コンテナハウスの特徴と必要な設備や購入費用・維持費をまとめてみたよ

トランクルームの画像

いろんなマイクロハウスなどを調べたり、家の修理とかやってみた結果、将来安く住むなら1階建のコンテナハウスが有望じゃないかと思いました

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ユニットハウスもいいですが以下の記事でまとめたように耐久性とオリジナル性が弱いです。

マイクロハウスの種類を価格比較!

ポイントは家の寸法としての高さが低いこと。一軒家は進化していて住宅展示場に行くと最近の家はすごいと思いますが、管理の面から考えると高い家はデメリットが多いです。

中古物件選びの参考にもなる住宅展示場とハウスメーカーの特徴まとめ

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トランクルームによけいな荷物はあずけて、小さな家でゆっくりいろんな趣味を楽しみたいですね。

というわけで、DIYでランニングコスト(経費)も抑えれそうなコンテナハウスについて考えてみました。

コンテナハウスとユニットハウスの違い

コンテナハウスとユニットハウスの違いについて簡単にまとめました。大きな違いは構造の強さとオリジナリティが出しやすいかですね。

コンテナハウス・重量鉄骨を採用している
・保温性・防音性が高い
・オリジナリティ高い
・値段は高め
・耐用年数34年
ユニットハウス・軽量鉄骨の
・保温性・防音性が低い
・オリジナリティ低い
・値段は低め
・耐用年数は鉄骨の厚み3mm以下19年、4mm以上27年

ユニットハウスとプレハブハウスの違い

補足としてユニットハウスとプレハブハウスの違いもまとめました。ユニットハウスと違い、プレハブハウスは現地で組み立てるため建築時間がかかります。車での搬入が難しい場所や、工事などである程度広いスペースが短期間必要な場合以外は優位性がありません。

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一般的にはプレハブハウスを使用することはありませんが、とりあえず違いだけ簡単にまとめておきました。

キャンピングカーとトレーラーハウスの違い

コンテナはトレーラーハウスとしても使われます。トレーラーハウスとキャンピングカーの違いがわからなかったので以下にまとめます。

トレーラーハウス・エンジンがなく、けん引される家のこと。
・水は水道管を接続して使います。
・ワンタッチ式アタッチメントで外部電源を取り込む。
キャンピングカー・車の室内を改造したものであり、エンジンがあり自走できます。
・水は給水タンクにためて使用します。
・外部電源の取り込み、車体のメインバッテリー・サブバッテリー(走行で充電)を使用。

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どちらも基本的に住民登録はできないので他の場所で登録してね。

トレーラーハウスを住民登録したい場合は土地を所有または借りている状態にする。建築確認ができるコンテナを使用し建築確認を行うなどの必要性があります。

コンテナハウスに使用するコンテナの種類

コンテナの種類は主に3種類。ドライコンテナは普通の荷物を送るコンテナ、リーファーコンテナは冷蔵・冷凍を配送する保温性の高いコンテナ、オープントップコンテナは上部が開くコンテナになっております。

コンテナの種類・ドライコンテナ(12ft、12ft hi-cube、20ft、20ft hi-cube、40ft、40ft hi-cube)
・リーファーコンテナ(12ft、12ft hi-cube、20ft、20ft hi-cube、40ft、40ft hi-cube)
・オープントップコンテナ(20ft、40ft)

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ftは長さの単位。1ft=0.3048mになります。

リーファコンテナは保温性が高いですが、見た目が家用に使うのに難があります。一般的にコンテナハウスに使われるドライコンテナのサイズは以下になります。

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キノコ栽培などに使われるよ。
コンテナサイズの一例・12ftHCドライコンテナ 長さ3,66m、幅2,44m、高さ2,90m
・20ftHCドライコンテナ 長さ6,06m、幅2,44m、高さ2,90m
・40ftHCドライコンテナ 長さ12,19m、幅2,44m、高さ2,90m

各サイズの大きさや重量については以下のページに詳しく記載されています。

海上コンテナの種類とサイズ(寸法・規格)
新造12ft ハイキューブドライスチールコンテナ
サイズ:12ft 新品

hi-cubeは30cmほど高さが高くなっております。主にコンテナハウスに使用されるシリーズですが、警察署にて「制限外積再許可」をとらないと、道路交通法の高さ限界(〜3,800mm)があるため運搬が難しくなります。(荷台の高さは約1,100mm)

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平成16年3月22日付けで4.1mまで改善されたエリアも多いです。

