バナナ系で耐寒性最強なのがバショウ(学名はMusa basjoo)。地植えでも東北地方まで育てているところがあります。
植物研究家
結論としてかなり耐寒性が高いため、温度がマイナスにならない建物内部の窓際や照明がある場所なら一年中キレイな状態で観賞用に置いておくことが可能かもしれません。
助手のハム
バショウ耐寒性を見てみよう!
10月に購入した時の斑入りバショウはこちら。大型の苗になると輸送時に葉っぱがどうしても折れてしまいますね。これで耐寒性を確認してみます。
寒さが強くなる前の12月はじめまでしっかりと成長してくれました。
しかし12月の7日になりマイナス温度になると寒さで葉っぱがやられました。寒さに強いとはいえキレイな姿を見ることができるのは11月いっぱいまでのようです。
そこから数日でこれぐらい色が変色・乾燥してしまいました。
1月初めとなるともう葉っぱは完全に枯れてしまいました。幹の部分は元気ですけどね。
2月になぜか芽が出てきました。暖冬の影響ですね。
しかし3月の寒さでかなり枯れてしまいました。
なんとか緑の部分を保ったまま4月に突入です。
5月初めになるとやっとバナナらしい姿を取り戻してくれます。
5月後半になるともうすっかり復活していますね!
バショウは5月初めから11月いっぱいまでが見ごろということがわかりました。次は7月初めの写真。
8月になると結構葉っぱが葉焼けしてしまいました。これは仕方ないですね。
7〜8月でこれぐらいの葉焼けであれば、大苗のみを地植えにすることであるていどキレイな状態をたのしめるようです。
斑入りバショウの株分け
6月までで斑入りバショウが十分増やせる大きさになったと判断して株を鉢からだしました。
植物研究家
とりあえず3つ芽をカットできたので殺菌剤を塗って少し乾かします。
鉢に植え付け様子を見ていきます。
現状一株だけ斑入りの芽が出てきたのですが他はダメでした。斑なしだったり芽が出なかったりと、なかなかキレイな斑入りでふやすのは難しいです。
ちなみに昨年度に芽をカットして増やしたものはキレイに育っています。
しかし夏の暑さで葉っぱがボロボロになってしまいました。大株になるまでは日陰で育てたほうがよさそうです。
ある程度大株になると夏場でも葉焼けが抑えられんですけどね〜。
バショウの果実は食べれる? 食べれない? どっち?
バショウの果実は食べることが可能です。しかし種が多いことと、渋み・にがみがあるためおすすめされていません。
植物研究家
部入りバショウは観賞用としての利用や、バナナとの交配に使用するのがいいと思います。
植物研究家
助手のハム
他の植物における2倍体と3倍体の交配例
・https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=4089
・https://kaken.nii.ac.jp/en/file/KAKENHI-PROJECT-18580026/18580026seika.pdf
6倍体のできかた
・https://bio-sta.jp/beginner/wheatevolution/
・https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=5080&key=&target=
非還元性配偶子の説明
・https://bio.biopapyrus.jp/botany/polyploid/polyploids.html
植物研究家
助手のハム