バナナの越冬方法をいろいろ説明するね(失敗例もあるよ)

バナナの越冬方法トップ画像

これまで何度もバナナの越冬に失敗してきたので、他の方が同じ失敗をしないようにいろんな種類があるバナナの越冬方法をまとめてみました。

植物研究家

ちなみにこちらは天気予報表示だとマイナス数度まで下がります。これだと地植えの場合ではドワーフナムワの小苗がなんとか越冬できるレベルです。

金葉ナムワが寒さでダメージを受けた写真5

ですので最低限の防寒が必要となるドワーフナムワ(寒さにさらによわい斑入りのもの)を基準に説明していきます。ちなみにドワーフナムワはバナナの中ではかなり寒さに強いものとなっております。

助手のハム

ちなみにマイナス数度ぐらいなら基本的にアイスクリームバナナなど強耐寒性バナナなら何もしなくても越冬できますよ。

バナナの越冬に使う材料

寒さに弱いバナナの品種を越冬させるにはいろいろと材料を準備する必要性があります。

バナナの越冬資材と方法・プチプチなどのカバー素材を使う
・耐寒性を高める薬剤を使う
・畦板などを使い土で断熱する

植物研究家

防寒材料の説明を以下にまとめていきます。

バナナに巻く防寒カバー

プチプチでバナナの幹を巻いた画像

バナナに巻く防寒用のカバーはある程度バナナと素材の間に空間ができるものがいいです。ビニールの様にピッタリくっついてしまうと寒さを防ぐ効果が薄いし、湿気がたまり水滴が凍って逆効果になりかねません。

バナナのカバー方法・ワラで巻く
・段ボールで囲む
・プチプチで囲む

などの方法がよく見かけます。ワラで巻くのが一番通気性と保温性が保てていいと思うのですが、値段がちょっと高め。

助手のハム

通気性の面からプチプチは根元を部分的に保護するぐらいの時しか使いづらいです。

植物の耐寒性を高める薬剤の利用

ファイトカルの写真

これは薬剤で植物の耐寒性を高める方法になります。ギリギリ越冬できるかどうかの品種に使うといいですよ。薬剤は以下の様な2パターンがあります。

薬剤による保護方法・浸透圧調整など内部変化による耐寒性強化
・物理的な保護による耐寒性強化

私は薬液が液体で使いやすく耐寒性を高めることができるファイトカルを使用しています。

created by Rinker
ファイトクローム(Phyto Chrome)

植物研究家

ファイトカルはトレハロースやグリシンペタインを含んで浸透圧を調整し、耐寒性を高めてくれます。

この他にシュガービート由来のグリシンペタイン(浸透圧を調整する環境ストレス耐性をもたらす物質)を主成分とする『グリーンステム』があります。ですが粉タイプのため、家庭菜園レベルの私は使い勝手のいいファイトカルを使用しています。

物理的にバナナを薬剤で包み込みたいなら『霜ガード』。ゼオライトで物理的につつみこむことにより耐寒性を高めることができます。肥料成分も入っています。(石灰硫黄合剤との混用不可)

最終的にはこの二種を数週間に一回ぐらいのペースでやることで対応できるようになると、物理的にカバーするより楽だろうなと思っています。

防寒に土を利用するための畦板

畦板で土を乗せる準備をした写真

バナナをカットし、その上から土を盛りたいときに便利なのが畦板です。これがなくてもいいですが、あるとしっかり土を乗せて寒さを防ぐことができます。

いろいろあるバナナの越冬方法

それでは上記の道具を利用してバナナを寒い冬でも越冬させる方法を見ていきましょう。

バナナの木をカバーして冬越しさせる

温室なしでバナナの木をカバーして冬越しさせるのはなかなか難しいです。ワラやプチプチなどで保温してもダメージは大きいです。

金葉ナムワが寒さでダメージを受けた写真5

プチプチでバナナの幹を巻いた画像

これ以外に薬剤で耐寒性を高める、ある程度の寒さになれた耐えた大苗を春に植え込み冬に備えるなど複合技で挑みましょう!

