温湿度計の写真

室内や温室多肉植物などの観葉植物を栽培していると温度管理の重要性に気づきますよね。低温で枯れた時の切なさったらありゃしない。

だけど温度計ってどういう製品がいいかわかりずらい。そんな感じで私もどれがいいか迷ったので、これはいいなと思った温度計をまとめておきました。

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最近温度計は手抜きして安いシンプルなものしか使ってなかったんだよね。

特に冬場は最低でも植物がダメージを受けた温度を確認するために『最高最低温度計』ぐらいは購入しておくべきだったなと思う。できたら植物がダメージを受ける温度になったら警報がでるシステム付きのものがいいですね。

機械が苦手な人はアナログの『最高最低温度計』。ログ機能や一定温度を超えた時の通知まで必要な方は『eSensor』や『おんどとり』を選びましょう。

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できたら最低温度を切らないようにヒーターも設置することをおすすめします。

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斑入り植物』を愛する斑入り植物探究家。自分が好きな植物に囲まれたおしゃれな家作りを目指しています。Youtubeインスタも見てね。

植物の栽培管理に使用したい温度計の種類

温湿度計の拡大写真

植物栽培におすすめの温度計を価格別・用途別にまとめました。あまり数多くは書いていません。おすすめと思えるものだけ記載しています。

最高最低温度計ならワンタッチ式がおすすめ

最高最低温度を測れる最高最低温度計ならワンタッチで温度がリセットできるシンワ測定『温度計 D-11』がおすすめですね。

ボタンを押すだけで、最高・最低温度をリセットできるのが最高。こういうタイプだと外にも簡単に置けるから楽ですね。どれぐらい温度が上下するのかのみ確認したいときに便利。

安いデジタルロガー温度計なら『Goveeの温湿度計』

最近は温湿度が測れる安いデジタルロガーが販売されています。この価格で一定温度を超えたときの警報機能も付いているのがすごい。

気になるのは海外製(おそらく中国)だということ。だから中国にデータが飛ばないようアプリのアカウントを作らないという方もいるようです。

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アカウントを作らなくてもデータは見えます。リアルタイム管理はダメそうですが。

約60mの距離まで遠隔コントロール可能、そして温湿度計本体に20日間のデータ記録ができるのがいい。室内で安いデジタルロガーを試してみたいって方用ですね。

中間価格で多機能なデジタル温度計といえば『eSensor』

中国などの海外ブランドは嫌、だけどプロ使用のものは値段が高すぎる。そんなときにおすすめなのがリンクジャパンの『eSensor』。現在は5〜6千円ぐらいの価格となっています。

本体で表示を見ることができずスマホなどが必要ですが、温度・湿度だけでなく、明るさ・音・空気質まで測定可能。また、『eRemote』や『ePlug』などの機器を使えば他の家電との連動も可能に!

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だけどロガーとしての機能はありません。

ロガーとしての機能が欲しければ『eSensor2』。温湿度しか測定できませんが、もっと安価に購入できデータをグラフ化できます。普段の値がデジタル表示されますし、シンプルなのがいい方がこちらもいいですね。

ただしデータをCSVでダウンロードしたりできません。しかし設定温度を超えればアプリから通知はもらえるし、温湿度の確認だけであれば十分使えそうな感じです。

国産のプロ使用温度計なら『おんどとり』

昔からある国産ブランドの温度計といえば『おんどとり』。温度だけならBluetooth対応の『TR41』が1万円程度で購入できます。防水性もIP67と意外と高め。

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防水性能のIP表記は以下のページがわかりやすいです。

IP64とは?

これであればスマホでデータを吸い上げ、無償クラウドの「おんどとりWebStorage」に保存し、いろいろなソフトでデータ解析が可能。

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ちょっと難点としては専用のリチウム電池(LS14250)を使うため電池代がかかることと、湿度計がないことですね。

2万ちょいぐらいまで出せるなら『TR-72wb』がいいですね。こちらなら温度だけでなく湿度にも対応しており、一定温度を超えたときに警報を出すことも可能。しかし防水性がないので室内栽培限定となります。

そのかわり単三電池が使えるだけでなく、ACアダプタやUSBバスパワーも使えます。室内の植物栽培にはいいですね。

外で複数箇所測定するなら親機と子機を使おう

『おんどとり』を使い、野外の温室などを測定しようとするとやはり防水で警報が出るようなシステムが欲しい。そうなると親機と子機を別々に配置するやり方になります。親機は以下のようなものがいいですね。

・LANで接続する『RTR500BW』 – 無線LANで飛ばせる範囲は約150mまで(障害物により変化)。電源は必要。

・4Gデータ通信を利用する『RTR500BM』 – データ通信量はかかるが4Gを使った単三電池も利用できる。

子機は防水で温湿度が測れる『RTR503B』がいいでね。湿度測定部分は濡れるとダメなので、その部分だけぬれないようにカバーなどをしておきましょう。

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ただし親機と子機を数台そろえると10万円近くに! 高価な植物を栽培している方やプロの方向きですね。

木質でお洒落な温湿度計なら『ドリテック』

機能よりもおしゃれ優先って方には木質柄でお洒落なドリテックのアナログ温湿度計はいかがでしょうか?

私もあまり植物を置かない部屋のものはこれに交換しようかと考え中です。シンプルだけど安いしおしゃれですよね。

土壌温度計で鉢内の温度を確認しよう

寒さに弱い植物だと、鉢植えにすると根まで寒さにやられてしまうことがあります。以下の記事から見てもわかるように地中は冬でも温度が高いんですよね。

そういう時は鉢の中や土壌内部の温度を測定してどれぐらいの温度差があるのか確認することが必要。使うなら本体長さ14cmのシンワ測定『温度計 V-2』ぐらいがちょうどいいですね。

暑くなりすぎる場所に植物を置かないで!

コンクリートの上に置いた植物

外なら太陽光で高温になるものの近く(コンクリートなど)に植物の鉢を直接置くのはなるべくやめましょう。小さな鉢だと鉢の温度が上がり過ぎてしまいます。

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非接触式温度計があると表面温度がわかります。

棚などを設置しておくか、シートなどいったんワンクッション置いた状態で植物をおきましょう。葉落ちしたり先端が枯れるだけですめばいいですが、ひどい時は完全に枯れてしまいます。


まとめ

最近は外国製の安い記録式温度計が出てきました。しかし、中国製などを使用するのはちょっと不安。そういう方はちょっと高くなるけど『eSensor2』や『おんどとり』を使うといいですね。

また、空気が循環していない場所だと温度にムラができます。病気の発生にもつながるので、しっかりサーキュレーターで空気を攪拌しましょう。サーキュレーターについては以下の記事でまとめています。

【置き方に注意!】観葉植物の風通しをよくするサーキュレーターの種類と使い方

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室内栽培にはサーキュレーターや植物育成ライトを準備しておきたいものです。

また冬に室内で植物を温めるヒーターならダイソンのホットアンドクールが低温設定できて便利ですよ。

観葉植物のヒーターならダイソンがおすすめ。室内の植物を温めるのに最適だよ!

園芸専用のヒーターは価格が高く、部屋の広さをカバーできるものもなかなかないんですよね。