが、大きくなると鉢植えは大変ですし、これで耐えられるならいいなと思って行いました。枯れることは覚悟のうえです。

結果としては、難しいと思っていた地植えでのエケベリア栽培は意外と問題なく育てれることがわかりました。

掘り起こし作業

植える場所はこんな感じ。結構何も見えてないように見えるけど、地中は怪しいです。一度しっかり掘り起こさなければ!

地植えする場所の写真

『おりゃ〜!』って感じで気合を入れがっつり掘り起こします。

掘り起こし作業中の写真

やっぱり結構根っこが張ってます。細かく切るように何度も叩きます。

土中にある根の写真

土壌改良と植え付け

今回は残っていた土壌改良剤の『ミリオンA』を土壌に加えました。使い終わった培養土関係を日光消毒した物も入れて排水性を改善したかったですが、あまりがなかったためこれだけで対応します。加えたあとは適当に混ぜ合わせます。

多肉植物におすすめの肥料をマグアンプを中心に紹介! 種類や効き方の説明

ミリオンAを撒いた写真

今回使用するのは2つのシムランス。左が雨がかからないように外に置いていたもの。右側が室内で暖かく過ごしていたものです。

外に置いていたものは寒さでうっすら紅葉しています。これらを地植えしていきます。

植え付けるエケベリアの苗写真

穴を掘り、鉢からとったシムランスを植え付けます。残った培養土は排水性改善のためにも空いているスペースに全量入れます。

rojiue-20181128-6

植え込んだ後の写真はこちらです。左が室内置きだった物。右が外置きだった物です。これから水を加え様子を見ることにしました。さあ、冬が楽しみです。

植え付け作業中のエケベリア写真

地植えエケベリアの冬越し

地植えした冬のシムランス写真

1月中旬の様子

1月中旬になり寒さが強くなってくると、室内に置いておいたものは紅葉してきました。先端部分は少し傷んできています。

1月の地植えエケベリアの写真1

元々外に置いて寒さにならせておいたものは特に痛みがないです。寒さがくる前に外に置いて寒さに慣らせておくべきですね。

1月の地植えエケベリアの写真2

2月下旬の様子

マイナスになる寒さを受け、元々室内に置いていたものはかなり葉が紅葉し、葉が丸まってきました。

2月の地植えエケベリアの写真1

外部に置いて寒さにならせておいたものは、少し外側の葉が傷んでいますが大きな痛みはみられません。

2月の地植えエケベリアの写真2

3月下旬の様子

暖かくなり、ちょっと虫にやられた部分が増えていますが、無事に越冬できたようです。葉の色も緑色に戻ってきています。中心部分がかなり生育してきていますね。

3月の地植えエケベリアの写真1

寒さに慣らせておいた外置きのものも、かなり外部の葉はダメになってしまいました。単純に古い葉が枯れただけかもしれませんが、中心の若い葉に成分(糖質)などを集め凍結を避け、生き残る戦略をとったのかもしれませんね!

3月の地植えエケベリアの写真2

エケベリアの越冬結果

温度変化を書いていませんでしたが、マイナス2〜3度程度であればシムランス アセッションであれば痛みはするが越冬可能なようです。そもそも原産地の温度も大きく差はなさそうですしね。

植物研究家

ですができれば温室を購入して設置したり、暖房を設置するのがオススメ。以下に参考までに記事をまとめています。

翌年度のエケベリア地植え

寒さでエケベリアは痛むものの、地植えで越冬できることがわかりました。ですので、次の年からは以下の写真のように地植えの数を増やしました。

数多く地植えしたシムランスの写真

また、ピンキーや、フチに赤いラインが出るシムランス品種なども植え付けました。

地植えしたピンキーの写真

地植えしたシムランス交配種の写真

これらの品種が今年の冬どうなるか楽しみです。

まとめ

耐寒性があまり強くないタイプのエケベリアですが、試しに地植えに挑戦してみました。今回使用したエケベリア シムランスや、その他のエケベリア記事は以下のところでまとめています。

シムランス アセッション

【エケベリアの育て方】自己流で育てて失敗する前に見て欲しい栽培の注意点!