ナツメの品種と栽培

ナツメって生で食べれるの知ってますか?

りんごみたいな感じでおいしいんです! これは家の庭などに栽培している人しかわからないかな。

ぜひ栽培して生の果実を食べてみて欲しいので、ナツメの品種や栽培情報などをまとめてみました。

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植物探究家の画像

斑入り植物』を愛する斑入り植物探究家。自分が好きな植物に囲まれたおしゃれな家作りを目指しています。Youtubeインスタも見てね。

ナツメとは?

クロウメモドキ科 ナツメ属の落葉果樹です。トゲがあるので注意が必要です。一本でも以下の写真のようにたっぷりと果実が結実します。

着色前のナツメ果実写真

ナツメにもいろいろな系統があり、日本で見かけるのは中国などから入ってきているシナナツメです。しかし、大粒タイプのインドナツメもあります。

植物探究家植物探究家

最近は中国の苗でも大実の品種が販売されています。

温度的に栽培が大変そうですが、面白い系統のナツメです。春の花の結実は難しく、秋の花が結実し2月ごろに収穫できるようです。カットフルーツとしてもいいですね。

ナツメの品種と苗

着色したナツメの写真

前述のシナナツメの系統が流通しているほとんどの苗と思われますが、インドナツメの苗も出回っています。

皇帝ナツメ

果重は50g程度。糖度は19~22度と結構高めです。

スーパージャイアント

果重は50~100g程度。リンゴに似た食感で糖度も18度から最高30度との情報。無理にインドナツメ育てるならこちらのほうが無難ですね。

新疆棗王(シンキョウナツメオウ)

果実は最大で110g。最大値のためスーパージャイアントと近いサイズかもしれませんね。

日本ナツメ

昔から日本で栽培されてきたナツメです。小粒です。果重さは10g程度。


ナツメの栽培

剪定

12〜2月に行うのが一般的な記載ですが、中には3月との記載のところもあります。ですが、落葉後から春芽が動き出す前にしっかり終わらせておいたほうがよさそうですね。

また、山にある杉やヒノキのように一本強い枝を伸ばして育てると、非常に木が高くなってしまいます。途中で切り返して三本程度に分岐させて育てるのが無難です。

肥料

肥料なしでもいいというところと、冬期の有機質肥料施肥のみでよいというところ、さらに春前の施肥も入れようというところがあります。

まぁ、家で少し栽培するだけであれば、少し有機質肥料を施肥しておくだけで十分だと思います。

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消毒

家で栽培する場合は、ベニカマイルドスプレーなどの有機栽培でも使えるタイプの消毒を使うことがおすすめです。

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ナツメの花

ナツメのはちっちゃくてカワイイんです!以下の写真のように葉の付け根に固まって咲くんです。

ナツメの花の写真

拡大した写真がこちらです。小ささがわかるかな? 緑色でわかりずらいけど、きちんとした花の形をしています。

ナツメの花の拡大写真

ナツメの青果系製品

青果を利用している商品をまとめてみました。

ドライナツメ

ナツメ茶

なつめチップス

なつめチップス

なつめエキス

まとめ

意外と知られてないけど、ナツメは生で食べるのがおいしいです。栽培はトゲに注意が必要です。

また、風の強い場所だと枝ごと飛ばされるので栽培が難しいです。

ですが、大玉系の品種も増えてきているので、だんだんと青果の流通量も増えていきそうな感じですね。