植物研究家

それでも寒さが強いと枯れてしまう可能性があります。また子株がはえてきたらいいやと思える方のみにおすすめできます。

バナナの木をカットし土をかぶせて越冬させる

土ってかなり保温効果が高いんです。寒さに弱い芋などをワラなどに包んで土に埋めて越冬させる方法なんてのもありますよね。

植物研究家

微生物効果で1〜2度程度温度をたかめるという炭の資材をまいてみました。

微生物を含んだ炭でバナナの根元をカバーした写真

根元だけ生き残らせたいならこれでなんとかなる可能性があります。ですがしっかりと越冬させるなら地上部をカットし、畦板でレイズドベッドのように土をもり寒さを防ぐ必要性があります。

畦板で土を乗せる準備をした写真

全てを土で行う必要性はなく、カットしたバナナの幹や上記の温度上昇効果のある炭のようなものを混ぜて保温資材とするといいですね。

助手のハム

そうすることにより、寒さに強いエリアでもバナナを越冬させることが可能になります。とても面倒ですけどね。

軒下でバナナを越冬させる

天気予報でマイナス数度ぐらいになるエリアであれば、軒下で葉っぱは枯れますが斑入りドワーフナムワバナナはしっかり越冬します。

軒下で越冬させた斑入りドワーフナムワバナナの冬明けの状況写真

幹がしっかりと生き残るため5月にはしっかりした葉っぱを展開させることができます。

軒下で越冬させた斑入りドワーフナムワバナナの5月の状況写真

大きな株を軒下に置き続けるのは難しいですが、ある程度のサイズになるまではこの方法で越冬させるのが無難です。

助手のハム

室内に入れるのは大変なのでマイナス数度ぐらいのエリアならこの方法が無難かも。

室内でバナナを越冬させる

温度がマイナスにならないぐらいの室内であれば、ドワーフナムワバナナぐらい耐寒性があるバナナは緑色を維持したまま越冬できます。

植物研究家

以下は寒くなる前に室内に取り込んだ時の写真

寒さが来る前に室内に移動したドワーフナムワバナナの写真

寒くても成長を止めてなんとか緑をたもちながら耐えています。

寒さが来る前に室内に移動したドワーフナムワバナナの写真2

春になり外に出すと成長を再開しました。しっかり越冬できたようです。

寒さが来る前に室内に移動したドワーフナムワバナナの写真3

確実に越冬させたいならダイソンの暖房機を5度設定にして置いておけばそんなにお金がかからずに越冬できますよ。

植物の冬越しや夏越しに必要な冷暖房の種類を光熱費の節約方法とともに説明するよ!

寒いエリアで温室なしの条件で確実に越冬させたいなら地上部をカットして土で防寒するか、鉢植えの状態にして室内で加温して越冬させるべきです。

バナナ越冬で注意したいポイント

バナナは基本的に冬場に花芽形成を行うようです。また花芽を形成したバナナの株は枯れてしまいます。

植物研究家

だから冬場に寒さにあって地上部が全部やられるとそのまま枯れてしまうのかも!

だから寒いエリアでは寒さがイモまで届かない様に土をかぶせる、カバーをするなどの対策をする必要性があるんですね。

助手のハム

親株が枯れても小芋ができていたらそちらが成長してくれますが、また花芽がつくまで数年かかることになります。

また小苗は格段に寒さに弱いです。ある程度のサイズに大きくなるまでは室内など確実な方法で越冬させることをおすすめします。

バナナの冬越し失敗例

ちなみにバナナの越冬に失敗すると以下のようにイモまで腐ってしまいます。これは越冬に失敗したムサアエアエの芋を掘り起こしたものです。

寒さで枯れ始めたムサ アエアエの写真5

ドワーフモンキーバナナも同様にイモまでやられています。寒さに弱い品種はイモまで完全にやられてしまいますね。

枯れたドワーフモンキーバナナの写真

ある程度耐寒性のあるブラックタニーバナナですが子株だと幹がやられ、芋の内部まで茶色くなっています。
枯れた?ブラックタニーバナナの写真

枯れた?ブラックタニーバナナの写真2

植物研究家

幹をつたい、イモまで寒さにやられたようです。復活する可能性もありますが、こうなるとかなり遅い生育になってしまうでしょう。

まとめ

バナナの越冬方法にもいろいろ種類がありますね。防寒方法はバナナの株サイズによって使い分けるといいですよ。

植物研究家

例えば小苗は室内や軒下で越冬、大株になったら春先に地植えして簡易防寒で越冬するなど。

そのたのバナナ情報は以下の記事でまとめています。

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