赤い果実の国産ブラッドオレンジ栽培

赤い果実の『ブラッドオレンジ』。柑橘類でこういう色はめずらしいですよね。

私も気になって苗木を購入しました。庭木として庭に植えて放任栽培していますが、木が大きくなりいい果実が取れています。

そんな国産ブラッドオレンジの栽培や、ブラッドオレンジの種類について説明します。

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斑入り植物』を愛する斑入り植物探究家。自分が好きな植物に囲まれたおしゃれな家作りを目指しています。Youtubeインスタも見てね。

国産のブラッドオレンジ

国産のブラッドオレンジは『タロッコ』『モロ』と呼ばれる品種が主に栽培されています。

私が試しに栽培をしてみたのはタロッコという品種です。赤みが入るのがモロより抑えめでキレイな果実なんですよね。

栽培中のブラッドオレンジの写真

ブラッドオレンジ(タロッコ) 苗

熟したタロッコの果実

以下が収穫したタロッコの果実をカットした写真です。軽く赤い部分が出る感じがキレイなんですよね。

タロッコをカットした写真

少し拡大するとこのような感じ。果皮のほうから赤くなっていく感じがよくわかりますね。

カットしたタロッコの拡大写真

もっと拡大すると、果実の染まり方は粒ごとに赤く染まっているのがわかります。

タロッコの果実粒写真

熟成前のタロッコ

ブラッドオレンジは最初から赤く色づいているわけではありません。ある程度成長してから果実が赤く色づいていきます。以下の写真は12月中旬に収穫した果実です。

熟成前のタロッコ果実の写真

拡大すると一部が赤くになり始めています。食べるとすでに酸が抜けて十分美味しいですが、色付くのはもう少し後になります。

部分的に色づいているタロッコ果実の写真

寒さが来るため12月に収穫すると、貯蔵しても色づきがよくないです。しっかり色付けたい場合は、凍結してしまうリスクをおってでも外で完熟させるしかないですね。

ブラッドオレンジ『モロ』

タロッコとは違い、モロと呼ばれるブラッドオレンジは果実全体が濃く、赤というより紫に近いレベルまで果肉が染まります。

こちらはそのまま生食もいいですが、あまりにも色が濃いためジュースなど加工品として利用する方が良さそうな感じがします。


ブラッドオレンジの食べ方

ちょっと皮がむきずらく、カットフルーツとして食べるのがオススメです。半分に切った後、さらに4分割か8分割して食べるのがオススメです。

半分にカットしたブラッドレンジの果実

ネーブルとか好きな人ならおいしいと思う味だと思いますよ。私も色が面白くて買ってみましたが、味が予想外によくて驚きました。

まとめ

ブラッドオレンジと聞くと海外産?って思ってしまいがちですが国内でもブラッドオレンジは栽培できます。

ですが、寒さを避けるために12月収穫などになると色づきがいまいちになってしまいがちです。色をとるか、安全をとるか悩ましいところです。

ですが、そうやって気象を気にしつつ果樹を栽培するのも楽しいものです。趣味で栽培するのであればリスクをとっておもしろく栽培したいものですね。