
屋根の修理や小屋の雨避けなどを作るにはどんな物が必要で、どのような作り方なのかを調べてみようと思いました。けど、さすがに全てを一気に把握することは難しいのです。
ですので、まずは屋根に使う波板の種類とピッチ(山と山の間隔)から調べてまとめました。
アガベのような多肉植物を雨避け栽培するのに、屋根かけ作りできると便利です。
また、無理に『DIY』にこだわらず本格的な家の屋根などの修理についてはプロの業者さんにまかせましょう。
色々ある波板の種類
単に波板といっても素材の違いやピッチの違いなどでいろんな種類に分かれます。まずはいろいろある種類とピッチがどれぐらいなのかを調べていきたいと思います。
金物系波板(丸波)
半透明の板のほうがよさそうですが、部分的に強めの遮光をしたい場合にはこちらもいいです。
一般的なトタンと、最近増えてきているガルバニウム鋼板がホームセンターなどでも置かれています。ペンキ塗りや素材の扱いづらさからDIYにはトタンのほうが良いと思います。
しかし、ガルバリウム鋼板は知識と技術がいるが太陽光の反射率が亜鉛鉄板と比較して大きく、室内への熱放射が少ないとの情報があります。
用途に応じて選ぶといいと思います。
丸波トタン
トタンは軟鋼板に亜鉛でメッキ加工したものをいいます。ホームセンターなどで簡単に手に入りやすく、加工も他の金属製素材より簡単です。
ガルバニウム鋼板
ガルバニウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛の合金でメッキ加工された鋼板です。アルミニウムと亜鉛の濃淡があり、それにより両者の耐食性などのメリットが生かされます。それにより長期サビない素材となっています。
プラ系・ポリカ波板
全体を囲むのであれば半透明の塩ビ板やポリカ板がいいです。塩ビ板は安いが劣化による破損が気になります。
耐用年数は塩ビ<ガラス塩ビ<ポリカの順です。
少し高くなりますがガラスネット入りの塩ビ板や、ポリカ板を購入するほうをオススメです。なお、ポリカは紫外線をほぼ通しません。
植物種により着色や徒長など影響を受ける場合があるので注意が必要です。まぁ、屋根かけだけなら反射光などで十分補える可能性があります。
塩ビ波板
硬質の塩化ビニールで作られた波板です。劣化しやすいですが、安さが魅力です。
ガラスネット入り塩ビ波板
塩化ビニールの波板にガラス繊維を入れて強化した波板です。ポリカではUVを通さず植物栽培などで不具合が出る場合にはこちらを使用するのがいいです。
ポリカーボネート樹脂波板
硬く丈夫なのところがいい点ですが、UVをほとんど通過させません。ですので、植物をポリカで囲むと生育不良となってしまいます。ですが、UVでの劣化を抑えたい物を保存するのには適しています。
ピッチ(間隔)の種類
波板の山と山の間隔(ピッチ)もいくつかパターンがあります。合わないピッチの物を買ってきてつなぎに失敗しないように、前もって調べておく必要性があります。
鉄板小波
山と山の間の間が32mm。32波とも言われる。
スレート小波
山と山の間の間が63mm。63波(中波)とも言われる。
鉄板大波
山と山の間の間が76mm。72波とも言われる。
スレート大波
山と山の間の間が130mm。130波とも言われる。
波板の止め方
現在はインパクトドラバーでビス止めしていくのが一般的のようですね。
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ですが、家庭でちょっとDIYで直すのであれば釘を使うのが一般的ですね。以下に釘の種類などをまとめています。
まとめ
金属系なら色ぬりができる普通のトタンのほうがDIYによさそうですね。いろんな色を塗って楽しめそうです。また、熱を抑えたいなら『遮熱塗料』などを使ったりしても面白いかもしれません。
プラ系で覆うなら紫外線を通す塩ビ系がいいですが、屋根掛けだけであれば反射光も入るので耐久力の高いポリカのほうがいいかもしれません。
また、大事な植物を守る防風壁としても利用できそうです。その他の風よけはこちらでまとめています。