車両の高さの最高限度を4.1メートルとする道路の指定及び高さ指定道路に関する標識の制定について

警察署にて「制限外積再許可」を取れば4.3mまでの荷物を運ぶことが可能になります。申請者は車両の運転者になります。

コンテナハウスのメリット

コンテナハウスのここがメリットだと思われる点をまとめてみました。

建物の高さ

家で何かあった時に一番困るのは電気と高さ。電気に関しては電気工事士とか持ってないと手が出せない。これは資格と経験がない素人が触るべきではない。

あとは高さ。これが一番大変。2階建は当然として、1階建でもかなり高くなる。高い場所の工事などは足場代などがかかるし、高い場所の修復は素人がやるのは危険性が高い。

それに比べコンテナハウスぐらいの高さだと、いろんな作業が楽にできるし安全性が違う。

ちょっと上に登る階段と、必要に応じて天井に柵をつけておけば問題なさそうだ。木造住宅のランニングコストは意外と結構な金額になる。

コンテナハウスの価格

中古コンテナであればかなり安く購入することができる。これを改造できるなら安く済ますことができる。また、出来上がったものでも中古であればそう高くはない。

塗装とサビへの耐久性

以前、自然塗料と化学塗料の種類や耐用年数についても書いたが塗装にもかなり種類がある。

『自然塗料と化学塗料の種類や耐用年数』

もともとコンテナはいい塗装をしていると思うが、継続的にいい塗装をしっかりやっていけば大丈夫だと思われる。管理や構造にもよるが40年〜100年持つとの情報がある。

耐衝撃性能は?

そもそもコンテナは外で使うものだから衝撃に強い。そして、曲がっても同じような金属を上に接着してペンキを塗ってキレイにすればいい。

強風対策

基礎をしっかりしておけば大丈夫だと思うけど、目隠しを兼ねた風よけを設置するのが無難だと思う。そうすれば基礎への固定を頑張る必要性が下がる。

色々な種類の風よけ方法

防音性の強化

そのままだと雨の音がうるさいと思われる。しかし、カーポートのような物を設置することで雨の音だけでなく、温度上昇なども軽減できると思われる。防音のための吸音ボード設置などでさらに強化可能。

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できれば単管パイプを用い、上部のみ雨の防音と遮光をかねてネットを貼るといいですね。

ダブルウォールテント、カンガルースタイルのテントに近い考え方です。サイドは風よけの樹木や暴風ネットで守るといいですね。

温度変化の緩衝

上記のようにカーポートの設置や、遮光を兼ねた『風よけ』設置などである程度抑えれると思われる。

そしてあとは遮熱塗料や防温材の設置、内部の内壁(セルロースファイバーの吹き付けや、漆喰塗りつけなど)加工をしっかりすることにより抑えることができると思われる。そこまですると普通の家より保温性が高いと思われる。

廃棄処理

廃棄処理もグラインダー使ってちょっとづつカットしていけば家の解体よりも楽だと思う。

建築許可

国土交通省のサイトを確認したほうがよさそうです。

コンテナを利用した建築物の取扱いについて

税金

固定せず車両に載せれる状態だと税金は安いようだ。トレーラーハウスのように家ではないという認識ですね(あ、トレーラーハウスも調べたくなってきた。軽トラキャンパーとかおもしろそう!)。

ただ、しっかり建築許可取れるコンテナで住宅としてすむなら税金は高いのかは知りません。

リスク

リスクはエアコンがなかったり、遮光してないと昼間はかなりの温度になりそう。また、エアコンが故障したら窓などを解放しておかないと昼間はいられないだろうなぁ。

あと、いつか本気で考えるならアーク溶接の講習ぐらいは受けておいたほうが良さそうだ。

コンテナハウスの水回り(トイレが一番問題)

コンテナハウスで一番問題となるのはトイレ。きちんとした設備を室内に作るのはお金がかかります。なのでハウスの外にバイオトイレを設置するのが無難です。

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セキュリティのために単管パイプなどで通路を作ってないと怖いですが。

バイオトイレのいいところは水を使わなくていいところ(少量使ったりもする場合もある)。下部にある生物処理層の撹拌を行うのを手作業にすれば電気も使いません。

最近は水洗式もでていますが、スペースがかなり必要なのと一人暮らしでは栄養成分切れが怖いのでちょっと手を出しにくいです。

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以下のような物置小屋をバイオトイレ置き場に利用するといいかも。

