アガベ『氷山Agave Hyouzan』

アガベ『氷山(Agave victoriae reginae Hyouzan)』の苗を購入しました。ピンキーと並んで高価なアガベと言われる氷山。難しいと思いながらも栽培に挑戦してみました!

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アガベの『氷山』ってどんな品種?

氷山とは笹の雪(Agave victoriae-reginae)というアガベの白覆輪系品種です。白覆輪とは葉の外周が白くなっているものをいいます。

初期は葉が曲がった形状ですが、成長すると葉がピンとなり先端に一本針が出るような形になるようです。まぁ、条件で変わると思いますが。

トゲトゲのアガベとは違いますが、非常にキレイなアガベの品種です。

初めて購入した氷山の苗

今回購入したのはこちらの苗です。大苗は高いのでこれで精一杯です。けど、成長過程を見ながら栽培できると思えばいいんです。

アガベ『氷山Agave Hyouzan』

横から見た写真がこちら。葉裏の斑の入り方もキレイですね。

アガベ『氷山Agave Hyouzan』

上から見た写真がこちら。葉っぱごとに斑の入り方が少しづつ違っていますね。

アガベ『氷山Agave Hyouzan』


氷山の特徴を拡大して見てみよう!

葉が出ている部分の拡大写真がこちら。先端が丸くなっている葉が出ているのがわかります。

アガベ『氷山Agave Hyouzan』

横から見た写真がこちら。丸くなっている状態はこちらの方がわかりやすいですね。

アガベ『氷山Agave Hyouzan』

初期の小さな葉は、時間が経過すると枯れていくようですね。

アガベ『氷山Agave Hyouzan』

こちらの葉ももうすぐ枯れてしまうでしょう。

アガベ『氷山Agave Hyouzan』

こちらは葉裏の写真。非常にキレイに斑が入っています。

アガベ『氷山Agave Hyouzan』

一つの葉で、真下にも斑が入っているものがありました。

アガベ『氷山Agave Hyouzan』

上部からみると斑は入っていません。こういうパターンもあるんですね!

アガベ『氷山Agave Hyouzan』

氷山の栽培経過観察

氷山は夕日が当たらない場所に置いて、生育は遅いが順調に育っていました。しかし、台風が来て数日間明るい室内で保存した後、外に戻していたら一部の葉に枯れが来ていました。

葉が枯れ始めた氷山

不安になり、消毒をして置いておいたところ、腐りは止まり無事生育していました。できるだけ室内に置いておくのはやめておくか、短期間でもきちんとサーキュレーターなどを回しておくべきでした。

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葉の枯れが止まった氷山

氷山など高価な品種は枯れてしまうと非常に痛いですね。きちんと管理して枯れを防ぎたいと思います。

そして夏がすぎ10月となりました。少しづつ成長はしているものの、予想以上に成長が遅いです。培養土を入れ替えて、様子をみてみようと思っています。

氷山の植え替え作業

氷山の生育が悪かったため植え替えることにしました。購入した状態から一度も植え替えてなかったんですよね。鉢から出すと以下のような感じでした。細かな長い根が多いですね。

アガベ『氷山』を鉢から取り出した写真

根元の拡大写真です。根はそれなりの太さがありますが、あまり太い根ではありません。細く長い根を伸ばして行く感じなのですね。

アガベ『氷山』の根拡大写真

鉢を一回り大きな鉢に変え、硬質鹿沼土とゴールデン粒状培養土の組み合わせで栽培することにしました。最近はこの組み合わせがお気に入りです。

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新しい培養土を入れた鉢にアガベの氷山を入れた写真がこちらです。上から見た感じですが、これなら1年ぐらいは十分持ちそうです。希望としては1年持たないぐらいぐんぐん大きくなってほしいけどね。

上から見たアガベ『氷山』の写真

斜めから植え替えた氷山を見た写真がこちら。これぐらいの角度で見るのが好きだな。どんどんこのまま大きくなってほしいものです。

斜めから見たアガベ『氷山』の写真

成長中の『氷山』の動画を撮影。いつの間にか斑の入り方も安定し、葉も全体方向に向かって出るようになっていました。

氷山の子株発生とその後の成長

アガベは葉挿しで増やすことが難しい。だから高価な氷山は葉挿しをせずに子株が出るのを待っていました。そうしたら意外と早い段階で子株が出てきました。

氷山の子株写真

葉挿しで増やすのは難しいけど、意外と氷山は子株で増やすのは簡単なのかもしれませんね。

子株の成長のために少し土を減らし、成長しやすくしていたらもう一つ子株が出てきました! 氷山は子株を作りやすい品種のようです。

子株が成長したアガベ『氷山』の写真

子株が成長したアガベ『氷山』の写真2

氷山の株分けをやってみた

アガベ『氷山』の子株が以下の動画のようにかなり大きくなってきました。あ、最近は写真を枚数撮るのが面倒でYoutubeで記録を残すことが多くなってきてます。

というわけで株分けを行うことにしました。鉢から氷山を出すと以下のような感じ。しっかりとした苗に育っていました。

子株を取り外すのに刃物が必要かと思いましたが、手で引っ張るだけで簡単にとれました。ある程度大きくなると自然と親株から離れるようですね。

子株を別の鉢に植え替えて株分けは終了。現在も無事に育っています。育つ速度は遅いけど、株分けは簡単でした。

アガベ『氷山』はなぜ高い?

アガベって結構高い値段しますよね。その中でも氷山やピンキーと呼ばれる品種はかなりの高値となっています。その理由は希少性だけでなく成長の遅さがあります。

私も氷山の子株が出るまで何年も待ちましたが、さらに子株ができて取り外すまで1年待ちました。一般的な販売されている大きさまではさらに数年かかるでしょう。

植物探究家植物探究家

これで経済栽培してたら価格が安くては成り立ちません。

輸入苗はある程度安価の場合もありますが、たいてい根っこが死んでいます。ですので普通の苗に比べて1年は無駄になりますし、下手をすれば枯れてしまいます。値段が高い理由が育てるとよくわかります。

アガベ『氷山』の栽培まとめ

意外と子株ができやすかった高価な斑入りアガベ『氷山』。成長は遅いですが観賞用ならこれぐらいの速度のほうがいいですね。

これからも大事に育てて大きくしていきたいなと思います。その他のアガベの斑入り品種に関しては以下のところにまとめています。

雨避けで育てたいアガベの斑入り品種