カシスの品種と栽培

ジャンボカシスという名前が気になって見てみると、生食できるタイプの大玉品種がネットで販売開始されていました。

カシスは寒いエリアでないと栽培は難しいと思いますが、育てられないか気になり栽培方法や品種をまとめてみました。

ジャンボカシスは温かいエリアでも対応できたら面白そうな品種ですね。台風の被害が怖いですけどね。

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カシスとは

カシスはスグリ科 スグリ属の植物です。日本では青森県が主産地となっています。

果実はアントシアニンを含みリキュールなどに利用されるなど有名ですが、葉もお茶などに利用される果樹です。

樹高は1.5〜2m程度と栽培しやすい樹高なのもいい果樹です。高温多湿に弱いとのことですが、暖かいエリアでも栽培しやすい品種がないか調査中。

カシスの育て方

カシスの育て方を以下にまとめました。育て方自体は難しいものではなさそうですね。

剪定

剪定は秋か発芽前の3月に行う。この時に登録品種でなければ穂木を取って増やすといいですね。

また、ひこばえを根付きカットして苗にするのもいいですね。

肥料

肥料は春先に一度にまとめてやるのが一般的のようです。

ですが、生食で食べる場合や、木が弱っている場合は収穫後などに与えるなど工夫したほうがいいですね。

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生食系の果実は、収穫前に肥料を多く与えると果皮が厚くなったり酸が高くなったりしてしまうイメージがあります。

消毒

家で栽培する場合は、ラズベリー同様にベニカマイルドスプレーなどの有機栽培でも使えるタイプの消毒を使うことがおすすめです。

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雨よけ

収穫が雨の時期にかぶる可能性があるため、できれば果実の腐敗を防ぐために雨よけができるといいと思います。

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また、カシスの総合的な栽培法については農業・食品産業技術総合研究機構のpdfをみると参考になります(データ量が多いので注意)。

http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/shokaju_kaitei.pdf


カシスの品種と苗

カシスの苗をいくつか紹介しておきます。個人的には最近販売されるようになった大玉系の生食可能品種が気になっています。

チタニア

ジャンボカシスとも言われる『チタニア』。果実の重さは一般品種の倍の重さ2g。

ブラックカーラントの苗

一般的な苗は楽天やアマゾンで購入可能。ですが細かな品種となると専門店で買わないと難しいですね。

日本緑産などの苗木業者さんでいい品種を探すのがおすすめです。生食用としては『オグニスタヤ』『ツェマ』といった品種があります。

http://www.ryokusan.com/cassis/index.htm

カシスの仲間

カシスはカラントの一種であり、ブラックカーラントといった名前の方が正式名称です(カシスはフランス名)。

カシスの仲間にはレッドカーラントやホワイトカーラント、そしてグズベリーがあります(グズベリーは別の区分けになる場合もあるようですが)。

カシスの青果系商品

いろいろとカシスの青果を利用した商品は販売されていますが、海外のものが多いですね。

国産冷凍カシス

カシスジュース

カシスジュース

まとめ

カシスは果実が房状になるため台風などに弱いですし、暑さにも弱いです。

ですが、生食できる品種も販売量が増えてきましたし、うまく栽培できれば収穫も楽でいい小果樹ですよね。

あと、ブルーベリーやラズベリーを一緒に植えたりすると、いろんな果実を楽しめておもしろいですね。

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