つる性のハーブだと『ジャスミン』が有名ですよね。育てたいけれどジャスミンって基本的に温度管理が大変。コモンジャスミンやアラビアンジャスミンは温度が5度以上必要とされています。
植物研究家
そんなハゴロモジャスミンの記録と、その他のジャスミンの種類をまとめました。
木質化して増殖するハゴロモジャスミン。ちょっと後悔してます。
ハゴロモジャスミンはジャスミンの仲間ですが、中国原産のものでアロマなどに利用されておりません。
助手のハム
しかしながら、強ければいいってものではなくどんどん増えて行くので鉢植えなどで対応した方がいいです。以下の写真のようにどんどんと増えていきます。
下の方の枝は木質化してきています。かなり強健です。他の記事で書いたように地下茎で増えるのを注意すべきハーブの一つですね。
⇒ミントやチェリーセージの地植えなら根止め(仕切り板)を設置しよう
とりあえず大きくなるのを防ぐために軽く刈り取ってみました。
しかし、どんどん増えるため今回はしっかり根元付近でカットすることにしました。これで当面は大丈夫でしょう。
ハゴロモジャスミンの花
地植えにするとちょっと大変な植物ですが、小さくて白いかわいい花はいいですね。四季咲き性があるので秋でも花が咲いたりします。
ジャスミンの種類
ジャスミンは観賞用としてよく見られる『ハゴロモシャスミン』の他に、ジャスミンティーで使われる『アラビアンジャスミン(マツリカ)』、『コモンジャスミン』などがあります。以下に記載します。
ハゴロモジャスミン
上記で記載したようにかなり強い植物です。ティーなどに利用することはできず花を鑑賞するだけに用いられます。
温度は0度付近までなら十分越冬できます。暖地であれば問題なく生育します。
アラビアンジャスミン(マツリカ)
ジャスミンティーとして使用されるジャスミンはこちらになります。間違って他の品種を使わないようにしてください。
温度は5度以上欲しいため、室内か温室に入れる必要性があります。
コモンジャスミン
香料などに使われるジャスミンです。栽培温度も5度以上欲しいし、個人的に利用するのが難しいためあまり苗木を見かけません。
温度は5度以上欲しいため、室内か温室に入れる必要性があります。
マダガスカルジャスミンはジャスミンではありません。
マダガスカルジャスミンはジャスミンの一種と思ってしまいがちですが、キョウチクトウ科の植物でありモクセイ科のジャスミンとは別物です。
助手のハム
まとめ
ジャスミンはあるとおしゃれなハーブですが、ハーブとして利用する品種は温度が5度以上必要なので栽培が難しいですね。
また、栽培が簡単で観賞用のハゴロモジャスミンは鉢植えならキレイでオススメです。しかし、地植えはやめておいたほうがよさそうです。
ジャスミンはしっかりとした環境と利用目的がある人向けの植物ですね。