昔、暖地で『ハスカップ』という果樹を試しに栽培していました。ハスカップは果実が酸っぱくて生食できないというイメージがありました。
しかし、品種改良されたものは甘く、暖地で栽培ができ、生食できるという情報がありました。ですので以下の2品種を試しに栽培してみました。
・ダイアナカップ
・グレースカップ
暖地ではあまり上手く生育しませんでしたが、果実は収穫でき酸味もなく普通に食べることができました。
そんなハスカップの品種や栽培方法を、私の経験をふまえてまとめています。
ハスカップとは?
スイカズラ科スイカズラ属の落葉果樹です。自家受粉性もありますが、基本的には異なる品種を植えたほうが結実はよくなるようです。
果実はちょっと長丸い形をした青色の果実がなります。アントシアニンを含んでいるのがいい点です。ブルーベリーでいい気もしますが、ブルーベリーにないメリットも色々あるんですよね。
【梅雨前の収穫】
ブルーベリーを栽培していると果実が雨で割れてしまったりするんですよね。ハスカップが寒いエリアで6月収穫なら、もしかすると梅雨前に収穫できるのではと思って苗を買いました。
【イラガの回避】
ブルーベリーを庭に植えていると、イラガの幼虫の発生が怖いんですよね。ブルーベリーを収穫するときだけでなく、周囲にはって移動してきたりされるとシャレになりません。
イラガの幼虫は緑色で見分けづらい上に、刺されるとかなり痛みが残るのでぜひ避けたい害虫です。
ハスカップの品種と苗
ハスカップの苗は楽天などでも変えますが、海外の輸入品種を扱っている専門の業者さんから購入ほうがいいかもしれません。
ハスカップの苗
ハスカップの栽培
ハスカップも暑いエリアでは西日を避けたり、遮光したほうがよさそうです。
剪定
11〜3月ぐらいの落葉後から春芽が出る前の間に剪定を行うのがいいです。小苗のうちははあまり剪定を行う必要性はなさそうでした。
肥料
秋と春に肥料をやるのが一般的のようです。鉢植えなど肥料補給が限られる場合、果実がなった後にも少し肥料を与えた方がいいかもしれません。また、ブルーベリーと同様に弱酸性を好みます。
→多肉植物におすすめの肥料をマグアンプを中心に紹介! 種類や効き方の説明
消毒
家で栽培する場合は、ベニカマイルドスプレーなどの有機栽培でも使えるタイプの消毒を使うことがおすすめです。
→家庭菜園や室内のインドアガーデンにおすすめの農薬や殺虫道具をまとめたよ。
ハスカップの青果系製品
ハスカップ冷凍果実
ハスカップ ジャム
ハスカップジュース
まとめ
果実の味はよかっですが、結実率と夏場の暑さをどう乗り越えるかが問題となる気がしたハスカップでした。海外品種で暖地向けの品種を見つけれたらおもしろいかもしれないですね。
アントシアニンを含む小果樹でしたら、以下の果樹もおすすめです。