
植物由来の成分を使っている製品って安心感がありますよね。自然な感じがして化学製品より安全な感じがします。
そんな植物素材が使われている製品を、家庭で使用する身の回りのものから、食事に関する食品まで以下にまとめました。植物好きな人、ナチュラリストの方に役立てばいいなと思います。
肌に触れる植物性商品
シャンプーやボディーソープ、整髪料など肌に触れる製品は安心なものを使いたいものです。ですので、自然な植物性素材を使用した製品をまとめてみました。
せっけん
最近はボトルタイプのボディーソープが主流ですが、せっけんもきれいなトレーに入れておくとおしゃれだし、旅行にも持ち運びできて便利ですよね。以下に植物性素材を利用したせっけんをまとめました。
せっけんの分類
みなさんすでに知っているかもかもしれませんが、せっけんにもいろいろな種類があります。
最初に、含まれているせっけんの成分がどれぐらい含まれているかでどのような名称に分類されるかを以下に示しますね。
純せっけん
せっけんの成分(せっけん素地)が98%以上含むものを純せっけんといいます。どうしても加工で100%にできないため、このような表記になります。
化粧せっけん
せっけんの成分(せっけん素地)が93%以上含む固形せっけんを化粧せっけんといいます。
ハーブエキスやアロマオイルが含有されているものはこのタイプになりますね。
薬用せっけん
医薬部外品のせっけんです。抗菌成分が含まれているせっけんになります。
これ以外にもいろいろな分類がありますが、普段使うぶんにはこれぐらいの知識で十分だと思います。詳しく知りたい方は以下のサイトなどで詳しく書かれています。
植物系せっけんの種類
市販されているハーブやアロマオイルなどを用いた植物性のせっけんを以下にまとめました。
アロマせっけん
植物のアロマオイルを利用したせっけんは香りもよくていいですよね。中でも天然成分でできている『マルセイユせっけん』などは優しい感じでいいですね。
植物プラセンタせっけん
植物性プラセンタを含むせっけんです。植物と動物は違うものですが、植物プラセンタは動物由来のプラセンタエキスと似た組成を持っているようです。
補足)植物性プラセンタとは
植物性プラセンタとは植物の胎座と呼ばれる種子になる部分(胚珠)の周りにある部位をいいます。動物性のものとは成分が異なりますがプラセンタという名前がついています。
柿渋石鹸【男のたしなみ】
渋柿エキスを配合した男のための石鹸です。匂いを気にしている中年男性の方や、旦那さんに匂いをちょっと気にして欲しいという主婦におすすめです。
せっけんを自作する
安全な植物性素材を利用した石けんを使いたい場合は、手作りで石けんを作るのもいいですね!
以下に石けんに使用する植物性ワックスや、レモン系ハーブ・アロマオイルの記事を載せてきますね。
⇒【レモンの香り】レモン系ハーブの種類と栽培記録。その匂いは葉から出てます。
せっけんを委託制作するには?
せっけんは委託制作することもできます。今はOEM(Original Equipment Manufacturing)と呼ばれる製造会社さんに委託製造してもらう方式がとれます。
OEMが盛んになってきたおかげで、個人レベルでも試しに作れるような時代になっています。オリジナル商品を作って知り合いなどにプレゼントもおもしろいかもしれませんね。
以下の会社では100個から委託生産が可能になっています。なかなかそこまでやる方はいないと思いますが参考までに。遊びでやるにはちょっとお金がかかり過ぎます。
化粧水・クリーム等
植物性素材を利用した肌につけるクリーム・ジェル・オイルなどの商品をまとめました。
ハーブやアロマオイルを使用するタイプだけでなく、オイルのみで作られた製品など様々な種類の製品があります。
植物性化粧水などの種類
市販されているハーブや植物性オイルを利用したクリーム・ジェル・オイルなどを以下にまとめました。少しだけ説明も書いています。
生草花 天草ジェル
無農薬ハーブなどを用いて作られたジェルです。ヘチマ水にいろいろなハーブ液を加えて作られたジェルです。
フルーツエキス入り美容液
フルーツエキスを利用した美容液もあります。ハーブ系の美容液は多いですが、フルーツ系の成分をメインで利用している製品は珍しいですよね。
植物幹細胞エキス入り美容液
植物幹細胞エキスを配合した美容液です。植物幹細胞についてはわかりづらいと思いますので以下に簡単に説明しますね。
補足)植物幹細胞と美容液
植物の芽や根はどんどん成長していきます。内部は細胞がどんどん分裂して増えいている状態です。その分裂組織である茎頂分裂組織と根端分裂組織にある活発な分裂細胞のことを言います。
