🍐ベビーキウイ(さるなし)の品種と栽培

一粒が小さく、つまんで食べれるベビーキウイ(ミニキウイ)。私も過去にベビーキウイやサルナシを少し栽培していました。その記憶も含めて以下にベビーキウイ情報を記載します。

ベビーキウイ(サルナシ)とは?

マタタビ科マタタビ属のつる性果樹です。つる性ですので、棚が必要となります。受粉技が必要なものもありますが、自家受粉できるタイプの品種もあります。

また、果実は樹上完熟するものとしないものがあるようです。

ベビーキウイとサルナシの違い

ベビーキウイ系統の原種のひとつがサルナシと思えばいいと思います。ベビーキウイは原種を色々交雑し、今の生食できるレベルまで作りあげてきたようです。

ベビーキウイ(サルナシ)の品種と苗

果肉が赤色などに色づく品種がありますが、それ以外に果皮も色づく品種があります。

ケンズレッド.ジュネーブ.パープルシャドウ

果皮部分的が赤くなるベビーキウイです。中身も赤紫色に着色します。や、果実が赤や紫になるタイプのベビーキウイです。受粉木必要です。

ジュネーブ

果皮が部分的に赤くなるベビーキウイです。果皮や果実は赤く着色しますが、そこまで強く着色しません。

パープルシャドウ

果皮も果実も赤く染まるタイプのベビーキウイです。

サルナシ

昔ながらの日本のサルナシです。

エメロード

果皮がつややかでキレイなグリーンをしているサルナシです。

紫香

中身が紫のサルナシ改良品種。

紫香 ミニキウイ

その他のベビーキウイ苗を探す

ベビーキウイ(サルナシ)の苗全般を検索して探す。

斑入りサルナシ

海外のベビーキウイで斑入り苗を見つけることはできませんでしたが、サルナシで斑入りの苗をキウイフルーツ同様に見つけることができました。

斑入り葉さるなし

斑入りの葉サルナシです。斑入りですが、食用系のサルナシとは違うかもしれませんね。

『斑入り』についての説明や、他の斑入り植物については以下の記事で説明しています。

⇒🌲斑入り植物の種類と育て方

ベビーキウイの果実

ベビーキウイやサルナシの果実は、一般的にキウイフルーツに比べて糖度が高めです(数%程度)。

ですので、甘い方が好きって方にはこちらのほうがいいですね。以下に収穫したミニキウイを追熟し、カットした写真を載せます。

ミニキウイのカット写真

ちっちゃいけれど、しっかりキウイフルーツと同じような断面図となっています。しっかりつぶつぶのタネもありますね。

以下は収穫時のミニキウイ果実の写真です。少し色づいてきたときに収穫しました。

ミニキウイ の収穫写真

樹上完熟タイプの品種を栽培していたため、本来収穫時期は樹上完熟させ果実にシワがよってきたぐらいの方がいいです。

ですがそこまでいくと鳥などに食べられてしまう可能性も高く、少し未熟な状態で収穫して追熟させる方が確実に食べれるんですよね。

ベビーキウイ(サルナシ)の栽培

剪定

キウイと同じと考えると、12〜2月に行うのが一般的な記載ですが、夏剪定も行ったほうがよいです。大きく伸びた徒長枝などはかなり邪魔になってきます。

あまりにも混み合ってしまわぬように、来年度の結果母子をのこしつつ邪魔な枝を剪定しましょう。特に果皮が赤色などに変わる品種においては、しっかり光を当てれるように剪定しましょう。

このときミニキウイ栽培初心者の方に注意して欲しいのは、前年度の枝をほとんどカットしてしまい果実がならなくなってしまうことです!

前年度の枝をしっかり果実がなるように一定数残すか、剪定する枝は2〜3芽でるように短くカットしていく方向で行くといいですね。

剪定などの栽培管理に使用する道具類については以下の記事でまとめています。

⇒🍋果樹の栽培管理に準備したい道具

肥料

秋の施肥のみか、さらに春先にやるかで分かれています。ですが、サルナシのような原種であれば、なるべく施肥は抑えて自然のような形で栽培したいですね。

また、土壌条件としては保水性のある土壌に植え付けるのがいいです。

→🍀家庭菜園に使用する肥料の種類

消毒

家で栽培する場合は、ベニカマイルドスプレーなどの有機栽培でも使えるタイプの消毒を使うことがおすすめです。

→🍀家庭菜園や多肉植物に使用する農薬などの防除資材

棚

つる性植物ですので棚が必要になります。農業用のパイプでもいいですが、家庭用なら木材でできたおしゃれな棚がいいですね。

しかし、サルナシやベビーキウイであれば、大きめの鉢に支柱をつける形でもなんとかなるかもしれません。

ベビーキウイ(サルナシ)の青果系製品

青果を利用している商品をまとめてみました。

さるなしジュース

さるなしジャム

ベビーキウイ(さるなし)リンク

ベビーキウイ(さるなし)の栽培に関する情報を探しまとめています。

・公益財団法人中央果実協会のサルナシ情報。栽培管理情報があります。
⇒サルナシPDF

・岐阜県森林研究所のサルナシ情報。発根率など、挿し木の情報があります。
⇒山の珍果サルナシつくり

・農研機構のサルナシ『香枠』の情報。追熟による硬度と糖度変化が参考になります。
⇒サルナシ「香粋」の糖度による収穫適期判定

・岡山県の経営的なサルナシ栽培情報。作業効率や収益性についての情報があります(農家向け)。
⇒さるなしを栽培してみませんか

・大学が行った長野県での自生しているサルナシデータ。自生株を栽培しようとしている人向け。
⇒長野県中南部に自生するサルナシ(Actinidia arguta(Sieb.et Zucc.)Planch.ex Miq.)の果実形態と収量の系統間差異

ベビーキウイ(さるなし)の農業利用

ベビーキウイのいいところは普通のキウイフルーツに比べて葉や果実が小さく枝も細いこと。

だから、横向きに一本だけ単管パイプを1.5mぐらいの高さに設置して、それを伝せるような形で栽培しても面白いと思われる。

格子状に棚を組むのは設備コストも高いけど、管理するのも大変です。

いい鋼線があれば、端だけ単管パイプで組んで、横のラインを鋼線で釣るのもいい。台風の影響が少ない非海岸線エリアならそれでいけそうだ。

サルナシであればそうやって楽な形で無農薬栽培して果実販売がよさそう。

しかし、色ずくベビーキウイに関しては果実のキレイさが武器になるため、ある程度消毒しないと難しそうです。無農薬でも育ちますが結構果皮が汚れてしまいます。

その代わり樹上完熟させて観光農園にもできるし、登録品種などでなければ苗木販売をしてもいい。いっそのこと海外の品種を契約して販売してしまうのも一つの手ですよ。

まとめ

ベビーキウイはしっかり鉢などで根域を制限して、小さく仕立てれるなら家庭用果樹として面白いですね。ただ水切れだけは注意が必要そうです。

また、さるなしもいろんな健康系商品が出ていると思ったら、意外となくて驚きました。

その他、普通サイズのキウイフルーツの栽培や品種についての記事はこちらにまとめています。

→🍐キウイフルーツの品種と栽培