とげなしで安全な斑入りアガベ『ブラックテオーサ 白覆輪 (Agave bracteosa marginata)』を購入し栽培してみました。
植物研究家
アガベのアテナータ白覆輪に比べて低温に強い品種。これなら地植えで十分越冬できると考え育て始めました。
結論は外で地植えにしても『ブラックテオーサ 白覆輪』は十分育ちました。その経過や、葉挿しなどを行った様子をまとめています。
アガベ『ブラックテオーサ』とは?
ブラックテオーサとはアガベの細葉系の品種です。それの白覆輪タイプのものを購入してみました。
葉が多くなり、クルクル巻いてくるとかなりカワイイ感じになります。あと、この品種のいいところは耐寒性が高いところですね。
斑入りなので少し弱くなっていると思いますが、斑入りでないものは−8度程度まで耐えるようです。寒さに強い多肉植物はいいですね!
また、葉裏までしっかりと斑入りなので、葉を広げるのではなくしぼった形もキレイです。なので、ちょっと試しに上で葉をまとめてみました。
だけど、その後元に戻すと太い葉はシワになってしまいました。下手に葉を曲げてはいけないですね。
多肉の太い葉はこういう時はちょっと不便かもしれません。形を固定するなら若い葉の段階で上部にまとめていった方がいいですね。
ブラックテオーサの葉挿しに挑戦!
葉挿しと地植えを行うために、植物を鉢から取り出しました。ちょっと根が少ないですね。地植えで耐えれるだろうか。
根元の拡大はこんな感じ。一番下の葉を外していきます。
今回は試しなので、1枚だけとってみました。
拡大写真を見てわかるように、薄く一部だけ本体にくっついている感じでした。
とりあえず鹿沼土に挿してみました。ちょっと発芽は難しそうな感じです。
様子を見ていましたが、黄色に変色しだめになってしまいました。温度がある時期に植物ホルモンを使用してやらないと無理がありそうですね。
ブラックテオーサを地植えにしよう!
地植えは、少しぐらい土壌改良剤を使おうかと思いましたが、とりあえずそのまま植え付けて様子を見ることにしました。
軽く植え付ける場所の周囲を掘り上げます。
ブラックテオーサを植え付けます。
水をかけながら土壌を固め終了です。遮光なしでいけるかどうかちょっと試してみようと思います。
夏になりましたが順調に育っています。斑入りで光に弱いかなと思いましたが、夏越しもなんとかなりそうな感じです。
夏を超え、そして問題なく外で冬の寒さも超えることができました。
地植えで成長を続けている『ブラックテオーサ 白覆輪』。あとはどんどん葉を増やし、丸っこい形になっていくのを待つだけですね。
『ブラックテオーサ 白覆輪』の栽培まとめ
今回は『ブラックテオーサ 白覆輪』という斑入りのアガベを外に植え付けましたが、十分日本の環境に対応できました。
アガベの野外栽培は温室の設置や波板などによる雨除けが必要となると思っていました。しかし品種を選べばなんとかなるものですね。
植物研究家