美容液で使われる植物幹細胞抽出液は、主にオイルで有名なアルガンツリーや、スイスの『ウトビラー・スパトラウバー』と呼ばれる抗酸化能力が高い品種のりんごが使用されています。
化粧水を自作する
安全な化粧水やハンドクリームなどを使いたいなら自作するのも一つの手です。参考までに、以下にブチレングリコールを利用したハーブエキス抽出液を作成した記事を載せておきます。
植物性シャンプー
植物性素材を利用したシャンプーは無農薬・有機栽培ハーブを利用し、余分な添加物を除いた製品が多いですね。また、アミノ酸配合(系)ではなくアミノ酸シャンプーもあります。
補足)アミノ酸(配合)系シャンプーとアミノ酸シャンプーの違いについて
アミノ酸シャンプーはアミノ酸だけを使用してますが、アミノ酸配合(系)シャンプーは石油系の界面活性剤を使用しています。それにアミノ酸を加えているって感じです。
ですので、市販のものとあまり違いはない可能性があります。しっかりと、アミノ酸シャンプーを見分けましょう。表示に『ラウリル硫酸』『ラウレス硫酸』などの記載がないものを選ぶといいと思います。
植物性シャンプーの種類
以下にハーブや植物性オイルなどを利用した市販されている植物性シャンプーをまとめました。少し説明も記載しています。
国産ハーブシャンプー
国産のハーブを利用したシャンプーは色々販売されています。最近では大手も国産ハーブを利用したシャンプーを販売しています。
凛恋(rinRen)
国産の色々なハーブを利用し、余計な添加物を除いたノンシリコンシャンプー。これはちょっと気になる。
mogans(モーガンズ)
植物由来成分を99%も配合したアミノ酸シャンプーです。種類によっては96%のものもありますので、内容を見て選びましょう。
整髪料
整髪料として利用する植物性素材は植物から取れるオイルを利用するのが一般的です。いろいろな植物からオイルが抽出され利用されています。
植物性整髪料の種類
植物から抽出されたオイルを利用した市販されている植物性整髪料の種類を以下にまとめました。
アメイジングシャインヘアオイル
野菜由来のオイルを利用したヘアオイルです。こういうのだと髪にもよさそうですね。女性専用という訳でもないようです。
パックスナチュロン オイル(ひまわりオイル100%)
ハイレックひまわりと呼ばれるひまわりの品種から取れた油を利用した無着色・無香料の整髪料です。オレイン酸という油が多くなるよう生み出された品種で、油の8割程度を占めます。
補足)ハイレックひまわり油の性質
ハイレックひまわり油は匂いがないのが特徴で、曇点(どんてん-油が固まり始める析出温度)も−6度程度と低く、日本でも暖かいエリアや室内なら固まらないのが特徴です。
日焼け止め
どんどん紫外線が強くなってくると、日焼けだけでなくて皮膚病なども気になりますよね。
ですが、安い日焼け止めを塗ると、含有している成分が皮膚に悪くないか心配になります。ですので植物を含む天然由来成分を使用したものを探しました。
植物性の日焼け止め種類
植物から抽出されたオイルやハーブエキスなどを利用した、市販されている植物性の日焼け止め商品を以下にまとめました。
ソレオ オーガニックス
ブドウ種子油や、テオブロマグランジフロルム種子脂などを利用した天然由来成分100%で作られた日焼け止めです。専用洗浄剤を使わずに石けんで落とせることからも安心できますね。
プロハーブ EMホワイトUVクリーム
プロポリスやハーブなどが入ったUVクリーム。無添加・無着色の植物性クリームです。
ヘアカラー
ヘアカラーってかっこよく・キレイにって思いでついつい若い時は使っちゃいますよね。歳をとっても白髪を隠して若々しく見せたいために使います。
ですが、使用する化学成分がかなり良くないって話はよく聞きますよね。ですが、ヘナのように自然の植物素材だけでヘアカラーはできるんです!
ヘアカラーならヘナ(植物)
自然な形で髪を染めたいならヘナなどを使うのが主流ですね。ですが、ヘナだけでなく人工色素を使った商品なども出てきています。
また、ヘナは数十種類配合したハーバルヘナなど、組み合わせて利用する必要性があります。ヘナだけだと茶色っぽい色になるだけですからね。きちんとした専門店で購入するのがオススメです。
ピアのオーガニックヘナカラー
ピアはヘナの専門店です。一貫製造なので、人工色素を使ったヘナなどの心配がなくて安心です。数十種配合したハーバルヘナ製品の他に、インディゴなどの単品もあります。色に合わせた商品があるのが便利!
