斑入りヤブニッケイの栽培記録。成長は遅いけど頑丈で庭木におすすめ!

春の花芽がついたヤブニッケイ写真

ヤブニッケイは日本原産のハーブ。さらに斑入りのものがあると知り育ててみることにしました。以下のような感じで庭木におすすめの一品です。

斑入りヤブニッケイのポイント・暑さでもキレイな斑入りを維持する。
・耐寒性はー5度程度。
・樹形は暴れる。
・成長は遅い。
・病害虫に強い。
・増やすのは取り木でないとむずかしいかも。

植物研究家

動画で斑入りヤブニッケイがどんな植物か確認してね。

斑入りヤブニッケイの季節変化

斑入りヤブニッケイは季節で少しづつ変化を見せます。まずは春先にピンクに色づく葉っぱ。

ピンクに色づく斑入りヤブニッケイの新芽写真

ピンクに色づく斑入りヤブニッケイの新芽写真2

中には全斑の枝も出てくることがあります。ただし成長は難しいでしょう。変わった感じの斑がでたらそこから取り木したいものです。

ピンクに色づく斑入りヤブニッケイの新芽写真3

夏場の暑さにも強く、すこし黄色くなりますが枯れこむことなく成長します。うつくしさを夏も冬も保てるのがいいところ(ただし−5度ぐらいが限界らしいです)。

夏場の斑入りヤブニッケイ写真

斑入りヤブニッケイの病害虫

斑入りヤブニッケイは病害虫に強いですが、以下のように葉っぱをかじられることがあります。

虫に食べられた斑入りヤブニッケイの写真3

虫に食べられた斑入りヤブニッケイの写真2

虫に食べられた斑入りヤブニッケイの写真

虫に食べられた斑入りヤブニッケイの写真4

植物研究家

ですが放置しておくといつのまにかあたらしい葉がでてわからなくなります。気になる時は枝をカットしてしまえばOK。

斑入りヤブニッケイの挿し木

斑入りヤブニッケイの挿し木の写真

斑入りヤブニッケイは挿し木が難しい品種です。木質化するとまず発根しません。緑枝はある程度カットした後も形をたもってくれるものがありますがなかなか発根しません。

植物研究家

取り木で増やすのが良さそうです。

斑入りヤブニッケイの取り木

斑入りヤブニッケイは取り木で増やすしかない。そう思い取り木ボールを利用して取り木試験を始めました。

斑入りヤブニッケイの環状剥離写真4

以下の画像のようにミズゴケを利用します。軽くしぼったミズゴケを入れて取り木ボールのフタをしてまちます。

斑入りヤブニッケイの環状剥離写真

だいぶカルス化してきました。ここから発根するといいのですが。

斑入りヤブニッケイの環状剥離写真2

ひさびさに取り木ボールを開いてみるとカルスが木質化していました。ここから発根するといいですが、だめなら蒸散が抑えられる寒さになってからカットして鉢植えで様子を見たいと思います。

斑入りヤブニッケイの環状剥離写真3

残念ながら発根前に枯れてきてしまいました。これの前にも一本枯れています。夏の暑さと乾燥には耐えきれなかったようです。

斑入りヤブニッケイの取り木写真

カルスは形成されていますが発根は無理だったみたいですね。

斑入りヤブニッケイの取り木写真2

ですが株の枝はしっかり発根してきていました。大きめの資材と日陰だったのがよかったようです。

斑入りヤブニッケイの取り木写真3

斑入りヤブニッケイの取り木写真4

葉と枝を残しすぎですが、とりあえずこれで植え付けてみます。

斑入りヤブニッケイの取り木写真5

植物研究家

ほんとはもっと発根してからのほうがよかったのですが、今回はお試しでやってみます!

その他の斑入りハーブは以下の記事で説明しています。

庭に植えたい斑入りハーブ苗