『ハオルチア』の開花がどんなふうに行われるのかがわからなかったため、段階ごとに花の写真をとってまとめました。交配してみたいときに、どういう風に花が咲くかわからないとできませんよね。
花の成長
以下にハオルチア『ピグマエア』の開花までの写真をまとめます。最初は冬を超えたハオルチアから花芽が見えはじめた写真です。葉と葉の間から花芽が上がってきます。
少しづつ花芽が伸びていきます。
花芽の先端形状はこんな感じです。最初はみっちりと詰まった感じです。
成長していくと少しづつ下部のツボミの間隔がひらいていきます。
そしてツボミが開き、少しづつ開花していきます。
開花は下のツボミから順番に開花していきます。
花の内部写真
交配などの作業を行うなら花の内部を知る必要があります。ですので、花を回収して内部を確認してみることにしました。
花びらをとると内部の状態が確認できます。
おしべを少し取り除くとめしべが確認できました。両方とも小さいのでちょっと交配するなら作業が大変そうです。
開花後の変化と花芽の長さ
開花後の花はどんどんと茶色くなり枯れていきます。
花芽はかなり長くなり、最終的にはここまでの長さになりました。交配をしないのであれば花芽はすぐに切ってしまうといいというのがよくわかります。かなり栄養が取られてしまうと思われます。
ハオルチアの交配
ハオルチアの花が咲いたので交配をすることにしました。まずは開花して4〜5日後の充実してきた花の花びらを取り除きます。
花びらはピンセットを使うと取り除きやすいです。手でやると余分なところまで取ってしまう可能性があります。
花びらを取り除いたハオルチアからピンセットで雄しべを取ります。
ピンセットで取ったハオルチアの雄しべを雌しべにつけて交配完了です。雌しべは全部取り除いてから行うのがいいです。
除去した雄しべは密閉できる袋に入れ冷蔵保存します。今回はピグマエア錦の花粉を採取したので、斑入りハオルチア作成の交配にいろいろ使えそうです。
動画のほうがわかりやすいって方のために動画でも交配作業は撮影しています。
ハオルチアの種取り
ピグマエアの種が熟してきたので回収することにしました。茎の部分が茶色くなりそろそろ種が弾けてわからなくなってしまうのが怖かったので。
拡大するとこんな感じです。枝もかなりしおれてきていますね。
枝をカットし、枝からタネの部分を取り外します。
種皮をはがすとこんな感じ。受粉できているんだろうか?
さらに分解すると小さい種が入っていました。
芽が出るかわかりませんが、とりあえずピートモスに植えてけてみました。最低温度が10度ぐらいになってきているので、室内なら発芽できる温度です。さてどうなるかな?
まとめ
ハオルチアは長く花芽を出し、小さい花が下から順番についていくことがわかります。ちょっと小さいので交配をするのは大変そうですね。
また、花粉を冷蔵保存や冷蔵保存をしておくならチューブ保存もいいですが、調理用の真空機器などを利用するのも一つですね!
あと、ハオルチアの記事を以下のところにまとめています。