口臭対策
口臭対策ができていない人って一定の頻度で歯を磨いてなかったりする人なんですよね。そういう人にはその場で対策できるスプレーや口臭対策用の歯磨き粉がおすすめ。
植物性の口臭対策製品
以下に植物性の口臭対策製品を載せておきました。いつでも対応できる小型スプレータイプの口内消臭スプレーと、口臭対策用の歯磨き粉を載せておきます。
ルブレン
有機栽培で作られた植物を利用した口臭対策スプレーがよさそうです。そのかわり一般のものより高価なので、なんでもいいって人はやめた方がよさそうです。
伝統爽快なたまめ歯磨き粉
ちょっと驚いたのがこの『なた豆歯磨き粉』。なた豆や渋柿、ドクダミなどいろいろな植物成分が入っています。ハーブの油なども入っており、名前のインパクトだけでなく、しっかり考えられた商品であることがわかります。
植物の香りを楽しむ
ほんのり植物の香りがする空間っていいですよね。そんなアロマオイルやハーブなど、植物の香りを楽しむものを以下にまとめました。
アロマオイル
家庭で気軽に植物の香りを楽しむとなるとアロマオイルが一般的ではないでしょうか? 最近では100均でもアロマオイルや楽しむための器具も販売されております。
昔はちょっとおしゃれな人がやっているイメージでしたが、だんだんと身近なものになってきてますね。そんなアロマ関係の商品を以下にまとめました。
アロマオイルを楽しむ器具
すぐに広く香りを拡散させるなら超音波式のディフューザーやアロマランプがいいです。しかし、オイルを使うため危険性を避けたいって方には『アロマストーン』や『アロマディフューザー』がオススメです。
私も最初は超音波式のディフューザーを使用していましたが、見た目のおしゃれさと安全性を考えて『アロマディフューザー』に変更しました。
アロマオイルの種類
アロマオイルは色々な種類があります。私はレモン系の香りが好きなので、ちょっとまとめたりしていますが、レモン系だけでも何種類もの香りがあります。
アロマオイルを購入する場合はやはり日本で昔から専門で販売されているお店から購入するのがオススメです。そうなると『生活の木』や『カリス成城』がいいですね。
ハーブを育てる
日常的にハーブの香りを楽しみたいなら自宅でハーブを育てるのが一番。なんといってもそのまま料理に加えたり、ハーブティーにできたりするのが魅力です!
そんな家庭で育てれるハーブの栽培道具や私が育てたハーブの体験談記事などを以下にまとめました。
ハーブの苗や道具について
ハーブの苗はできるだけ専門店で購入するのが無難です。以下にハーブ苗を販売しているショップをまとめました。
真夏の暑くて根が痛みやすい時期や、冬場で根が動かないような時期を避けて苗木を購入することがオススメです。
また、ハーブは庭や鉢に植えて栽培することもできますが、人工の証明をあてて育てたりすることもできます。そういった一般的な栽培方法や器具、そして新しい栽培方法を以下にまとめています。
ハーブ栽培体験談
私も長い間ちょっとずつハーブを栽培してきました。ですので、私が今まで栽培してきたハーブの経験や、ハーブを育てるうえでの注意点などを以下にまとめました。
庭に樹木を植える
ハーブだけでなく、庭にコニファーなど大きめの樹木を植えて森林浴気分で木の香りを楽しむのもいいですね。
樹木を植えると、シンボルツリーになったりなど観賞用にもなりますが、周囲からの目隠しや風よけにもなります。その辺の記事を以下にまとめました。
⇒庭に一本あるとおしゃれな斑入りコニファー。大きくしたくない人にもおすすめだよ!
⇒庭や畑におすすめの風除けになる木の種類|風よけ対策として庭木に使おう!
植物のインテリア
インテリアにも色々植物が使われていますよね。木のぬくもりや、花の華麗さなどを部屋に色々取り入れて、落ち着いた雰囲気の部屋にしたいものです。
花関係
花は、生花から加工されたプリザーブドフラワーなど、いろいろな形で部屋のインテリアになります。手間などを考えて一番いい形で飾りたいですね。
花を自分で加工しよう!
花を自分でドライフラワーにしたり、プリザーブドフラワーを加工したりしてインテリアにするのもおすすめです!
