夜間に植物をイルミネーションにしている風景を時折見かけます。
色々調べていると『なんばパークス』のイルミネーションがキレイだと知り、ちょっと大阪まで行ってみました。
植物のイルミネーション写真を見ながら、夜間の光が植物にどんな影響を与えるか、そして注意点は何かをまとめました。
重要なのは光に影響を受けづらい植物種の選定と、光源器具の安全性だと感じました。
なんばパークスの場所
なんばパークスは大阪の難波にあります。なんば駅から歩いてすぐのところにありますので簡単に行けます。
買い物する場所が色々あるので、基本的に買い物に来る人が多い場所ですね。
なんばパークスのイルミネーション
なんばパークスのイルミネーションは植物を蛍光させているものが多いですね。近くと遠くから両方イルミネーションを撮影し、以下に写真をならべています。
あと、植物なしですが以下のメインのイルミネーションもキレイでしたよ。
旅費が気になる方のために、交通費関係の記事は以下に書いています。
⇒【安く移動する方法】花畑や植物園めぐりにかかる交通費(旅費)を節約しよう!
イルミネーションが植物に与える影響
イルミネーションはキレイなのですが、植物に悪影響を与えないかが気になります。
光による開花期の変化
光を与えることにより気になるのが開花期の変化です。短日植物や長日植物など、光が当たる時間によって花芽形成を行う植物だと開花期が狂います。
それを防ぐには花を気にしないでいいコニファーのような植物種を植えることや、花芽形成に影響を与えないような条件で光を与えることが重要ですね。
また、なばなの里のように一年草であれば翌年のことを気にせずに使えますね。
照明の波長が植物に与える影響
光があたっていても、その植物に大きな影響を与える波長でなければ大丈夫だとも思われます。
植物種によって効果がでる波長範囲は異なります。それを解明し、農業分野では栽培調整のための試験などが行われています。
例えば短日植物の菊では660nm以下の波長によって花芽抑制が抑制されることが知られており、照明による花芽形成調節が行われています。
温度による成長変化
光を当てることにより温度が上昇し、本来出る時期ではない時期に芽が出てしまうとあとで枯れてしまう可能性があります。
この点は最近LEDに光源が変わったことにより抑えられますね。LEDは赤外線がほとんど含まれておらず、光が熱をほとんどもっておりません。
ですので、光の照射による温度上昇で植物に与える影響はほとんどないでしょう。
白熱電球の場合だと、赤外線を多く含むため植物の温度を上昇させる場合がありそうです。強い光を与える時は注意が必要ですね。
照明を使うときの注意点!
専用のものであれば問題ないと思われますが、自己流で植物に照明自体を巻きつけていたりすると、照明自体の温度が上昇して植物に影響を与える危険性があります。
最近の照明はLEDで温度上昇がなく安全と思われていますが、LEDは実際には温度上昇が少ないだけで結構な温度になるものもあります。
LEDの特徴は電力を光に変換できる効率が高いだけであり、熱がまったく発生しないわけではないんですよね。
特に発光している部分が50度以上にはならなくても、プラグの部分が高温になり火事に繋がる可能性もあります。注意しましょう。
また、照明器具が合ってないものに取り付けると危険です。照明をLEDに変えるときにはどういう器具に対応しているかを確認して使用しましょう。
周りの環境も重要で、LED照明のプラグ周辺が凹んだ断熱材施工器具の場合だと熱がこもってしまい危険です。注意しましょう。
まとめ
植物をライトアップさせてイルミネーションとして楽しむのはキレイですが、植物種と照明器具をしっかり選ぶことが重要。
きちんと照明は環境に応じたものを使わないと火災などの原因になるため注意が必要ですね。
これ以外に室内で植物を栽培するためのLEDについては以下の記事で説明しています。