植物をいろんな角度から撮影したいと思ったら、『ドローン』がおもしろそうじゃないかと思った。プロジェクションマッピングやLED照明との組み合わせが面白そうですね。
過去いろいろ問題があり話題になったドローン。けど、有効に使えばいいアイテムのようです。(補足:ドローンとは遠隔操作やプログラムされた自動制御によって動かすことのできる飛行機のことをいうようです。)
作物の獣害対策にドローン
田舎の方だと、どんどん獣が出てくるようになってきています。昔は猿やイノシシを見かけるのは珍しいことでした。
しかし、現在ではタヌキやアライグマなどの小動物から猿などの中型動物、そしてシカやイノシシなどの大型の動物も頻繁に人里まで降りてくるようになりました。
動物が人里にくる理由
理由としては、以下のようにいろんなことが考えられます。一つが理由ではなく複合的なことだと思われます。
1、山の木がスギやヒノキという人工林に変わってエサが少なくなり人里に降りてきたこと。
2、人里で栄養価が高く簡単に作物や生ごみなどのエサを食べれることを知ったこと。そして高栄養により繁殖が加速されたこと。
3、高齢化により猟師が減り、数を減らすことが困難になってきたこと。また、それにより人が危険という認識がなくなってきていること。
タヌキなどであれば危険性は少ないですが、イノシシだと命に関わる場合があります。また、農家など作物の栽培を行なっている方々は非常にダメージが大きいですね。
ドローンを用いての獣害対策
ドローンを用いての獣害対策は現在いろいろ検討されているようです。高齢化と人口減少が進む田舎では、そうなる理由を無くそうとしない限り、ドローンなどを用いて対応するしかないでしょう。
獣害への対応としてはデータを回収して予測、そして対応するパターンと、センサーを設置して、反応したら対応するパターンなどがあるようです。
センサーを設置するやり方ははちょっと費用と手間を考えるとちょっと大変ですね。定期運転して動物を認識後に連絡、許可が降りたら排除行動に移るぐらいの方がいい気もします。
動物への脅威と安全性
どのような方法で動物を追っ払うようにするかも気になります。動物って結構なれてきます。猿なんかは頭も良く、女性や老人だと危険性がないと判断して攻撃してきます。
フラッシュや音だけでは長期に渡る対応には力不足となる可能性があります。かといって生分解性のタマを込めた強めのエアガンとかで自動操縦していると、間違って人を攻撃してしまうリスクも出てくるかもしれません。
その辺の技術対応が難しい感じがしますね。
現在の植物系への利用
実際にはドローンは山の測量などの用途で使われているようです。人が測量するよりはるかに速く、そして安くできるようです。
今後の利用予想
現在は国内でも簡単な空中散布が小型ヘリから行われています。これがドローンなどを用いた薬液補充から散布まですべて自動のシステムとかに将来なるかもしれませんね。
すでにGPS機能で自動運転ができるドローン。その機能の延長線上にあると思われます。アタッチメントで小型ヘリのよさを生かして上からではなく斜め下からの散布などもできそうな気がします。
また、今までは建物やその周囲の撮影には監視カメラが用いられていました。これが将来はドローンなどを用いて、大規模農園などにも使われて行くでしょう。いや、もう使われているかもしれませんね。
こういうシステムにより、離れた国内外の情報管理を受け身ではなく確実にチェックできるシステムとなっていきますね。
それにより、例えば国内にいながらドローンなどで世界の植物生産状況を把握、画像認識とAIによる診断などを加味して判断、Iot技術により遠距離から栽培システムを動かし対応という形などにもなっていきそうですね。
そして、そこからの物流・販売システムや生産予想からの供給変化など、いろんなことが機械化で変わっていきそうですね。
安く空中撮影を楽しむには
まぁ、いろいろドローンでできることはあるけど、実際にやりたいことは植物の撮影。自分で運転して撮影するのもいいし、GPS機能を利用した自動運転撮影もおもしろそうですね!
ドローンのカメラを見ながら運転する『FPV機能』を備えていている一番安い機種は『AR.Drone 2.0』ですね。
『Parrot ドローン用アクセサリ 3D GPS フライトレコーダー AR.Drone 2.0対応 PF070055』を追加することによりGPSを利用した自動運転も可能になります。
まとめ
いろんな可能性があるドローン。けど、違法な使い方だけはやめておきましょう。
また、ドローンのスクールができてきており、民間資格などもできているようです。現在、ドローンを運転するのに資格は必要ありませんが、仕事などの用途で使用する場合はとっておくのもいいかもしれませんね。