以下にドライフラワーの作り方や、アレンジしたプリザーブドフラワーを保存するケースについて書いた記事を載せておきますね。
多肉植物関係
このサイトでもっとも記事が多いのがおそらく多肉植物です。そんな私が多肉植物をネットで購入するならここ!っていうショップを3っつだけあげておきますね。
また、このサイトの多肉植物の記事に関しては以下のところに一覧としてまとめています。
レポスの多肉村
希少性の高い植物を探しているのであれば、まず見て欲しいのが『レポスの多肉村』です。特に斑入り品種などはなかなか見かけない品種が揃っています。その代わり高価ですけどね。
フラワーネット
次に見てもらいたいのがフラワーネットさんです。ここはほんと幅広く多肉植物を揃えてます。ネットで多肉植物を購入するならここが一番種類が多い感じがします。購入できる品種を下調べするならまずここをみるのがいいですね!
遊恵盆栽
エケベリアなどは上記2社を見ればいいと思うのですが、アガベなどの品種に関してはこちらの会社で掘り出し物が見つかったりします。私もときどき購入しています。
その他
上記のもの以外にも植物性素材を利用した製品は色々とあります。以下によく使いそうなものをいくつかまとめました。
虫除け
ダニなどは目に見えづらいため、いつのまにか気づかないうちに家の中で増えていてアレルギーの原因になってしまったりします。
かといって化学殺虫剤を家の中でまくとそれも化学物質過敏症などになる可能性もありえます。そんな時は植物由来の防ダニ剤などがおすすめです。
市販の防虫スプレー
防虫スプレーは自作もできますが、購入してしまった方が楽です。できれば植物性で、自然の素材でできたスプレーがいいですね。以下にそんな防虫スプレーをまとめました。
ママのためのシュシュッと簡単ダニスプレー
国産(青森県)のヒバの木からとれた精油を利用した防ダニスプレーです。ヒバ油はダニが嫌いな成分を豊富に含んでいるようです。
エコデパ
植物成分を使用したダニやゴキブリなどの防虫用品がそろっています。それ以外にも、安心の植物成分のみで作られた洗剤など幅広く販売されている会社です。
虫除けスプレーの自作
虫除けスプレーって意外と簡単にできます。プロの製品ほどの効果は難しいかもしれませんが、材料は以下の3点だけでできます。
・アロマオイル(忌避成分含有のもの)
・精製水
・無水エタノール
注意すべきは可燃性のエタノールを入れるため、入れすぎにちょっと注意することですね。あとは昆虫が嫌がる忌避作用をもつ成分をもつアロマオイルを使うことです。
シトラールを含むレモン系ハーブなどがオススメです。以下にレモン系のアロマオイルをまとめた記事を載せておきます。
植物性洗剤
洗剤は、自分だけでなく環境にも安心なものを使いたいですよね。洗濯で流れでる水はかなりの環境汚染になってしまいます。環境負荷が低いものを選びたいものです。
衣類の植物性洗剤
衣類を洗う植物性洗剤は自作すると、失敗したときが大変です。ですので、普段は市販されている植物性洗剤を購入したほうがいいと思います。市販のものだと以下の商品が有名ですね。
All things in Nature
100%植物由来の洗浄成分でできた洗剤『All things in Nature』。人にも自然にもやさしいのがいいですね。
衣類用洗剤の自作
家庭で衣類用の洗剤を自作しようって人もいると思います。その場合、まずは靴下など失敗しても問題にならないようなものから試すのがオススメです。
自作する場合は石鹸と重曹をベースにアロマオイルや塩などいろいろ加えるパターンがあります。以下のサイトが参考になります。
⇒手作り洗濯洗剤に挑戦!フランスのおばあちゃんの知恵袋だよ♪
⇒材料たった3つ!肌にも環境にも財布にも優しい「手作り洗濯洗剤」の作り方
生分解性プラスチック製品
植物由来成分などを含む生分解性プラスチック製品(バイオプラスチック製品)については以下のところにまとめました。全てが植物由来のものではありませんが、エコなものを集めています。
まとめ
自分の勉強もかねていろいろな植物素材利用製品などを簡単にまとめてみましたが、予想以上にいろいろな種類がありますね。
そして意外と自分でも自作できてしまいます。注意が必要ですが、作ってみるのも面白いですよ。
いろんなものを植物素材に置き換えて自然な感じの部屋に作り変えていくことができそうです。
まだまだ、いろいろな植物系の製品がありそうですので、どんどん追記していこうと思います。