下を単管パイプを組んで車輪で移動式にすれば、もし匂いがでても配置も自由にできますしね。だけど下水道が通っていないエリアできちんと処理するなら浄化槽の設置が必要です。

浄化槽の設置/撤去費用とは?維持費や耐用年数、補助金などについて解説

ですが小さめのものなら補助金も利用すれば100万円以下でおさまる感じですね。本格的にキッチンも設置するならここまでやる必要性があります。

コンテナハウス(トレーラーハウス)で移住を簡単に

こういうどこでも移動できる形での家を持つスタイルって増えていく感じがします。税金のメリットは法改正でそのうちなくなるだろうけど。

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ITなどある程度自由な仕事が増えてきている時代なので、なんかあったら移動できる形が増えてくだろうな。

以下のようにどんどんおしゃれなコンテナハウス業者も増えてきています。

木造とちがい技術介入がすくないし、プラント運営のスキルがある程度いきる建築物なのでいつかやってみたいな。

コンテナトレーラーハウス用のシャーシ(車台)にはどんな種類があるの?

トレーラーハウス用のシャーシ(車台)はいろいろな業者さんから販売されています。コンテナハウス専用のところもあるのでそういうところのほうが安心できそうです。

CH20/CH12(コンテナ積載専用シャーシ)

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以下の動画では価格が紹介されていますが、100万以上とかなりの値段となっております。

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税金をきちんと回避できないのであれば厳しい値段ですね。

実は安くならない場合がある固定資産税

トレーラーハウスは固定資産税がかからないからお得って情報をよく見かけます。しかしそれは状況によりけりのようです。以下の動画が詳しく説明してくれています。

固定資産税が高くなるケース・土地の価格が安い(固定資産税の住宅地用軽減措置効果が薄い)。
・店舗として利用するとき(固定資産税の軽減措置が受けれない。

無理して車台をつけるより、下水が整備してあるエリアに固定して住むほうがよさそうです。

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いざとなったらクレーンで引き上げ引っ越しできるようにだけはしておこう!

また以下のようにコンテナハウスが安くないことを説明している動画もあります。金物の管理ができる人ならいいですが、できない人だと逆にリスクが高いですね。

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特に塗料や溶接などの知識は必要です。

コンテナハウスの許可申請

コンテナハウスを作るために中古のコンテナを購入すると許可申請が難しいとのこと。日本で作られた申請しやすいコンテナの方が許可には有利。

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ISOとJISの違いらしい。

無料に近い形で中古コンテナを手に入れれたらいいけど、そうでなければ国産で作れれた新品を購入する方がいいかも。

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だけど最近コンテナの価格が上昇していてかなり購入が難しくなってきています。

令和コンテナ

ホウワコンテナショップ

住めるように改造が終わってある中古コンテナを探すのも一つの手だと思います。

10m2以下の12ftコンテナでも新築なら建築確認申請が必要

10m2以下建物は建築確認申請がいらないという情報がありますが、それは増築などいくつかの条件が整ってある場合。新築は建築確認申請が必要となります。

【具体例】離れや小屋を建築する場合の建築確認申請

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例えばコンテナだと12ftコンテナなら10m2以下となり、条件があえば建築確認申請がいらなくなります。

つまり新築で建築確認申請を逃れようとするとトレーラーハウス型になりますね。

まとめ

一般的な人生で、最もかかる費用が住宅にかかる費用だろう。そこをいかに安く、そして面白くすることができるかで、生活もかなり変わってくると思われる。

植物研究家

昔は土地神話とかいうのがあったみたいだが、現在は状況に応じて住処を変える方が正しいという人の方が多いだろう。

裕福な方とかがなぜキャンピングカーで生活したりとかするのかと思ってたけど、金銭面などいろんな面でメリットがあるんだなと思った。

助手のハム

よけいな物はトランクルームや植物のあずかりサービスを利用してこういう家での生活をするのも楽しそう。

トランクルームに荷物を預けてインドアグリーンがある趣味部屋を作ろう!
植物の預かりサービスは観葉植物や植木の水やりができないときに便利だよ

コンテナハウス以外のマイクロハウスについてもこちらでまとめてます。

マイクロハウスの種類を価格比較!

追記

1番リスクになるのが高さと思ったので、コンテナハウスを考えた。しかし、木製で低い高さの住宅を作れるのであればそちらの方が無難かもしれない。

シロアリになどの耐性が高い木の種類や、加工方法などを少し調べてみようと思います。コンテナハウスやユニットハウスは道路条件などで不可能の場合もありますからね。