斑入りコニファー(Conifer variegated)

コニファーにも白色や黄色などの斑が入ったキレイな斑入りの品種があります。こういうのが庭に一本あるとおしゃれですよ〜。

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また生育が遅く樹高が低いものが多いので、根域制限や芯止めをしなくても大きくなりずらいです。

また海外由来でなく日本の在来種にもキレイなコニファーがありますよ。特に斑入りのヒノキは育てやすくてうつくしい! 盆栽にも使われるぐらいです。

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そんな斑入りコニファーの種類と、株分けや挿し木に挑戦した栽培記録をまとめました。

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庭のリノベーション業者の探し方についてはこちらの記事で説明しています。

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斑入り植物』を愛する斑入り植物探究家。自分が好きな植物に囲まれたおしゃれな家作りを目指しています。Youtubeインスタも見てね。

日本の斑入りコニファー。ヒノキ科がおすすめ!

コニファーってきくと海外由来のものって感じがしますが、コニファーは針葉樹のことを示すようです。だから日本にも斑入りのコニファーがいろいろあります。

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以下に紹介していきますね。

斑入りの津山ヒノキ

冬は黄斑、春からは銀芽になる津山ヒノキの斑入り。

斑入り津山ヒノキの写真

斑入り津山ヒノキの写真2

春になると銀芽がうつくしくなります。

斑入り津山ヒノキの写真3

黄金石化桧(黄金セッカヒノキ)

まだまだ希少とされる黄金石化桧(黄金セッカヒノキ)。普通の銀芽石化ヒノキより強く、みためもうつくしいです。

黄金石化ヒノキの写真

黄金石化ヒノキの写真2

黄金石化ヒノキの写真3

斑入り真柏(シンパク)

盆栽によく使用される真柏(シンパク)。黄斑が販売されております。斑入り部分はやはり葉焼けしやすいですね。

斑入り真柏(シンパク)の写真

斑入りアスナロ

最初が白く、あとで段々と緑色に変色するオーレアタイプです。

斑入りアスナロの写真

斑入りアスナロの写真2

杉葉の発生に注意!

ヒノキ系の植物は強い剪定をしたり、栄養不足や水不足などのストレスを受けると杉葉と呼ばれる杉のような葉っぱを出します。

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だけどそこからまた普通の葉に戻ったりもするよ!

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ストレスで先祖返りしちゃうんだね。

あまりストレスを与えすぎないように管理しましょう。出てしまった場合は見た目的にはキレイではないので、大きくしたい時でなければカットしたほうがいいですよ。

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黄金石化桧(黄金セッカヒノキ)や津山ヒノキならカットしても大丈夫ですが、シンパクは杉葉が多く出ます。

海外の斑入りコニファーにはどんな種類があるの?

現在日本で販売されている海外由来の斑入りコニファーをまとめてみました。温度条件や、降雨量が多いところでは密集型の品種を避けるなど、地域によって適した品種を選びたいものです。

グロボーサ バリエガーター

グロボーサ バリエガーター(Chamaecyparis obtusa Globosa Variegata)。白い斑がキレイな斑入り品種です。

ゴールドライダー斑入り

先端が明るいだけでなく、斑入りの白さがキレイなゴールドライダーの斑入り品種です。

シルバーダスト

シルバーダスト。シンプルに白い斑が入った葉がいい感じ。

クイーンクレスト

全体的に黄色く、黄色い感じの斑が入る斑入り品種のクィーンクレスト。

パーリ−スワール

白いキレイな斑入りの葉をつける矮性ヒノキ『パーリ−スワール』。以下のところも写真を載せています。

斑入り植物で幻想的な空間を作りたい


斑入りコニファーの地植え

地植えしたカマエキパリス(ヒノキ)の状態はこんな感じです。短めの枝が幅広く複数立っている感じになっています。

現状の斑入りコニファー写真

掘り起こすとこんな感じ。植え込むときの根をばらしましたが、鉢で長く育っていたおかげでまだまだまとまった感じになっています。

掘り起こした斑入りコニファーの写真

根の部分を拡大するとこんな感じです。

斑入りコニファーの根部分拡大写真

斑入りコニファーの株分け

土を軽く落としたところ、かなり太い根でつながっていました。ですので、剪定バサミでカットするのは難しく、ノコギリで大きくカットしていくことにしました。

ノコギリでの斑入りコニファー分割写真

細かな部分は剪定バサミでカットしていきます。きちんと土を落としてからやったほうがよかったかな。

剪定ハサミでの斑入りコニファー分割写真

カットした後の写真がこちら。腐りなどが怖いため、消毒をかけて植え付けていきます。

分割後の斑入りコニファー写真

植え付けた後の写真がこちら。暑くなり始めている時期なのでちょっと難しいとはおもうけど、なんとか上手く育ってほしいものです。

植え付け後の斑入りコニファー写真

これからさらにもう一度場所を移動させましたが、無事に生育しています。斑入りでも強めの断根に耐えれるぐらいの強さはあるようです。

斑入りコニファーの挿し木

はっきり言って、挿し木から育てるのは時間がかかりすぎてやってられません。けど、経験のため発根するまでの確認をしてみようと思います。鹿沼土に挿して様子を見ていきます。株分けしたぶんだけで本数はもう十分。

斑入りコニファーの挿し木写真

斑入りのコニファーだし発根は難しいかなと思いましたが、暖かくなった6月初めに確認してみたら発根していました。普通のヒノキのように簡単に発根するようですね!

斑入りコニファーの発根写真

また、以前とりあえず挿していた木質化している部分の挿し木も根が生えていました。長い間発根していなかったので、発根にはだいたい20度以上温度が必要になるのかもしれませんね。

斑入り植物で幻想的な空間を作りたい

木質化斑入りコニファーの発根写真

発根促進のために植物ホルモン使えば簡単に発根できたかもしれませんが、そこまでやりたくなかったんですよね。やりたい人は以下に参考程度の植物ホルモンをまとめています。

植物ホルモンの種類と多肉植物への使用例

斑入りコニファーと交配させよう

春になり、斑入りコニファーから新芽が出てきました。あざやかな白さでとてもキレイな感じでした。

新芽が出てきた斑入りコニファー

だけど、それ以上にキレイなコニファーをみたい。というわけで、ブルー系コニファーである『ウィチッタブルー』を購入していつか交配しようとしています。

庭に植えたいブルー系コニファーの種類と特徴

ブルーでキレイな斑入りのコニファーとか庭にあるとキレイだと思いませんか? いつか自分の手で生み出したいなぁ。

まとめ

コニファーは見た目だけでなく、風よけにも使えていいですよね。斑入りなので弱いと思うけど、数本あれば一本ぐらい上手く育ってくれそうな感じがします。斑入りコニファーの株分けは難しいかわからないけど、上手く育ってほしいな。

あと、斑入りや錦という言葉の意味がわかりずらければ、以下のページの中にまとめてます。

斑入り植物の一覧と育て方

また、斑入り植物が好きなのであれば、以下の斑入り植物もおすすめです。

庭に植えたい斑入りハーブ苗

斑入り盆栽の種類と栽培

斑入り多肉植物の種類

それと、ハーブやアロマオイルなどを使用して作られた自然派の製品については以下のところにまとめています。

自然で安心・安全な植物性の商品